替え玉ブラヴォーの相関図!芯のある生き方って、どんな生き方? 【夜ドラ】

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この記事は冒頭からネタバレ情報やあらすじを含みます。未視聴の方は特にご注意ください

なんかこのドラマ、すっごく深いわあって感じがしたんですけど、どうでしょう。第1週目から、そうそう、その気持ちわかるわ~って場面が随所に出てきて。でも、主人公のように振る舞えない日常で、桂里奈さんが見たような出来事に遭遇することもない。今日は、色々ぶちまけてくれる主人公桂里奈さんやその周りの人たちの心の動きなんかに注目しながら、理解をすこしづつ整理していきたいと思います。

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目次

第1週 |痛みを抱えた友に寄り添う人たち

2014年っていうから今から12年ほど前ね。

主人公の千本桂里奈二木優美、彼女たちが高校生だったころのバレエ教室シーンから物語は始まったの。

どうやら、二人はラーメン好き。

でも公式みる限り、無類のラーメン好きと設定されるのは、桂里奈ちゃんの方ね。

一方の優美ちゃんの方は、桂里奈とラーマンを食べに行くんだけど、将来の夢、バレーダンサーになることが頭にちらつき、教室の先生が言うようにラーメンがバレーダンサーにとっての天敵ということならば、ラーメンはあきらめるという構え。

一方の桂里奈は、プロダンサーを目指すわけではないという事情もあるけど、ラーメンは食べるし、先生の「ラーメンはバレエの神様への裏切りなの」とか苦言を笑い飛ばしてる。

ママ的には桂里奈ちゃんの反応に共感できるんだけど、ちょっと、その勢いを優美ちゃんの方にも押し付けようとする感じがあるのよね。

でも、無理強いはしないし、友達同士ならなんてことないやりとりなんじゃないのかな。

逆に、優美ちゃんの方が、自分はストイックに行く宣言しつつ、なんとなく、桂里奈との間に線を引こうとしているようにも見えたわ。

時は2026年に戻って、二人はそれぞれの道を歩んでる。

二人、月に一度はチートデイを設けて、ずっと付き合いは続いているみたいね。

チートデイというのは、優美を厳しい食事制限から、その日一日だけ開放してあげる日という感じなんだと思う。

ところで、今、「大人のバレエ」って関心持ってる人多いのよね。

桂里奈はね、大人のバレエのウェアイベントなんかを仕事で手掛けているみたいなの。

イベントで踊る予定のダンサーさんが急に来られなくなって、桂里奈が代役で踊らなければならないことに。

10年踊ったことないって言うんだから、もちろん、喜んで引き受けるわけはない。

でも、もうイベント開始間際という事情で、やむなく引き受けることに。

不安を払しょくしたいという思いもあったのか、優美にそのことを電話で伝えるんだけど、桂里奈の不安な気持ちをほぐそうとしたのか、優美は「プロじゃないんだから、変にかっこつけたり…」って。

