名探偵コナン エピソード”ONE” 小さくなった名探偵の相関図!まさみとは誰?あの日あの時、もしあれがなかったら

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この記事は冒頭からネタバレ情報やあらすじを含みます。シリーズの他の作品含め、未視聴の方は特にご注意ください

エピソードONEは、コナン君が小さくなったいきさつを描いた特別編。

エピソードZEROと地続きになっている部分があって、ONEだけを見た人には少し伝わりづらかったところもあったかもしれません。

ということで、ONE視聴にあたって、ママが事前にざっと確認した前日譚の情報も含めて、いつものように人物相関にフォーカスしながらまとめてみました。

ただね、小さくなった経緯をあらためて丁寧に見せられてしまうと、なんだか切なく感じてしまう場面が多くて、今回は物語が込めた意図を少し逸脱して、ママの偏向した思いや解釈ばかりを書いてしまった気もしています。

でも、そういう視点で見るONEもなかなか味わい深かったり…というのは独りよがりかな

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目次

相関図①|あの日あの時、もしあれがなかったら――エピソードZEROで描かれた分岐点(工藤新一水族館事件)

エピソードONEで描かれる「小さくなってしまった名探偵」。

各話のオープニングでも毎回のように、新一が黒ずくめの男たちに薬を飲まされて小さくなった、という経緯は簡潔に説明されるし、初回視聴の段階では、そこで強く感情を動かされることはなかった。

でも、エピソードZEROとして描かれた「工藤新一水族館事件」を知ってしまうと、この“当たり前”は、もう同じ温度では見られなくなってしまう。

このエピソードの舞台は米花水族館。

新一がここを訪れた理由、蘭にとって建前は別居中の毛利小五郎妃英理を再会させ、関係を修復できないかと考えた末の「下見」だった。

蘭は両親の関係を気にかけ、新一もまた、その気持ちを理解して行動しているのよね。思いやりよね。

二人の関係は表面的にも内面的にもとっても近い。

蘭にとっては、新一との実質デート実行のいい口実だったのよね。

ところが、蘭が新一を自分のところに引き留めて置ける時間は、水族館内で起きた殺人事件によって一変する。

新一は、事件に遭遇すると、蘭のことをほったらかしになりがち。

新一は人だかりの中で異変を察知し、警察よりも早く遺体にたどり着く。

被害者は刃物で刺され、さらにスタンガンを使われた痕跡もあり、凶器はコンビニ袋に隠されていた。

事件としては決して単純ではないが、新一は状況や証言を整理し、捜査の中心へと自然に入り込んでいく。

いつもながら見る側の気持ちを揺さぶるのは、事件のトリック以上に、新一の「立ち位置」の変化なのよね。

新一は立ち入り線の内側で警察や関係者とやり取りし、推理を進めていく。

一方で蘭は、その外側に立ち、成り行きを見守るしかない。

同じ空間にいながら、立っている世界が少しずつずれていく感覚。

この構図は、この水族館事件の中でもいつもと同様に描かれる。

新一は事件を追えば追うほど前へ出ていく。

その背中を、蘭は後ろから見つめる形になる。

声をかけようとしても、新一の意識は事件に向かっていて、二人のつながりは途切れがちになる。

この「隣にいたはずなのに、いつの間にか後ろに回っている」感覚は、将来的にはどうなるんだろ?

いつかは蘭が満足でおきる状態になれるのかしらって、ちょっとやきもきさせられるのよね。

新一が探偵として成長していくほど、蘭がなんだか取り残される感じが強まるような気がして。

事件自体は新一の推理によって解決に向かう。

でも、その過程で起きたほんの些細な出来事が、次の運命を呼び込んでしまう。

新一を追って移動した際、蘭の携帯電話が溝に落ちてしまうのよね。

新一は、埋め合わせとして、蘭をオリエンタルランドへ連れていく約束をする。

この約束が、結果的に新一を黒ずくめの一団と遭遇させ、小さくなってしまう“あの日”へとつながっていく。

だからどうしても、「もし、あの水族館に行かなければ」「もし、事件が起きなければ」と考えてしまう。

果たしてそれは、単なる偶然の連鎖だったのか。

それとも、この時点ですでに、新一と蘭の間には、埋めがたい距離の芽が生まれていたのではないかって、余計な思いが頭を巡るわ。

つまり、ホームズに憧れ、誰かと添い遂げることを一番には考えないような男。

だって、ホームズって、結婚はしていなかったのよね。

新一が小さくなってしまったことは、その距離を極端な形で可視化した出来事だったようにも思えてくる。

オリエンタルランドに行かなかったとしても、別の場所で、別の事件で、別のきっかけで、新一は同じように“前へ出て”、蘭は同じように“置いていかれる感覚”を味わっていた可能性は否定できない。

