ジェニファーやジョージ役が変更された理由は?マーティー役もキャスト交代していた?【バック・トゥ・ザ・フューチャー】

この記事はネタバレを含みますので、映画を未視聴の方は特にご注意ください

1985年に公開された名作映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。先日、家族でNETFLIXでPART1, PART2連続視聴してた時、「マーティの彼女代わってる!」っていうもんですから、調べてみると、確かに変わってるんですね。 何十年、何度も見てきて、今頃知るとは。。

検索ワードも”バックトゥザフューチャー”とセットで、マーティ、ジェニファー、ジョージやタネンなど検索されていますから、多くの方が、「あれ、変わった?」とチェックかけられていたのかもしれません。

遅まきながら、バックトゥザフューチャーのキャスト変更について調べてみると、知らないことが出るわ出るわで、以下にまとめてみました。

目次

ジェニファーの顔が変わった?

管理人目線だと、言われて改めて見直しても、「替わった?」って、今一つピンとこないほどに、雰囲気は同じように感じてしまったんですよね。。なさけないことに。

ジェニファーの顔が変わった気がするけど、どうして?

実はキャストが交代したんだよ!

でも、調べてみると、マーティーの恋人ジェニファー役は、1作目ではクローディア・ウェルズが演じ、しかし、続編となる『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』では、エリザベス・シューに交代しているとあります。

こちらが1作目に出演のクローディア・ウェルズさんです。

自分の目がどれほど節穴で、大雑把にしか目の前のことを見ていないかと思い知らされますね。私はどうやら、ゴージャスにウェーブした豊かな髪の毛マイケルと向き合うとぶつかりそうな鼻の高さに目を奪われてていたようです(>_<)。


かわって、こちら(下)はエリザベス・シューさんゴージャスで豊かな髪の具合と、やはりこちらもマイケル同様に高く整った鼻筋

でも、二人をよーく観比べてみると、確かに全然違うお顔立ちなんですけど、こと、このBack to the futureの中でのジェニファーに関して言えば、お二人ともとても似てると感じてしまうんですよね。

クローディアさんは、比較的丸みを帯びた顔立ちに、目も丸みのある穏やかな印象を受けます。エリザベスさんはどちらかと言えばシャープなフェイスラインに、目もアーモンド形というんでしょうか、管理人的には少しクールな印象を受けます。

同じように感じてしまうのは、二人がもっておられるいわゆるオーラのようなものが、等しく輝いているということかも。因みに、二人とも、SNSでは今も元気に輝き続けておられる様子がうかがい知れます。

でも、なぜ変わってしまったんでしょう?

キャスト交代の理由

クローディア・ウェルズが降板した理由は、彼女の母親が重病を患っていたため女優業を一時的に休業せざるを得なかったことでした。そのため、急遽エリザベス・シューが2作目以降のジェニファー役を務めることになりました。

項目クローディア・ウェルズエリザベス・シュー
出演作品『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989年)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990年)
当時の年齢約18歳(1966年生まれ)約25歳(1963年生まれ)
キャスト交代の理由母親の病気(ガンの診断)により、女優業を一時休止クローディア降板後、新たにキャスティングされる

クローディアさんにとっては、とても大変な時期だったのですね。その決断はご家族や仕事の両方を考えると、とても大変な事だったと思うのですけど、でも、今、クローディアさんとエリザベスさんがともにこの作品のことを愛しておられる、それぞれのファンもBTTFを愛してくれる状況になっていると思うと、とても勇気のある良い決断をされたのかなと感じますね。

その後のクローディア・ウェルズの活躍

クローディア・ウェルズさんは映画業界から一時的に離れましたが、1990年代後半に再び俳優活動を再開されています。現在は下のSNSにあるようにファンイベントなどに参加し、作品への愛情をずっとずっと大切にされているのを感じますね。

そして、エリザベス・シューさんも今もバリバリでスターのオーラ全開のご様子です。

彼女、1995年の『リービング・ラスベガス』ではアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど、演技力の高さがバックトゥザフューチャー以降も高評価を得ています。

甘い青春ものに限らない幅広い演技で着そうな雰囲気は、画像からも伝わってきますよね。

ジョージ・マクフライ役はなぜ変わった

マーティのお父さんも変わってる!?どういうこと?

