ジュラシック・パークIIIの相関図!簡単あらすじまとめと考察!なぜエリックは生き延びたのか?

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相関図①|“金で釣った嘘ツアー”の始まりと、死の島への着陸


今回の騒動は、ある“お金とウソ”から始まったの。中心にいるのは、アラン・グラント博士──彼こそ第1作『ジュラシック・パーク』で生き残り、恐竜学の権威と言ってもいい男。でも、あれだけの恐怖を体験した人間にとって、もはや恐竜は「研究対象」じゃなくて「二度と関わりたくないトラウマ」。

博士はあくまで“化石”を愛する人。現代に蘇った恐竜なんて「キメラ生物」にすぎないとバッサリ斬ってるの。そんな彼が、なぜまた島に行くことになったのか──それがポールとアマンダ・カービー夫妻の嘘かなの。

この2人、パッと見はお金持ちの観光夫婦って感じだけど、実はとんでもない事情を抱えてたの。彼らの息子、エリック・カービーが、2ヶ月前に“あの島”で行方不明になっていたの。そりゃもう、正気じゃいられないでしょ。

パラグライダー事故で、アマンダの友人とともに消息不明。政府にも見放された彼らが最後に頼ったのが、「恐竜に詳しい人」──つまりグラント博士。

でも、正直に「助けて」とは言えない。だからウソで釣った。「記念日の観光ツアーです」って。でもその“観光地”が、よりによってイスラ・ソルナ島=サイトB。しかも博士はサイトA(イスラ・ヌブラル)にしか行ったことがなかった。

なのに「金はいくらでも払う」「島には降りない」と言われたら、資金難の博士も心が揺らいじゃったみたいね。助手のビリー・ブレナンも巻き込んで、民間飛行機に乗り込んじゃったわけ。

さて、飛行機に乗ったメンバーを整理すると、グラント博士、ビリー、カービー夫妻、そして彼らが雇った民間人のユデスキー、ナッシュ、クーパー

このうちクーパーはやたらガタイがよくて、明らかに“戦う用”って感じだったけど、グラントにしてみれば「なぜ観光に傭兵が?」と内心では違和感満載。

でも時すでに遅し。飛行機はソルナ島に到着し、勝手に着陸準備が始まるの。グラントが制止しようとすると、クーパーに殴られて気絶──強行着陸というわけ。

ここがまずおかしいよね。ツアーって言いながら、やってること完全に犯罪。しかも危機感ゼロで島をウロウロしだすアマンダ。グラントは「恐竜をなめるな」とでもいうように警告するけど、誰も聞いちゃいない。

そしたら──聞こえてきた、あの咆哮。最初は「ティラノか?」と思うけど、グラントはすぐ気づく。「この声は知らない」。出てきたのはシリーズ初登場、ティラノより巨大で腕も太い“スピノサウルス”だったのよ。

グラントもビリーもその存在を知らなかったというの。これ、どういうこと?本来、恐竜の種類って記録されてるはずでしょ?ネット上で噂される情報の中には、このスピノサウルスはインジェン社を買収した会社が極秘に生み出した恐竜という設定があるような話も見かけたわ。

どうやら、どこにも記録されてない。グラント博士クラスでも知らない。しかもこのスピノ、やたら執念深いの。一度見つけたら最後、どこまでも追ってくる執念のストーカー恐竜って感じ。まるで「自分の島から出ていけ」と言わんばかり。

で、逃げるしかない飛行機、当然のように失敗して、ナッシュ&クーパーは餌食。次の瞬間、ティラノサウルスが登場して──「これは助かったかも」と思った矢先、あのスピノサウルスが真っ向勝負でティラノを殺しちゃうのよ。えええ!?ってなるやつ。