別にまあ、許容範囲内の言葉かなって思うんだけど、桂里奈の顔を見る限り、なんか心のどっかに火はついてしまったみたい。

もしかしてなんだけど、このドラマで描かれる”激動(?)の相関”や出来事って、ここに火種があったりして。

最初に起こった出来事…演技本番、桂里奈の衣装の前がはだけてしまった… 

しょうがないんだけど、桂里奈の髪の毛が桂里奈をサポートしていた男性のファスナーに引っ掛かって、それをほどこうとして衣装の紐をほどいてしまっていたの。

このサポートの男性に罪はないんだろうけど、開演前、なんか軽口たたいていた姿が思い出されて、なんか歯がゆいわ。

でも、ウェア宣伝用イベントで、ウェア絡みの失敗は痛いわね。

本人的には自分の姿がLIVE配信で世界にばらまかれてしまったことに絶望を感じたみたいだけど。

「もう終わったわ、死んだ~」って、そう、大げさに見えるけど、やらかしてしまった..って時には、ほんと口について出てきそうになるの、よくわかる。

なんか、実は、今週の放映全て見終わって書いてるから、そのせいだと思うんだけど、優美の態度を批判的に見てしまうの。

やらかしてしまったと絶望しているんじゃないかと心配する優美が、すぐさま桂里奈のところに駆けつけようとしているの。

一刻も早く、桂里奈の状況も知りたいしね、電話しながら走るってのもわかる。

でも、電源切っている桂里奈につながらない。

その時優美がつぶやいた一言「もう、出てよ~」。

なんかこっちから見てると、「出たくないんだよ!桂里奈は!」って言いたくなるわ。

でてよ~って、慰めて「あげたい」んだか、無事を「しりたい」んだか、とにかく自分中心の言葉じゃないの。

現場にたどり着いた優美が、桂里奈の後輩、株式会社クリアヴィ・プロモーション事業部所属川添ひかりさんから状況を聞いた。

部長さんが気をつかって、「きつかったらしはらく休んでいいからね」って言っちゃったって。

部長のやさしさなんですけどねえっていう川添に「だとしたら、それとどいてないかも」って。

そうなのかな?届いてないことないんじゃないの?

桂里奈ってそんなに鈍い子じゃないと感じるんだけど。

公園でね、ちょっとこけただけで、泣き叫んで「大丈夫?」って声かけて、抱き起してもらえるのを期待してた女の子がいたの。

その子にね、誰も助けちゃくれないよ。

自分で立ち上がらないとって…ちょっと変なお姉さんっぽく描かれたけど、至極まっとうなことを言ってるって思う私はひねてるのかな?

いや、きっとたくさんの人が共感してるんじゃないかなって思うんだけど。

桂里奈のところに優美と彼氏の岩渕光生くんが来たの。

「何しに来たの?」から始まるんだけど、光生くんは「心配だったから」「2時間並んで買ってきたよ」って、いかにも“気遣ってます”という感じで差し入れを渡そうとするの。

それに対して桂里奈は「いらない」って冷たい一言。

光生くんがラーメンを作ってもらって「おいし~」って言うんだけど、桂里奈は「おいし~って、それだけ?」と畳みかける。

優美は慌てて「光生くんにあたらないでよ。桂里奈のこと心配して来てくれたんだから」とかばうんだけど、そういう問題じゃないのよね。

いまの桂里奈は、傷ついたままの心でどうにもならない感情を吐き出しているだけ。

慰めの言葉や気遣いは、届く場所に届いていない。

「なんでもかんでも人の意見に合わせてさ」と桂里奈は言うけれど、それは光生くんや優美に向けた言葉というよりも、“世間が一般に思い込んでいる良い対処の仕方”に対する違和感そのもの。

誰かが傷ついたとき、周りは「良き親友なら」「良き彼氏なら」どう振る舞うべきかを考える。

でも“心配してるんだよ”と言われて、心配された側の痛みが癒えるわけではないのよね。

だから、そんな態度が腹立たしく思えるんだと思う。

だって、今はまだ「傷ついたまま」の状態で、心が痛んでいたんでしょうがないんだから。

親友と彼氏、若い二人が、傷ついたその人を、どうすれば癒すことができるのか精いっぱい考えての行動なのよね。

でも、傷ついた本人にとっては、今は何をしてもらったところで、「痛い」んだわ。

だからしまいには、「私に嫌われたくないから、私の顔色うかがって、合わせて..」ってうんざりしている心の内をぶちまけてしまうよのよね。

さすがの彼氏もどんよりしてしまうんだけど、それは、自分自身、やってることの無意味さ、無力さを桂里奈の言葉で思い知らされて、わからないままに世間一般の人がするであろう「こんな時の良き友や彼氏の態度」というのを頑張ってやってみて、でも、それはやっぱり受け入れられないんだよねっていうのを痛感したということなのかな。