契約問題で俳優が交代したんだ。ちょっと複雑な事情があってね。

マーティーの父、ジョージ・マクフライ役は1作目ではクリスピン・グローヴァーが演じましたが、2作目ではジェフリー・ワイスマンに交代しました。

キャスト交代の理由

クリスピン・グローヴァーは続編出演に関して出演料など契約面で折り合いがつかず、残念ながら降板といわれているようです。結果として、続編では特殊メイクと既存の映像を利用して彼の不在を補う形となったと報じられています。

でも、あれだけの規模の映画でしかも超メインキャストなわけで、出演料は役者さんが満足いくレベルで提示してもらえなかったものかなあと、個人的には少し残念な思いです( ;∀;)
(追加:出演料などPart2に向けた契約内容については、関係者の間でも複数の異なる情報が発信されているように報じられており、相互の誤認識があったのか、事実がなんだったのかなど明確にはなっていないように思われます)

Part2で描かれた、Part1でのダンスシーンあたりが一番ジョージの露出が多いと思うんですけど、私にはどう見ても、Part1と同一人物としか思えないんですよねえ。特殊メイクということですから、素人の私の目などで見抜けようもないんでしょうけども、全くわからないレベルの見事な出来栄え。
(追加:別の複数情報から確認したところ、どうやらPart2のダンスシーンはPart1の映像を引用しており、特殊メイクはPart2の逆さに吊り下げられたジョージ役に施されている可能性が高そうです)

クリスピン・グローヴァーのその後

クリスピン・グローヴァーは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』降板後も、俳優としてのキャリアをもちろん継続します。『チャーリーズ・エンジェル』シリーズや『アリス・イン・ワンダーランド』などに出演し、BTTFでの存在感とはまるで違う雰囲気を醸し出しています。

あの雰囲気、唯一無二なように思うんですよね。どことなく甘ったるく、でも、何となく少し狂気も感じさせることができるあの雰囲気。やっぱり、BTTF Part2以降でも見たかったなあ。出演していたら、シーンの構成とか少し違うものになっていたかもしれないですよね。

因みに、こちらは昨年アップデートされたSNSですが、バックトゥザフューチャーのジョージ役から40年近くたとうとしているというのに、お顔からの雰囲気は当時のままを思わせるお若さに驚き。

それにしても、Part1でのジョージの性格、人とぶつかることは嫌なんだけど、でも、何とか対等に渡り合っている風にはふるまいたい。なんだか自分自身を見ているようで、歯がゆくもあり、でもそれだけに、とても惹きつけられるものがありました。

まだまだ、もっともっと、ご活躍を見続けたい俳優さんの一人です。

実はマーティ役もキャスト変更されていた?

実は最初、マーティー役は別の俳優が演じていたんだ。

えっ、本当に!?それは驚きだよ!

実は、最初にマーティー・マクフライ役にキャスティングされたのはエリック・ストルツでした。しかし、撮影が数週間進んだ後、急遽マイケル・J・フォックスに交代することになりました。

項目エリック・ストルツマイケル・J・フォックス
キャスティングの経緯当初マイケルが第一候補だったが、スケジュールの都合で出演が難しく、代わりにキャスティングされたエリックが撮影を進めるも、演技の方向性が合わず、6週間後に交代
撮影期間1984年末〜約6週間撮影1985年1月以降、本格的に撮影開始
演技の方向性シリアスでドラマチックな演技が多く、コメディ要素が少なかった軽快でコミカルな演技が作品のトーンにマッチ
キャスト変更の影響既に撮影していたシーンの多くが再撮影となった撮影スケジュールが厳しく、昼は『ファミリー・タイズ』、夜は『BTTF』の撮影という過密スケジュールに
共演者の反応クリストファー・ロイド(ドク役)も「キャスト変更後うまくいくか不安だった」と発言しかし変更後、マイケルの演技により作品の雰囲気が一変し、成功に繋がる

ネット情報を色々見ていきますと、さらに複雑で、そもそもは、マイケルをキャスティングしたかったけど、スケジューリング他折り合いつかず、エリックになっていたという情報も見えますね。

エメット・ブラウン博士(通称ドク)を演じたクリストファー・ロイドさんも、後のインタビューで「キャスト変更後」うまく演じることができるか不安を感じていたといいますから、とても複雑で微妙な空気が漂ったのかもしれません。

でも後に、その心配は全く不要だったといわれていますから、おそらくそれは、マイケルの気持ちがみんなに寄り添っていたからなのかなと思ったりします。

その証拠に、ほんとにうれしいのですけど、エリックとマイケルは、その後も親交をもっているといわれています。こういった話は、ファンならずともほんとにうれしいことですよね。そういったごたごたも、二人の関係の前には、なかったことのようになってしまうのですね。

