ばけばけの相関図!今週の「怖かった」場面やちょっと気になる方言 【連続テレビ小説】

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第1週「ブシムスメ、ウラメシ」そげなこと… 

ウラメシ 文明開化

物語の始まりは、おトキが“ヘブン”に「耳なし芳一」の怪談を語って聞かせる場面。ヘブンというのは史実でいうラフカディオ・ハーン(小泉八雲)がモデルね。

彼が『怪談』に収めたことで、この話は日本だけでなく世界中に知られるようになったの。

因みに耳なし芳一のあらすじはこんな感じ。『舞台は平家物語ゆかりの地、下関(赤間ヶ関)。盲目の琵琶法師・芳一は琵琶の弾き語りが非常に上手で、特に「平家物語」を語ると人々を感動させる力を持っていました。

ある晩、芳一のもとに立派な武士が現れ、「ご主人様がお前の琵琶を聴きたいといっている」と言います。武士に連れられて行った先で芳一は、目の前にいる大勢の貴人たちに向かって「壇ノ浦の戦い」のくだりを語り聞かせます。

彼らは涙を流して聞き入るので、芳一は毎晩呼ばれては演奏するようになりました。

しかし実はその相手は、この世に未練を残してさまよっていた平家一門の亡霊たちだったのです。和尚に心配された芳一は、経文(般若心経など)を全身に書き付けられ、姿を消す護符のように身を守ります。

ところが和尚は耳にだけお経を書くのを忘れてしまいました。その夜、亡霊たちは芳一の姿を見つけられず、耳だけが宙に浮いているように見えたため、証拠として耳をむしり取ってしまいます。こうして芳一は両耳を失います。

その後、芳一は「耳なし芳一」と呼ばれるようになり、逆にその名声が広がり、多くの人々に知られる存在となったのです。』

でも、おトキがこれからドラマとして語る怪談話は実体験(という設定?)。舞台は明治8年。刀の時代から商いの時代へ。武士の世を終わらせた新政府や町人を恨むような丑の刻参りが描かれる。まさに当時のウラメシやよね。

藁人形の呪いなんて、今ではまず目にしない儀式。そこに薩長や商人、さらには黒船のペリーまで対象に含められていているんだけど、とても個人的な呪いの儀式に、なんだか世界的規模にまたがる呪いや、それがまた開国間もない日本というギャップがなんだかおもしろくも感じるわ。

トキの家の食卓に並ぶ蜆のお吸い物。まさに松江・山陰らしい朝の風景。つつましやかよね。武士の時代は終わったんだから、いつまでも武士でい続けたんでは食事もままならなくなるわよね。

でも、まあ、一応はのんびりした時間だったんだけど、それももつかの間。学校ではおトキがいきなり責められる。それも子供同士だけでなく、先生まで攻め込んでくるんだから。

父親が働かないからって…「父はただ、理不尽な時代の流れに立ち尽くしているだけ」って、おトキのお母さんフミは言うんだけど、ほんとその通りだと思うわ。必ずまた歩き出すはずよね。

因みにママにとっては随所に飛び出す方言も別な意味で心揺さぶってくるの。「そげなこと=そんなこと」「〜しちょる=してる」「あげな=あんな」。山陰の風土を思い出させる響きに、ママも育った頃を思い出すわ。「ごしなさい」なんて、きっと今はめったに聞かれないかもね。

それにしても何なのかな、あの学校。言葉を選ぶなんて配慮、なかったとは言わないけど、今とは全然違うんでしょうね。先生に「この先のたれ死なんように何になる?」と問われたサワは「学校の先生」と答える。

場面変わるけど、呼応するように無職の父・司之介は「シジミ汁になりたい」と(笑)。おトキがシジミ汁をすすって「あ〜」と声を漏らすと「武士の子がそんなこと言うな」と叱られるけれど、「あ〜」って出ちゃうのよね(笑)。

そして「あげな父上が戻りました〜」と父が帰宅。「どげな」父親?って改めてこの親父さんの行動を振り返るんだけど、あの狂気の藁人形だって、学友に見られなければ、一夜の余興だったってことにできるかもしれないわね。あげなおやじだもの。

でも、ここで雨清水傳おじさんとの関係性は気になるわよね。司之介は様付けで呼んでいたから、時にとって親戚と呼ぶ距離感ではなくて、司之介自身にとっても「親戚」としか呼べないくらいの距離があったのかもしれないわね。

おトキが憧れる存在として描かれ、物語の今後をにおわせているわね。

さて、今後も怖い話が続々続くのかと期待するんだけど、第2話では傳おじさんの散切り頭も、お父さんが急にうさぎを持ち帰るのも、ある意味唐突で「怖かった」エビソードよね。なんか変化の速さってやっぱり怖い。それに司之介が言う「理不尽極まりない時代」。そこからどう一歩を踏み出すのか。時代に翻弄されながらも次へ進むことこそ、人に語り継がれる“怖さ”につながるのかもしれないわ。

うさぎ!?

いや、怖すぎる。うさぎ商法?司之介は、金成初右衛門からうさぎ販売で成り上がる指南を受けてしまったようなの。トキが戻ってくるまで妻のフミにも商材の姿を明かさない。なんか、絶対失敗するやんって、視聴者の心をチクチクつきまくってくる感じ。もうお願いだから、一時の舞い上がるような幸せな情景など見せないで!!って、心の中で願うんだけど、その願いもむなしくでてくるのがお化けというものなんでしょうね。来るぞ来るぞ。。。と思って、心備えてても、ほんとに怖い。

因みにこの金成さんって、どんな繋がり?って、ママレベルが探してみても、全然見つからない。演じてる田中さんがなんか発信されてないかな?って見るんだけど、ちょろり出演していますって。ご謙遜なのか、うーーーん、ほんとにちょろりなのか。この先のお楽しみということで。

だって、展開自体はホント怪しくて、なんやこいつは!って感じなんだけど、お顔立ちは悪には見えないのよね。まだ今日のところは、このお方がどのような素性の方でどうなっていくのか、わからないんだけど、でも、なんとかリカバリーして、いい感じの展開を見せてほしいわ。

でも、司之介さんは最初紹介する時に言っていたのよね。城勤めの時の知り合いで..って。だから、全く知らない人という訳でもないし、もしかしたら、まっとうな仕事として、ちゃんと成り上がった可能性だって無きにしも非ずよね。

だって、もしかしたら金成さん、こんなことになってしまったのは、もしかしたら司之介の藁人形の呪いのせいかもしれないじゃない(笑)

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