そして、彼は「別れよ」っていう。そして、親友は「絶交しよ」っていう。

さっきまで慰めようとしていたのに、受け入れられないと知ったとたんに、背を向ける。

ママなんかが桂里奈の立場で、そんな風に慰めてこられたら、一応は、「ありがとう」って態度をしてみるのよね。一人悶々とするよりは、多少ましなこともあるみたい。すくなくとも「ありがとう~」って感じてる度合いにもよるけど、そう思っている間だけは、不思議とちょっと楽になる。

彼氏がやろうとしていたことも、優美がやろうとしていたことも、全く一緒だったのよね。

優美に対しては、まだ、桂里奈も、世間の大勢の人がやるように、自分の心をいつわって、何の慰めにもなっていない言葉を、親友からの言葉として何とか受け取ったふりをしていたんじゃないかな。

だって、その親友の態度を一応「有難い」って思わせてくれたことについて感謝はできるけど、その言葉だとかそれ自体には、何の意味もなかったんだと思うの。

この彼氏は、たまたま「ありがたい」とは思ってもらえなかっただけ。

でも、自分の態度や言葉に何の意味もなかったって無力感を感じたのは、彼氏だけではなく、その言葉をその場で聞いていた優美も同様だったに違いない。

普通は、そんな風に自分の「無力や無能」をこんな状況で突き付けられることはないのよね。

で、あるんだかないんだかわからない関係がそのまま維持される。

でも、このドラマの中では、桂里奈がそれをぶちまけたもんだから、やはり、それは当の本人たちにとっては耐え難い事実を突きつけられてということなのかもしれないわね。

その結果、「別れ」や「絶交」が選択されたんじゃないかな。

お年寄りはね、そんなことを、たくさん経験してわかってて、教えてくれることがある。

言葉かけるよりもね、その人が笑顔になることを祈ってあげる、ただそれだけの方が、傷が癒えるのも早かったりするものよ…って聞いたことがある。

よく本にも書かれているやつ。元気なくしている人に「元気ないね」っていうのは一番言ってはいけない言葉。

「元気ないね」を確定させてしまうような言葉なんだって。

じゃ、目の前にいて、何かしゃべらないと気まずいとしたら、なんて言えばいいのっていうと「なんや、元気そうやね」って、声をかけてあげるんだって。

彼氏も、優美も(元気ない前提で)「元気出しなよ」って言いに行ってしまったのね。

で、それは違うよって突き付けられたの。言葉として理解できなくても、心の方は、この人、私のことを「元気のない状態」に確定しようとしてる…って警戒して、しらずしらず腹立たしく思えてしまうのね。