だって、シリーズの顔であるティラノサウルスがみため一撃でやられるって、ほんと?ネットでも「これはやりすぎでは?」「どっちが強いの?」って考察されてるほど。

でも、実際には映画の中でしっかり「先制攻撃はティラノ→噛みつき→それを体格とパワーでねじ伏せたスピノ」という“勝ち筋”が描かれてるの。

つまりここで示されたのは、「あんたら、これまでの常識は通用しないわよ」っていう製作陣の宣言なのよ。そう、“Tレックス無敵神話”はこの瞬間に崩れた。

この一連の展開で、視聴者の中には「なぜスピノがそこまでしつこいの?」多少の違和感を感じた方もいるかもしれないわね。ただ、ここから先もスピノサウルスは何度も現れるように、この作品の中で描かれる恐竜の中でメインの位置を獲得しているようね。

その登場頻度の異常さから考えても、「知性が高く、外敵に執着する個体だった」と解釈するのが自然かも。少なくともグラントたちはこの時点で、“生き残る”ために、今まで以上の知恵と覚悟が必要だと悟ったのよね。

相関②|エリックを追って進む地獄道|ラプトルの知性と卵の秘密


“ティラノが倒されたことで、この島のパワーバランスが崩壊してるってことが明白になった。そして、ここからが本当のサバイバルの始まり。飛行機も潰れ、通信も絶たれた状態で、彼らが目指すのはただ一つ──消息を絶ったエリック・カービーを探し出すこと。

でも、エリックが失踪したのは2ヶ月前ってこと。そう、恐竜の巣窟でたった1人、13歳の少年が“8週間も生き延びた”って話。これ、映画の最大の謎のひとつといえるかも。これまでのシリーズでの描かれ方からすれば、普通なら1日だって厳しいはず。だけど彼は生きていた。

しかも比較的元気そうに。ここで登場するのが、グラント博士の相棒である助手のビリー・ブレナン。若くて頭のキレる青年だけど、この男、後にとんでもない行動を取るから、今のうちに覚えておいてね。

ともかく一行は、墜落したパラグライダーの痕跡を見つけ、エリックがそこにいたと確信する。でも、アマンダが泣き崩れるそのすぐ傍で、今度はもっと恐ろしい発見をするの。

見渡す限りに広がる恐竜の卵──そう、ヴェロキラプトルの巣よ。グラントは即座に警告する。「すぐにここを離れろ」。なぜか?理由は明白。あの種は知性が高く、組織的な狩りをする。

しかも今ここで目撃された卵の量は異常。つまり、8年前にあった“サイトA”のような人為的コントロールはすでに失われ、ラプトルはこの島で完全に自然繁殖していたってこと。これは大事件よ。人類が管理を放棄した瞬間に、あいつらは“進化”を始めていたってことなの。

歩き続ける彼らがたどり着くのが、ハモンドの遺した施設──ジュラシック・パークの遺構とも言える恐竜生成工場。その廃墟の中で、ついにヴェロキラプトルの襲撃が始まる。

ユデスキーが殺され、一行はバラバラに。グラント博士も単独行動になり、ヴェロキラプトルに囲まれて万事休すかと思われたその瞬間、煙幕と共に飛び出したのが、なんと失踪していたエリック本人。

彼はトラックの荷台を住処にし、拾った物資やTレックスの尿まで活用して生存していた。ええ、尿よ。劇中では、恐竜の縄張り臭を利用するという“裏ワザ”として描かれてるみたいね。

嗅覚に敏感な他の恐竜たちはTレックスの尿を嗅ぐと「ここはあいつの縄張り」と思って近づかないってわけ。もちろん、そんな行動を思いつき、実行に移すってこと自体が驚異的ね。

一息つくと、二人はエリックの隠れ家を後にして、両親を探しに行くわ。するとほどなくして、エリックにとっては効きなじみのある父の電話の着信音。父がそばにいると思ったエリックは、お父さんと叫びながら一目散に駆けだす。運よくその声はポールの耳にも届き、両親とエリックは再会を果たすことになったの。

