映画『100万ドルの五稜星』のラストに登場した「寝た子を起こすな」のメッセージ。なんとなく意味はわかるようで、実はもやっとしてませんでした?
あのメッセージ、ただの「そっとしておけ」って話じゃない気がしたんですよ。今日は“妄想込みの考察”で、「本当に盗一が守りたかったものって、いったい何だったのか?寝た子を起こすなという言葉の真意」を、ちょっと本気で追いかけてみました。
100万ドルの五稜星の寝た子をおこすなの意味は?宝はなんだったのか?
映画『100万ドルの五稜星』のラストに登場した「寝た子を起こすな」のメッセージ。なんとなく意味はわかるようで、実はもやっとしてませんでした?「宝は暗号機でした~」っていうオチに、「え、それだけ?」と感じたのは私だけじゃないはずです。
でもね、あのメッセージ、ただの「そっとしておけ」って話じゃない気がしたんですよ。英語では「Wake not a sleeping lion.」――ライオンですよ、ライオン。眠っているうちはいいけれど、起きれば手が付けられない存在。その意味深さ、ただそっとしておけというのとは別の思いが込められているような気がしませんか?
カードと一緒に盗一の白い手袋が添えられていたことを考えると……“ただ放置された宝”ではなく、“あえて置いていった”という意図が見えてきませんか?
誰に宛てたメッセージなのか。 コナンに?キッドに?いや、もっと広い意味で、“これ以上真実を追う者すべて”に向けての静かなストップサインだったのかもしれません。

メッセージは、一応、警告ともよめますわねえ



確かに意外と深い意図があるのかもね
暗号機は“宝”だったのか?
今回“宝”として出てきたのが、大昔の暗号機や翻訳機。映画の中であの洞窟の奥に置かれてた、昔の通信兵器みたいなアレ。確かに「戦況を一変させる」なんて言われてたけど、今となっては完全に骨董品ですやん。使えへんし、今となってはそれを欲しがる人がいないことは明白ですよね。
なのに「お宝はこれでしたー!」と目にした瞬間、そりゃ福城さんも「えっ?」ってなりますよね。だってねえ、6本の刀集めて、あれだけ人も動いて、命まで奪ったりした挙げ句に、出てきたのがあれ?正直「え、それだけ?」って、福城さんならずともってかんじですよね。
でも、そこで盗一さんが残した「寝た子を起こすな」ってメッセージ。あれが全部の鍵やと思うんです。だって、ほんとに価値がないなら、放っといてええやん。わざわざメッセージ残す必要ある?って話でしょ。
カードと手袋を残して立ち去ったということは――一流の怪盗がもうその場所やその件は確認済みというアピールをしたということ。つまり「ここやこの件には盗むべきものはなにもなかったよ」という偽装。盗一が本当に守りたかったのは、あの機械ではなく、それにまつわる“もっと危険な何か”ではないかと思うのです。