なんか全てを出し切った後、桂里奈自身も少し違和感を感じたみたい。

そりゃあそうだわね。普通、すべて出し切らないから。

桂里奈にとっても初めて見る相手の反応や光景だったのかもしれないわね。

でも、いいんじゃないかな。なんでそうなるのか、桂里奈自身わからないのかもしれないけど、それはそれで、これから桂里奈が学んでいくことなのよね、きっと。

彼らの中に「芯」があったのかなかったのか、それは、わからない。

でも、少し時間が経過したのちになら、それは目の前に姿となって現れるんだと思う。

「芯」っていうのは、「相手の笑顔になっているところをイメージ」してあげることよね。

言葉やお土産は、その場限りの映像を生み出すだけ。

うわべの笑みは得られるかもしれない。

でも、そこに「芯」が伴っていたら、その人の笑顔は少しの時間をおいてそこに必ず戻ってくるに違いない。

うわべを取繕った優美や彼氏。

そのうわべで傷を癒されることのなかった桂里奈はぶちまけた。

でも、双方の中に、「芯」があったのなら、本来あるべき関係が戻ってくるはずよね。

そんな期待を込めて、この後の展開も見ていきたいと思う。

(笑)50年に一度の運気がやってきているんですって。占い師のキンタローさん。

いや、確かに、ママ的には、こんなすごい学びはそうそうないと思うのよね。

本当に大切なことが何なのか、今桂里奈は学ぼうとしているところなのよね。

でも、桂里奈はなんで絶交されたか全然わからない。

一緒に食べようと思って買っておいたアイスを勝手に食べられただけで絶交になる?そんなわけないやん、って思う。

でも実際は、その程度のきっかけと大差ないようなことで、関係って揺れたり壊れたりするのよね。

なんでこうなったんだろう、どうしてああ言われたんだろうって考えて、謝りに行ってみたり。

そうやって迷って悩んでるのが、人間の人生なのかもしれない。

優美が「絶交」と言い放って去っていった理由を、桂里奈はあれこれ思いめぐらせている。

もう、ネット配信に映ってしまった自分のあられもない姿なんて、どうでもよくなっているぐらいに。

まちかどで、女子高生がじゃれ合って笑っているのを見て、高校時代の優美とのことを思い返す。

バレエを諦めたときのこと。

先生に身長のことを言われて、それで道を閉ざしたこと。

優美と進路の話をしたとき、桂里奈はその理由を黙っていた。

変に気を遣わせたくなかったのかもしれない。

言葉にはしないけれど、ああいう優しさをちゃんと持っている子なんだと思う。

そんな優しさってね、相手の笑顔のためにそっと使われるもの。

たとえその笑顔が優美の笑顔ではなかったとしても、きっと別の形で誰かから返ってくる。

だから泣かなくていいのよね。

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第2週 |桂里奈の中のクレクレ君

「あなた、わたしのこと最後まで信じてくれないんだね」って優美が桂里奈に言うんだけど、ちょっとさみしいわよね。

桂里奈は予想に反して、第2週になっても一生懸命に優美のことを追いかけるの。

やめときな!そこはもう終わった関係やし。

あんたに罪はないんだからって声かけてあげたくなるほどに痛々しい。

かたや優美の方は「私の人生の第一幕は終わったの」って、すがろうとする桂里奈に吐き捨てるように言って去っていくんだけど…言われた方はちょっとダメージ大きいよね。

そりゃあ優美にとっては人生の一幕なんだろうけど、桂里奈はもうお役御免で、出る幕ないって宣言。

まあ、桂里奈が追いかけなければそんな言葉を言わせることもなかったと思えば、追われた優美にとっては仕方なかったのかもしれない。

でも、優美にとって何が辛かったのか、1話で推測はしてみたものの、本当のことはまだ言葉となって出てこないし、そこが気になるわ~。

一方で、お父さんが桂里奈のことを心配しているのが面白い。

「光生くんだけは逃すなよ。一筋の希望の光」って。お父さんから見ても、桂里奈はそういう崖っぷち状態に見えていたの?って思わずにはいられない。

桂里奈を演じる北香那さんがね、別の番組の中でご自身が演じた桂里奈を「自分を隠すブレーキが利かない」女性と評していたの。

確かにブレーキが効かなくなってるシーンはたっくさん描かれていて、えげつないほどに自己中心的+周りに批判的だったりするところも多いんだけど、なぜだかこの人のこと見ていて嫌にならないのよね。

悲しそうな顔をしているときには、ほんとに同情できるし。

逆に、自分を隠すブレーキをしっかり持っていて、桂里奈の前でも誰の前でも“つくられた人間”を演じているほかの人の方に嫌悪感を感じたりする。

なんでだろうって考えてみるに、ブレーキかけてる自分っていうのは、自分をよく見せたいと思う心が表に出た状態なのかな、と思ったりする。

でも、優美も桂里奈以外の人と接しているときって、わりと普通にできてるんじゃない?って思うんだけど、気のせいかな。

普通っていうのは別にいい意味じゃなくて、“自然に我を出した感じ”。

嫌味にならない程度に、マウント取ろうとしているんだよってのをちゃんと伝えようとしてマウントとってみたりもする。

もしかして、桂里奈に対しては、そういったマウントの取り方ができなかったのかな。

マウント取ろうとしていなかったわけではない。

逆に結構頻繁にマウント取りに行っていた。

でも、それがものすごく嫌味に感じられてしまったりして、桂里奈の前ではそんな風になってしまう自分が嫌だったとか?