でも、ちょっとおかしいの。お父さんは電話を持っていない。だれが??? ほどなく現れたスピノサウルス。そう、電話はナッシュを飲み込んだスピノのお腹の中でなっていたの。

せっかくの再会をぶち壊したスピノ。一行は何とかその脅威から逃れることができたんだけど、ほどなくして、グラント博士は助手ビリーのリュックからとんでもないものを見つける──そう、ラプトルの卵。

ここでようやく気づくの。「あいつら、襲ってきたのには理由があった」と。そう、ラプトルは“卵を奪われたこと”を理解し、取り返そうと追ってきたのよ。

これ、単なる捕食行動じゃなくて、“目的意識”のある行動なの。つまり知性がある。ビリーは、研究資金が足りないから卵を持ち出して売ろうとしたと白状する。

でもグラント博士は激怒する。あの博士の目線で見れば、それは学者としても人間としても“アウト”だったわけ。”

相関③|鳥籠地獄とビリーの贖罪|決死の川下りと通信の奇跡


“さて、ビリーの裏切りとラプトルの知性が明らかになったことで、一行の結束は一気にガタガタよ。それでも、一刻も早く島を出るしかない。そう思って進んでいった先で見つけたのが、川沿いに係留された古びたボート。これを見てグラントは思うの。「これがあれば脱出できる」と。

でも、そう簡単にはいかないのがこの島。ボートのある場所は、霧に包まれた薄暗い廃墟地帯。しかもその作りがあまりに奇妙で──「これは…鳥類のためのものだ」と博士は気づくの。

そう、ここはプテラノドンの巣。案の定、霧の中から巨大な翼竜たちが襲いかかってくるのよ。まるで“飛ぶラプトル”。鋭い嘴、巨大な翼、鋭利な爪。しかもあいつら、1人の子どもを連れ去るのなんて朝飯前。

そう、エリックが連れて行かれたの。もはや絶体絶命。その中で、行動に出たのがビリーだった。彼は、ラプトルの卵を盗んで非難された直後。それでも身を挺してエリックを助けようと飛び込んでいったのよ。「ビリーは改心したのか?」ママ的にはね、彼が言っていたよこしまな気持ちはなかったという言葉に偽りはなかったと思うの。

きっと彼は、資金難にあえぐ博士を何とか助けてあげたかったんだと思う。それも、博士に気づかれないように。博士がそれを知ってしまえば、博士は拒むか罪の意識にさいなまれるか。

だから、だまって、ただ、博士を助けたいって思い出やってしまったんじゃないかと思うの。だから、エリックを命がけで助けようとした彼の行動も、博士を助けようとしたときの気持ちと何ら変わりはなかったんじゃないかな。

結果的にビリーはプテラノドンの群れに襲われ、川に落ちて行方不明に。誰もが「もう助からない」と思ったけど、後のサプライズにつながるのよ。

で、グラントはその姿を見て深く後悔するの。「あの時、自分は怒りすぎたかもしれない」。そう感じさせる描写が、博士というキャラに深みを与えてるのよね。

そんな気持ちを引きずりながらも、一行はボートで川を下り始める。もうゴールは海岸しかない。でもね、ここでまたスピノサウルスがやってくるのよ。

これがもう“しつこすぎる”ってくらい何度も何度も出てくる。ラプトル以上に執念深い。スピノが川から襲撃してきて、ボートが破壊されるなか、決定的な行動に出たのがポールよ。そう、エリックの父であり、最初に嘘をついてグラントを巻き込んだ張本人。

彼がここで自ら囮になってスピノを引きつけるの。極限状態、且つ誰かを守りたいという気持ちが、大人でさえも短い時間のうちに成長させるのね。最初は言い値に対応できるようなお金なんか持ち合わせてるわけもなく、嘘をつくことしかできなかったけど、ここでは本物の父親になってた。

