トムリドルの日記はなぜホグワーツに?ジニーが狙われた理由や50年前に秘密の部屋をあけた人物について解説【ハリーポッターと秘密の部屋】

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この記事はネタバレ情報やあらすじを含みます。シリーズの他の作品含め、未視聴の方は特にご注意ください

「ジニーが書いてた“あの日記”、なんだったのよ!」って、思いませんでした?あの黒のノート、実はただの記録帳なんかじゃなくて、ヴォルデモートの“分霊箱”という恐ろしい魔法具だったんです。

しかも、それをジニーの手に渡るようにしたのは、まさかのあの人…!今回は『ハリー・ポッターと秘密の部屋』でジニーを襲った“日記の謎”をまるっと深掘り!「どうしてトム・リドルが蘇ったの?」「あの魂の仕組みってどうなってるの?」そんな疑問に、できるかぎり答えていきますね。

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目次

呪われた日記──それは誰が作った?なぜ?

あの黒革の日記帳、あれがどれだけ恐ろしい代物だったか。あれはヴォルデモート──正確に言えば、かつて“トム・マールヴォロ・リドル”と名乗っていた頃の彼が、自分の16歳当時の記憶の一部を封じ込め、あることをきっかけに“分霊箱(ホークラックス)”となったものよ。

自分の死後に再び“秘密の部屋”を開かせるための“遠隔操作型トラップ”だったってわけ。というのもね、この日記はもともとヴォルデモート本人が復活のために使うつもりだったというよりも、彼の思いを何年かの後に実現することを意図して作ったもののようね。

彼はこの日記を「いずれ誰かを操りスリザリンの思いを実行する」と考えて、信頼する腹心・ルシウス・マルフォイに託していたのよ。

ヴォルデモートが消息を絶ってからというもの、彼の忠誠心はどんどん揺らぎ、自分の立場を守ることで頭がいっぱいだったのよ。で、どうなったかって?お察しの通り。

ルシウスは自分の魔法省での地位や名家としての評判が危うくなるのを恐れて、「これはもう自分の都合で使っちゃお」とばかりに、あの呪われた日記を“こっそり”ウィーズリー家の学用品の中に忍ばせたの。

まるで「こんなもの、さっさと処分してしまえ」と言わんばかりにね。でもさすがに処分とは名ばかりで、その実態は“爆弾投下”よ。

あのとき、ルシウスはまさか本当に秘密の部屋が再び開くなんて思ってなかったかもしれない。

けれど日記の中にいたのは、“16歳のトム・リドル”──ホグワーツの中に潜み、語りかけ、支配し、最終的には“肉体を得て自らの存在を取り戻す”ことを狙う、極めて危険な存在だったの。

これはもう“たんなる記憶”なんかじゃない、“人格”そのものだったようにも思えるわね。しかも、マートルの死を代償に作られたこの分霊箱、すでに1人を殺して生まれてるんだから、魂の呪いは折り紙付き。

こんなものを子どもの学用品に忍ばせるとか、ルシウス、マジで“やばい”。本人は気づいてなかったかもしれないけど、それはもう立派な“未必の故意”レベルよ。因みにヴォルデモートがあの日記を作り、そしてそれが分霊箱となったきっかけは、あの女の子──“嘆きのマートル”の命だった。

彼は自分が開いた秘密の部屋によって生じた犠牲者の命を“代価”に、このホークラックスを完成させてしまったのね。魔法史の中でも最悪の一手、それがこの日記の誕生なのよ。

なぜジニーだったのか?ルシウスの悪意と少女の孤独

ホグワーツには何百人も生徒がいるのに、なぜ狙われたのがよりにもよって“ジニー・ウィーズリー”だったのか?偶然?たまたま?──きっとちがうわよね。

これはおそらく“狙い撃ち”だったわけ。誰に狙われた?トムリドル?いいえ、違うわよね。それは、ルシウスマルフォイ。というのも、ジニーはその年ホグワーツに入学したばかりの“1年生”、そして“ウィーズリー家の娘”、さらに“魔法省で働く父を持つ子ども”よ。ルシウスからすれば、これは3点満点の格好の標的だったのよ。

まず、“1年生”ってだけで十分に不安定。初めての寮生活、兄たちに囲まれたプレッシャー、なじめるかどうかの緊張感。そんな揺らぎやすい心に、あの日記がするりと入り込むの。

しかもジニーは、誰よりも真面目で内気な子だった。だからこそ、自分の悩みを“誰かに話したい”“秘密を共有したい”って思いが強かったはず。

そこに、まるで親友のように話を聞いてくれる日記があったら?そりゃ書くでしょ。そりゃ心を開くでしょ。そしてトム・リドルの記憶は、まんまと彼女の心の隙間に入り込む。

日記を通じて、“語りかけ”、“癒し”、“支配”していくの。しかもジニーの無意識下で、リドルは彼女の体を使って動き出す。壁に血で書かれた警告文も、秘密の部屋の扉が開いたのも、すべてはリドルが彼女を通して行っていたこと。

リドルはまるで“操り人形の糸”を引くように、彼女の中に入り込み、ゆっくりと、けれど確実に“自分”を再構築していったの。

アーサー・ウィーズリーを陥れるチャンス、自分の立場を守るための駒、そしてヴォルデモートから託された呪物を都合よく処分する絶好の機会──ジニーはそのすべての“的”にされたってかんじ。

つまり彼女が狙われたのは偶然ではない。そして、おそらく誰も思わなかったほどに都合よく、ボルデモートにとっては最大効果を発揮することになる対象だったのかもしれないわね。

そしてその結果、秘密の部屋は再び開かれ、ホグワーツは地獄絵図へと突き進んでいったのよ──!