暗号機は今となっては役にも立たない昔の宝、ちゃんちゃん!という仕立てにしておいて、肝心なものはしっかり盗んだってことか。
盗一が“盗まなかった”理由に潜む違和感
ここがね、いちばんのツッコミポイントなんですよ。
「盗まなかった」っていう言い方されると、まるで「盗る価値がなかったから残していった」って印象になりますよね。でも、ママ的には逆。「あれを残す必要があったから、わざと置いてった」んちゃう?って思っちゃったんですよ。
なぜ見つけたものを持っていかなかったのか?単に重かったし、今更役に立たないものだし、欲しいものでもなかったから置いていった?それはもちろんそうなんだろうけど、そこに置いたままにしておくことに意味があるという感じがするんですよね。
そこに置かれていたメッセージと手袋。これ、まるで「ここがゴールだよ」って、一応看板立ててくれたんだよね。誰に向けて?それはいつか来るかもしれない、キッドやコナンに向けてなんじゃないかな。
本当は、刀があって、この場所にたどり着けるのが一般人。でも、コナンやキッドなら、それらがなくてもたどり着けるとコルボ―は予感していたのかもしれないですね。
で、可能性は高くはないかもしれないけども、本当のお宝はまだ別にあるのではないかと探そうとするかもしれない。探し続けたら、いづれは星稜刀や日記に行きつくかもしれない。特に、コルボ―的には、日記を探さないでほしいと思ってたんじゃないかなと思うんです。そこにたどり着かないように、もう追跡をやめるように、お宝はこの役に立たない暗号機だったんだ。そういうことにしておいて、ここまでにしなさいとコルボ―は伝えたかったのかもしれませんね。
でも、盗一さんは本当は“盗った”んですよ。でも、それは宝とされていた暗号機じゃなかった。“もっと大事な何か”―日記に書かれていた土方歳三の言葉―それを盗んで、隠したんです。そしてあの機械たちは、ただの“目くらまし”だったんとちゃいますか?
キッドは映画の中でコナンに尋ねられ応えていましたね。「で、おめえは求めていた答えは見つかったのか?」「みつけたよ。(独り言)見つけたけど盗らなかったんだよな、おやじ」キッドはお父さんの足取りを追っていたのかもしれませんね。そして、その足取りとしての証拠として、手袋とカードのメッセージを見つけたんですね。コルボ―の思惑通り、この件はこれでおしまい!とキッドは思ったに違いありません。
このあたりのキッドと父・盗一の“親子のつながり”については、別記事で詳しくまとめています。


真の“宝”は何だったのか?日記と星稜刀の意味
映画の中で語られていた、「技にとらわれず、何が何でも勝つという“気構え”が必要だ」っていう土方歳三の言葉。それが書かれていたのが、町田尚徳の日記。で、その日記と一緒に消えてたのが、あの星稜刀。
この日記と刀が“本当の宝”やったんちゃうかなって思うんです。特に日記の方です。だって、土方が星稜刀を受け取らなかった理由。それって、物としての価値じゃなく、「気構え」があれば(代わりの)道具なんかいらん、って話だったわけですよね?その精神こそが、戦況を変える“本当の武器”だったんじゃないかと思うんです。
盗一が持ち去ったのは、この「気構え」が宿った象徴=日記と刀。そして、暗号機はただの宝探しをやめさせるための“囮”。もしその日記が悪い人の手に渡ったら、“勝つために何でもする覚悟”を武器にされる可能性もある。だから彼は、それを誰にも渡さず、そっと隠した。(でも、鈴木家がコピーとっちゃってたんですけどね)
いや〜盗一さん、やっぱただの怪盗じゃないですね。ロマンと覚悟が入り混じった、めっちゃ深い男やわ…と思うのはわたしだけではないですよね。
“寝た子”っていうのは、もう使えなくなった機械じゃない。戦う覚悟、何が何でも勝つという「気構え」。それが再び誰かに見出されて、組織が本当に強くなったらどうする?っていう、父からの警告なんじゃないかなあ。つまり、コルボ―が意味した寝た子というのは、気構えや覚悟というものをまだ手にしていない組織のことを指していたんじゃないかと思うのです。
実際に映画で描かれていた事件の流れや犯人の背景を相関図で整理した記事もあるので、よければチェックしてみてくださいね。


まとめ
- 「寝た子を起こすな」は、暗号機に向けたものではなく、“その奥にある何か(巨悪?)”への警告だった
- 暗号機は囮であり、本当の“宝”は「気構え」と、それが記された日記と刀だった
- 盗一はその宝を盗み、暗号機を置いて目くらましとした
- 「盗らなかった」のではなく、「残したことで都合よく目くらましになった」
- メッセージは息子・快斗に向けた静かな“ストップサイン”だった可能性がある
――ただのママの妄想的考察でした。でも、コナンって、そういう妄想まで展開させてくれる奥深さが感じられるからやめられないんですよね〜!
今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございます。
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