キャスト変更の背景

因みに、エリック・ストルツの演技は誰もが認めるとても素晴らしいものだったそうです。唯一の理由としてささやかれているのは「コメディ」の雰囲気も欲しかったのだとか。そのあたりが、製作者が求めていたものと、少しばかり乖離があったように伝えられています。

確かに、冒頭からドクがテロリストに襲われたり、描きようによっては重い感じが出てしまうかもしれませんよね。

これまでずっとマイケル・J・フォックスのバックトゥザフューチャーを見てきて、その軽妙さが当たり前になっていましたが、別の方が演じると、そのマイケルならではの軽妙さというのは出てこなかったかもしれませんね。

しかし映画のキャスティングというのはホントに難しそう。初恋の相手とのデートプランを妄想し続けていたのに、その人との恋は実らず、別の方に改めて恋したつもりになっていたのに、いざ付き合ってみると、それまでに抱いていた初恋のイメージと一致しない。。次の相手の方にはほんとに申し訳ないんだけど、この感情だけはどうしようもない。。そんなかんじだったのでしょうか。

エリック・ストルツのその後

エリック・ストルツはその後も映画やテレビドラマで活躍し、『パルプ・フィクション』などの話題作にも出演。また、監督としても活動し、業界内でのキャリアを築きました。

ビフ・タネンのキャストに変更はあったのか?

ビフは変わらなかったんだよね?

そうだ!彼は全シリーズ通して同じ俳優が演じているんだよ。

ビフ・タネン役のキャストは全作を通してトーマス・F・ウィルソンが演じました。そのため、ビフの役に関しては交代はありませんでした。しかし、異なる年代のビフ(若年期や老年期)を演じ分けるために、特殊メイクや演技スタイルの調整が行われたようです。

管理人の乏しい観察眼からは、別人?のように思えました。特に、あのパワフルな1955年のビフから一転、老人のビフでは、見事にそのパワーが枯れはて。。すごい演技力に驚かされます。

ビフ・タネンが演じた役一覧

役柄出演作品特徴
若いビフ・タネン『バック・トゥ・ザ・フューチャー』1955年の高校生。マーティーと衝突する典型的ないじめっ子。
現代のビフ・タネン『バック・トゥ・ザ・フューチャー』1985年のガレージ経営者。ジョージ・マクフライに怯える中年男。
未来のビフ・タネン『PART2』2015年の老人。過去の自分にスポーツ年鑑を渡し、運命を変えようとする。
改変された1985のビフ『 PART2』スポーツ年鑑の影響で成り上がった億万長者で、暴君のように振る舞う。
若いビフ・タネン『 PART2』1955年の高校生。未来の自分に出会い、過去の出来事が絡み合う。
マッド・ドッグ・タネン『PART3』1885年の無法者。西部開拓時代の悪党で、マーティーと決闘する。

その他の映画におけるキャスト変更事例

キャスト変更は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に限らず、映画業界では珍しくないようですね。以下は、特に有名なキャスト変更事例です。

  • 『アイアンマン』シリーズのローディ役
    • 1作目ではテレンス・ハワードが演じたが、2作目以降はドン・チードルに交代。
    • ギャラ交渉の問題が原因。
  • 『ハリー・ポッター』シリーズのダンブルドア役
    • 初代リチャード・ハリスが亡くなったため、3作目以降はマイケル・ガンボンに交代。
  • 『バットマン』シリーズのレイチェル役
    • 『バットマン ビギンズ』ではケイティ・ホームズが演じたが、『ダークナイト』ではマギー・ギレンホールに交代。
    • ケイティ・ホームズが別の作品への出演を優先したため。

まとめ

  • ジェニファー役はクローディア・ウェルズの家庭の事情により、エリザベス・シューに交代。
  • ジョージ・マクフライ役はクリスピン・グローヴァーが契約問題で降板し、ジェフリー・ワイスマンが代役。
  • マーティー役はエリック・ストルツからマイケル・J・フォックスに交代。理由は演技スタイルの違い。
  • ビフ・タネン役はトーマス・F・ウィルソンが全作を通して演じ、交代はなし。
  • 他の映画でもキャスト変更は珍しくなく、契約や俳優の都合など多様な要因が影響。

キャスト変更は時に作品の印象を大きく左右しますが、結果として成功するケースもあると聞きます。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のキャスト変更は、最終的にシリーズの成功につながる選択となったと言えると管理人は感じました。

今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございます。

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