エピソードZEROで描かれた水族館は運命を決定づけた場所だったのか、それとも、すでに決まっていた運命が、最初に形を持って現れた場所だったのか。

新一が選び続けてきた生き方と、それによって生まれてくるかもしれない距離を、否応なく予感させられてしまう。

だから「あの日あの時、もしあれがなかったら」という問いは、意味がないと分かっていても、どうしても考えてしまう問いになるのよね。

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相関②|組織のリスト上で工藤新一が「死亡」と書き換えられたわけ

黒の組織の科学者だったシェリー(宮野志保)が、アポトキシン4869の被験者情報を管理する端末で、工藤新一のステータスを「不明」から「死亡」へと書き換えた。

もちろん、この“死亡”はあくまで黒の組織の内部データベースにおける死亡処理に過ぎない。

組織が工藤新一というターゲットの存在を「処理済み」として扱うための変更。

でもね、その時以来、蘭の心の中は「新一 死亡」にも等しいくらいの寂しさがこみあげていたんじゃないかと思うの。

「どこにいるの?」「電話に出てよ」「いつ帰ってくるの?」という、まだつながっている関係の中に湧いてくる感情にすがろうとはするんだけど、実質、物理的なつながりはほとんど失われてる。

蘭と新一は電話で連絡を取り合う関係が継続しているし、後のエピソードでは二人が正式に「付き合っている」という描写も出てくる。

でも、なんだか切なすぎるわ。黒の組織における工藤新一の“死”は、当時組織に属していたシェリーが、工藤新一が幼児化して生きていたことに対する興味の対象として保護するために、カモフラージュされたに過ぎないんだけどね。

ちょっと複雑なのは、新一には“戻れる可能性”が与えられたということ。

アポトキシン4869には、不完全ながら解毒剤が存在し、灰原が試作を繰り返す中で、短時間だけ新一の姿に戻るケースが何度か生じる。

戻れる、でも戻り続けられない。

デートができる、でも途中で消えなければならない。

告白ができる、でもその直後に姿を消すしかない。

この“戻れるのに戻り切れない”状態は、蘭との関係をむりくり延命させる役割を果たしてしまっているようにも思えて、そんな意味でもとっても切なく感じてしまうの。

個人的希望でいえば、この先に、二人が新一と蘭の姿でずっと一緒に居られる可能性くらいは示してほしい!っておもってしまう。

これだけみんなを惹きつけているということは、もしかして、もうどこかでその可能性は描かれてたのかな?

だとすると、30周年だけに、それにたどり着くのもなかなか大変そうで、ちらっとググってみるんだけど、やっぱりそういった情報は見当たらないのよね。

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相関③|まさみ(広田雅美)とは誰?宮野明美という人物と“バトンとしての死”

エピソードONEの中に、「まさみ(広田雅美)」という名前が出てくるのよね。

ONEだけを見ると一瞬で通過してしまうから、普通に見ていたら「誰?」で止まってしまう。

でもこの“雅美”こそが、コナン世界の大きな伏線と相関を背負っていた人物で、正式には宮野明美(みやのあけみ)。

宮野志保(後の灰原哀)の実の姉にあたる人なの。

明美は黒の組織に所属していて、妹の志保は研究者として組織内部に拘束されていたのに対して、姉の明美は組織の実働要員として危険な任務を担当していた。

つまり、組織の金を動かしたり、必要なため込み作業をするのが明美の役割だったということ。

組織は、明美に対して「10億円の強奪」という任務を与えるのだけど、実はこれは“妹を組織から解放してほしい”という明美の願いと交換条件として提示されたものだったと言われているの。

つまり明美は、妹を救うために組織に忠実に働き、それだけの金を集めた。しかし、組織は裏切るのよね。

任務が完了したあと、明美は“用済み”として射殺されてしまうの。

銃撃されて倒れた明美は、息を引き取る直前に、本物のロッカーの鍵と10億円の情報をコナンに託すのよね。

でも、単に10億円の隠し場所を託したという話ではないのが、このエピソード。

明美が最後にコナンに託したものは、“鍵”という物理的なものだけではなく、もっと別の意味の“バトン”だった。

まず1つ目のバトンは妹の志保へ。明美が死んだことによって志保が組織に反抗し、アポトキシン4869を飲んで幼児化し、灰原哀としてコナンの世界に降りてくる。

つまり、灰原というキャラクターは、明美の死を起点に誕生しているのよね。

そして2つ目のバトンは、明美が関わっていた男=赤井秀一へ。

赤井は組織に潜入するために明美に近づいたと言われているけれど、そこには偽装以上の感情が生まれてしまっていて、明美の死は赤井の参戦理由を強制的に生み出すことになる。