で、次の驚きは、スピノの排せつ物の中に衛星電話を発見できたこと。あのスピノに飲み込まれたナッシュが持ってたやつよ。恐竜の腹の中から鳴り響いたあれ。

もうツッコミどころも色々ありそうだけど、結果的に“連絡手段”として機能して、博士はついに通話に成功。相手はかつての恋人、エリー・サトラー。

彼女は今や結婚して家庭もあり、かつての関係は終わってるけど、博士にとっては数少ない信頼できる相手。彼女が機転を利かせて軍に連絡したことで、後の救出劇が始まるのよ。生きる希望って、どこに転がってるか分からないものなのね。

相関④|知性を持つ捕食者との対話、そして飛翔する未来──恐竜の時代は終わらない


スピノサウルスの執念から逃れ、ボートで海岸を目指す一行の前に最後に立ちはだかったのは、やっぱりあのヴェロキラプトルたちだった。

しかも今回は待ち伏せ。彼らは明らかにただの捕食ではなく、「特定の相手を狙った回収行動」をしている。そう、狙いはただひとつ、ビリーが盗んだ卵。

その事実にいち早く気づいたのは、やっぱりグラント博士だった。彼はラプトルの知性を理解していた。だからこそ“言葉は通じなくても、意思は伝えられる”と信じていたのよ。

そこで卵をそっと取り出して、アマンダに手渡す。そしてもう一つの切り札──ビリーが作ったあの「ラプトルの声を模した笛」。これを吹くと、ラプトルたちは一瞬立ち止まるの。

まるで「何を言った?」とでもいうように、集団全体が微妙に動きを止める。そして、卵をくわえて、そのまま静かに去って行った。

あの瞬間のラプトルの動きは、単なる本能でも偶然でもなく、完全に何かの意思疎通を図ったか、たまたま、グラントが発したあの笛の音が、あの場をそそくさと移動しなければならないような、そんなことを予感させる音だったのか….

そこへ聞こえてくるのが、ヘリコプターのローター音。グラントが衛星電話でエリーに連絡を取ったその行動が、奇跡を呼んだ。海岸に到着したのはアメリカ海兵隊。政府を動かしたのは、エリーの存在。

彼女は今や家庭を持つ一人の母親だけど、グラントのSOSには即座に動いた。博士の信頼と行動力が、命のリレーを成立させたのね。そして、救助ヘリの中にはもう一人の生還者──あのビリーがいた。

重傷を負いながらも、生きていた。ラプトルの卵を盗んだ彼が、命を賭けてエリックを救ったことで、グラント博士との間には和解が生まれていた。

そして、物語の締めくくりは、ほんの数秒の描写──けれど、シリーズ全体を見渡すと“超重要”なカットがラストに入ってくるのよ。それが、プテラノドンたちの飛翔。

あの鳥籠の中に閉じ込められていた巨大な翼竜たちが、海風をつかまえて滑空し、地平線へと消えていく。誰にも止められず、誰にもコントロールされることなく、新しい世界へと羽ばたいていったの。

このシーンはただの“余韻”じゃないわよね、もちろん。これは、どう見ても次への布石よね。飛行可能な恐竜が人間の手を離れてしまったということは、もはや島という“檻”での管理は不可能だということを告げてるわ。

そして実際に、続くシリーズ『ジュラシック・ワールド』では、恐竜たちが人間の世界へと拡散し、最終的には“共存”という新たなフェーズに突入していくみたいね。

『ジュラシック・パークIII』のこのエンディングこそが、“人類と恐竜の関係が一線を越えた最初の瞬間”だったのかも。それまでの作品では、「島での暴走」「施設の制御失敗」といった“事故”だったけれど、今回は違う。

“意志を持った恐竜たちが、自分の足で自由を選んで飛び去った”という感じ。そしてそれを止める人間はいなかった。グラント博士も、ただその姿を見送ることしかできなかったみたいね。

島を出た恐竜は、もう“自然”の一部。これが『ジュラシック・パーク』というシリーズの転換点であり、次なる“ワールド”時代のプロローグになってるんだと思う。

今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございます。

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