映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の冒頭、いきなりイーサン・ハントがロシアの刑務所に収監されていて、「え?何したの?」って思われた方も多かったはず。
しかも脱獄シーンもテンポ爆速で進んでいくから、誰が誰で何が目的なのか、初見では整理しきれないんですよね。でも最後まで見てからもう一度見直すと、この冒頭シーンにイーサンの覚悟と、今回のミッションの核が詰まってたんだなって気づかされます。
今回は、彼がなぜ刑務所にいて、何を狙ってボグダンを助け、なぜ最後に再び指令が届いたのかを、“ママ視点で”整理していきます!
ゴーストプロトコルでイーサンが刑務所にいた本当の理由とは?表向きは“任務外の暗殺”…
劇中では、ベンジーが「任務外でセルビア人を殺したから捕まってた」と言ってたけど、それはどうやらカバー用(偽装)のストーリーっぽいんですよね。実際には、IMFから「刑務所に入ってほしい」という依頼があって、それをイーサンが受け入れた。
その見返りとして出した条件が、「ジュリアの死を偽装してくれるなら」というものだったんです。彼女を守るには、表の世界から完全に姿を消させるしかない──そう判断したんでしょうね。
そのために自分は“消える”役を引き受けた、と。そこまでは映画でも語られているんですが、じゃあなぜ「セルビア人に殺された」という話になったのか──これは正直、ママの想像ですけど、IMF側が外部に伝えるために適当な“物語”を用意したのかもしれません。仲間たちもそのストーリーを信じ込まされていた…って流れだったりして。
刑務所でボグダンを助けた理由|イーサンの“情”と“ツキ”が生んだご褒美展開
で、脱獄時に一緒に連れて出るのがボグダンっていうちょっとクセ強めの男。映画ではあんまり説明されないんだけど、彼って、監獄内でイーサンに情報提供をしてくれた人。
イーサンにとってはよほどありがたい情報をくれた恩人。それが命を奪われるかもしれない立場に追い込まれるかもと予測するんだから、よほどの情報だったのかも。
イーサンとしてはこの恩人「放っておけない」と判断した…ってことかもしれません。でもそれだけでもないのかも。彼自身が意識できないままに、でも導かれるままに、なぜだか彼をほっておくことができないと感じていたのかも。
この辺りの勘の良さや、導かれっぷりが、イーサンが極限状況の中でも一残り続けられる秘密なんでしょうね。
ということで、このボグダン救出は作戦の一環じゃなく、ただの“人としての判断”だったわけです。そして結果的に、後になってこのボグダンがまた有力な情報をくれるという──まさに“恩が巡ってくる”展開に。
こういうの見ると、「イーサンって、ただの超人スパイじゃなくて、ちゃんと情とかもあって、だから運だとかツキなんかも尽きないんだよなぁ」って思っちゃうんですよね。
でね、ボグダンが呼んでた「セルゲイ」って名前。あれは…ロシアで使ってたコードネームだったりするのかな?偽名か過去の作戦名か、そのへんは明かされてないけど、なんとな〜くそういう“呼び慣れた雰囲気”はありましたよね。まあこれは、完全にママの寝言ですけど(笑)。
ゴースト・プロトコル発令|長官の死とIMF解体で孤立無援に
その後、指令で赴いた先で大爆発が起きて、「IMFが関与していた」とロシア政府に疑われる最悪の展開に。これを受けてアメリカ政府が「ゴースト・プロトコル」を発令し、IMFを解体(というよりもなかったことに)。
国家からの支援も装備も完全カット。「今後は一切サポートなし。関与も否定するので、あとはご自由にどうぞ」っていう…え、えぐくない?しかもイーサンと共に動いていた長官はその直後に襲撃されて命を落とし、指揮系統も崩壊。
残されたのはイーサン、ジェーン、ベンジー、そして後から加わるブラントのたった4人。武器も通信もわずかしかないし、国家からも見放されてる。いやいや、そんな状態でミッション遂行しろって、ムチャにもほどがあるでしょ…。

残されたのは仲間と“積み荷”だけ|それでもやるのがイーサン
「通信はない。サポートもない。積み荷だけが我々に残されたものだ」っていうセリフ、静かに燃える感じで最高でしたよね。IMFの支援はゼロ。でも残された機材と仲間たちの知恵だけで、イーサンたちは突き進んでいきます。
ドバイでの超高層ビルミッション、砂嵐の中の追跡、そして最後の人工衛星をめぐる死闘。どれもこれも「今あるもので何とかするしかない」っていう極限状態。
ベンジーの現場デビューも含めて、あの“やるしかない”感が本当にリアルだったし、それでもやっちゃうのがこのチームなんですよね。カッコよすぎて、こっちは手汗びっしょり(笑)。

ゴーストプロトコル覆し、再び指令が届く|IMFの復活と新たなミッション
で、物語の最後──イーサンがルーサーと合流するシーン。「カンダハルで会おう」ってルーサーが言うんだけど、これもう完全に「次あるよ」ってやつ。その後に指令も受け取って、つまり、非公式だったけど今回の任務を通じてIMFは“信用を取り戻した”ってことなんじゃないかな。
これもまたはっきりとは語られないけど、そんな空気はバッチリ伝わってきました。あと、ジュリアとの関係についても、イーサンが静かに距離を取りながら、でもちゃんと守ってきたっていうのが伝わってきて…うん、泣きそうになるよね。ママはもう、涙腺ゆるゆるよ。
まとめ|人を守るスパイは、最後に“運”も味方につけていた…のかもしれない
『ゴースト・プロトコル』は、派手なアクションだけじゃなくて、“人間らしさ”がギュッと詰まった作品でした。イーサンが刑務所に入った理由、ボグダンを助けた背景、妻ジュリアを守るためにすべてを引き受けた覚悟──そういう“見えにくい動機”が、後からじわじわ効いてくるんですよね。
そして、情けをかけた人が、後になって自分を助ける存在になるっていう流れ。冷酷なスパイものじゃなくて、ちゃんと“縁”と“想い”が動かしてる感じがするんです。これもママの勝手な解釈かもしれないけど、「このシーン、もう一度見返してみて!」って言いたくなるような場面、ほんとにたくさん詰まってますよ。
今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございます。
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