赤井はその後、FBIとして組織に本格的に関わることになり、ベルモット、バーボン、ジンたちとの物語が一気に動き始める。

最後に3つ目のバトンはコナン自身へ。

明美の死によって、コナンは黒の組織が“本当に人を殺す世界”であることをはっきりと理解する。

単なる遭遇者から、命を賭けて組織と対峙する立場へ移動する瞬間でもあるのよね。

明美は物語の表面にはほとんど出てこない人なのに、死ぬことで物語の構造を成立させる役割を担っている。

本来なら一番救われてほしい人なのに、物語としては一番救われない人。

その残酷な配置が、コナン世界の切なさになっているのよね。

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相関④|憧れたのは「孤独を引き受ける探偵」だった――ホームズと、新一と、蘭の危機感

エピソードONEの中で、新一が蘭に対して、コナン・ドイルが描いたシャーロック・ホームズの生き様への憧れを語る場面があるのよね。

探偵としての頭脳や推理力だけじゃなく、その生き方そのものに惹かれている感じがプンプンと伝わってくるわ。

ホームズという存在は、天才的な探偵である一方で、家庭を持たず、結婚もせず、誰かと人生を共有することを選ばなかった人物として描かれているらしいの。

感情よりも理性を優先し、孤独を引き受けることを前提に生きている。

新一がそんな彼に憧れているということは、「探偵として活躍したい」という話を超えて、「自分はそういう生き方を選ぶかもしれない」という方向性を示しているように、ママには感じられてしまうのよね。

そして、この言葉を受け取った蘭の反応が、毎回微妙に彼女の中に不安を漂わせているようにも思える。

蘭は新一の話を茶化したり、呆れたりしているけど、実は、心の中ではそのことをめちゃくちゃ危機感抱いてみてるんじゃないかな。

これは、「推理バカ」という普段の呼び方にも、にじみ出ているように思うのよ。

あの言葉、軽口のようでいて、実はかなり核心を突いている。「そこまで行ってしまうんだよね、あなたは」って…

蘭は新一をよく分かっている。

だから、新一が向かおうとしている場所に、自分が一緒には立てないかもしれない、ということを直感的に悟ってしまったように見えるの。

そして蘭は、新一の背中を見ながら、同じ場所に立てない感覚を、少しずつ積み重ねてきた。

エピソードONEで描かれる幼児化は、単なる不幸な事件の結果ではないと思えてくる。

コナンという姿は、新一と蘭の間に生まれていた距離が、極端な形で可視化された象徴のよう。

体が小さくなったから距離ができたのではなく、埋めることのできない距離ができていたから、その幼児化した姿がなんとなくしっくり来てしまう。

決して、新一が蘭のことを思う気持ちが小さいのでも少ないのでもないのよね。

ただ、ホームズという人へのあこがれが、尋常じゃないほどに強いだけ。

でも、そのために、蘭との間には埋められない距離ができてしまうこともある。

それは、探偵という、言ってみれば危険と隣り合わせの世界に生きようとしている人の宿命みたいなものかもしれないわね。

エピソードONEで引用される15以上の過去回は、その距離は、積み重ねの結果であることを、何度も念押しするために挿入されているようにも感じられる。

もちろん、これは公式が断言している解釈ではないし、恋愛として見れば「いつか結ばれる可能性」を信じたい人がたくさんいると思うし、ママもその一人。

でも、エピソードZEROからONE、そして過去話を重ねて見返したとき、ママにはどうしても、「埋まらない一定の距離」が描かれているように見えてしまった。

新一の成長と引き換えに生まれた距離。

蘭が感じ取った危機感。そして、それを言葉にせず、飲み込んだまま隣に立ち続けようとする強さ。

この物語は、「あの日あの時、もしあれがなかったら」では終わらないのよね。

水族館に行かなければ、オリエンタルランドに行かなければ、黒ずくめに遭遇しなければ、という因果を越えて、「それでも何かは起きていた」と感じさせる何かがある。

新一が選び続けた生き方と、蘭が感じている距離。その二つが生み出したものが、コナンという存在なのかもしれない。

そんなふうに感じてしまうから、エピソードONEは、何度見返しても、少しだけ胸が苦しくなる。

これは全然見当はずれな見方や感じ方かもしれない。でも、ママには、どうしてもそう見えてしまうのよね。

今日も最後までご覧いただいてありがとうございます。

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