50年前の惨劇とつながる記憶──秘密の部屋をあけた人物は?

あの恐ろしい“秘密の部屋”事件──実はすべてが50年前の“未解決事件”とつながっていたのね。そこに登場するのが、「トム・リドル」よ。彼こそが──のちに「ヴォルデモート」と名乗ることになる人物だったの。

50年前、スリザリンの継承者を自称したリドルは、ホグワーツの地下に封印されていた秘密の部屋を発見し、その中に眠る“伝説の怪物”バジリスクを呼び出したの。

目的はただひとつ──“マグル生まれの魔法使い”を一掃すること。そう、“純血主義”を地で行く思想よ。でも当然、そんなことやれば騒ぎになる。結果、1人の少女が命を落とす──それが“嘆きのマートル”。トイレで泣いていたあの子が、バジリスクの目を見て、命を奪われたの。

ところが問題はそこから。リドルはこの一件で、“ホグワーツ閉鎖”という騒動に発展することを恐れた。なぜなら彼にとってホグワーツこそが“唯一の帰る場所”だったから。孤児だった彼にとって、ホグワーツはすべてだったのよ。

だから、犯人をでっち上げた。そう、“ハグリッド”よ。リドルはハグリッドが“怪しい生き物”を飼っていたのを知っていて、それを証拠に仕立てて彼に罪をなすりつけたの。その結果、ハグリッドは退学処分となり、杖を折られて魔法を奪われたが、ダンブルドアのとりなしで“森番”として学校に残ることが許されたのよ。

そして一方でリドルは諦めてなかった。バジリスクも、部屋の場所も、すべてそのまま温存していた。そして何より──自分の16歳の魂を、あの日記に“閉じ込めて”おいた。これよ。これがリドルの計画だったの。「いつか誰かがこの日記を見つけ、書き込みを始めれば、その人間を乗っ取って再び秘密の部屋を開かせることができる」──それが彼の狙いよ。

しかもどうやら“記憶”っていうレベルをこえているようね。まるで“人格”そのものをそのまま詰め込んだ、完全なる“魂の断片”のように描かれているわ。もうそれ、ほぼリドル本人なの。実際ジニーが書き込んでいくたびに、彼の記憶は少しずつ蘇っていき、彼女の“生命力”を吸い取っているかのように、どんどん“自分”を取り戻していったような感じ。

リドルはジニーの魂を吸いながら、少しずつ“実体化”していたと考えられそうね。そしてラスト、彼はこう語る。「彼女はもうじき死ぬ。代わりに俺がよみがえるのだ」と。

つまりこの日記、ただの道具なんかじゃない、“リドル再誕の装置”にまでなったようなの。恐るべき悪意に、何も知らない少女が操られ、ホグワーツはまたしてもヴォルデモートの影に飲み込まれかけていたのよ──。

地下の対決!フォークスと剣と“命の涙”──日記を貫いた一撃

ついにハリーは、ホグワーツの地下深くに隠された“秘密の部屋”へと足を踏み入れる──そこにいたのは、瀕死のジニー、そして待ち構えていたのは、まだ若き日の“トム・リドル”だった。

いや、正確には彼の16歳の魂の断片。つまりヴォルデモートそのもの。日記という形でジニーの力を吸収し、ついには“実体化”しかけていた悪の化身よ。

そんな相手に、まだ12歳の少年ハリーが立ち向かう──この構図、もう胸アツすぎて全魔法族が泣いた。

ハリーが“何をもって勝利したか”って話。杖もなく、魔法も未熟、相手は天才であり悪の天才。どう考えても不利。それでも彼のもとに現れたのが、ダンブルドアの不死鳥“フォークス”よ。誰も呼んでないのに、彼は飛んできた。なぜか?──それは、ハリーが“ダンブルドアに忠誠を誓った者”だったからに違いないわ。

不死鳥は真の忠誠心を持つ者に力を貸す、そして涙には“癒し”の魔力が宿ってる。つまりこの時点で、すでに戦いの運命は決まり始めていたのよ。

フォークスが運んできたのは、スリザリンの剣。あの銀に輝く古代の武器こそが、バジリスクの厚い鱗すら貫く伝説の刃よ。バジリスクとの壮絶な一騎打ち、ハリーは腕に毒牙を受けながらも、剣でその喉を突き刺す。そしてその毒牙を抜いたハリーは、黒い日記帳を突き刺す。

リドルの魂は絶叫し、日記は黒いインクを撒き散らして内部から崩壊する。まさに“魂が断ち切られた”瞬間。あれはただの紙の束じゃなかった。命であり、意志であり、50年前から続いていた“悪意の根”だったの。

まとめ|なぜ日記はホグワーツに?なぜジニーだったのか?

50年前、秘密の部屋を開いたのはスリザリンの継承者トム・リドル。その記憶と魂を封じた日記が、長い時を経てルシウス・マルフォイの手でホグワーツに持ち込まれることになるの。日記は書き手の心を操る“呪いの道具”であり、ルシウスはそれをアーサー・ウィーズリーを陥れるため、彼の娘ジニーの持ち物にこっそり紛れ込ませた。なぜジニーだったのか?たまたまかもしれないけど、まだ幼くて無垢、心を開きやすい彼女は、操るにはうってつけだった。ジニーは知らないうちに日記に心を奪われ、力を吸い取られ、ついにはトム・リドルが姿を現すほどにまでなってしまった。すべてはルシウスが仕掛けた策略──そして、50年前に封じられた“秘密の部屋”が再び開かれてしまったというわけ。

今日も最後までご覧いただいてありがとうございます。

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