しっかし、会社の動き速いわ~。

もう左遷だって。元いた部署の人員補充も完了って。

これが人の心をもった集まりなのか!って叫びたくなるわよね。

桂里奈だって「あれは事故だった」って主張するんだけど、やらかしてしまった本人が感じる疎外感って半端じゃないのよねえ。

桂里奈が所属していた部署の部長さんもいい味出してる。

組織の歯車的な言動。

「自分も責任取ってるのよ」って。

いや、だから何?部長なんだったら、自分一人で責任取るくらいの根性持ちなさいよって思ってしまう。

あの出来事は事故だったっていうのなら、その事故に遭った当事者を守って見せるくらいの根性見せなさいよって。ちょっとやるせない。

そんなこんなで、桂里奈に増々同情的になってしまうから、この後の桂里奈のストーカー的行為、もちろん迷惑行為はいけないことだと思うし、ちょっと怖わ!ってシーンなんだけど、不思議と桂里奈に対する同情は萎えることがないのよね。

光生に対してもそう。嫌いではないと言いつつ、去っていくことを決めた人の態度ってこんな感じになるのかな。

今までの思い出だとかさ、桂里奈のお父さんとの関係だとか、光生とのこれまでとか、それが終わってしまうことへの寂しさだとかさ。

そんなの語られたら「じゃあこのまま一緒にいようよ」って言いたくなるじゃない?

「光生くんを絶対手放すな」ってお父さんがアドバイスしていたことがどこまでインプットされていたのかはわからないけど、そんな助言はなかったかのように、以前同様に思ったこと、いや、かつて思っていたことを思い出話の中でまでポンポンとぶつけてしまうの。

自分を隠すブレーキが無い状態ね。

過去の思い出話してるのに、まるで今ここで起こっていることのように、温厚な光生をいらだたせるようなジャブを連発。

さんざんジャブ打っておいて、「トイレはどこですべきだったのか?」論争では、光生が最後に放った渾身のストレート「新幹線に乗ってから行けばよかったんじゃない」に対して、「まあね」って。

桂里奈が折れたやん。

折れてやったぜ的なご満悦表情にも見えた。

ちゃんとお父さんの助言聞いて、光生を手放さないように、ここで私はちゃんと“折れました”よ、って。

そして桂里奈は何か手ごたえを感じたのかな。

「旅行って、うまくいかなかったことの方が後で楽しい思い出になるっていうよね」って、ここで“イエス”を言わせて一気に引き寄せようとしたのかもしれない。

でもそれなら、下手なジャブは打つべきではなかったわよね。

光生のうんざりがさらに蓄積された感じ。

出ていこうとする光生に「他に好きな人でもできた?」って言ってしまって、「桂里奈は俺のこと理解してないね」って言われてしまった。この関係の修復は難しそう。

もしかして優美も、絶交の理由は言ってはくれなかったけど、“自分のことを理解してくれない”っていうのが内側にあったのかな。

光生が出て行ったあと、部屋に残された桂里奈が泣いてるの。

ハチャメチャな桂里奈なんだけど、そんな姿を見るとやっぱり同情してしまう。

同居人に聞くと、「同情してるのは、ママも桂里奈と似たようなマインド持ってるからなんじゃないの?」って。

なんかムカつくし。

第2週も最終日だというのに、まだ絶交された理由もわからずにいるし、相変わらず、いや前よりもっと激しく絶望の淵をさまよってる。

突然、継母という人が札幌からやってきて、そのときに自分の幼少期、実の母と過ごした日々を思い出すシーンが描かれた。

お金持ちの家に生まれ、そしてお母さんから叩き込まれた妙な習慣。

それは“なんでも物事は3秒以内に決めなさい”という教え。

ピアノかバレエ、どっちがやりたい?ってパンフレットを目の前に並べて置かれ3秒以内に選んだのがバレエだった。

でも桂里奈、なんとなくこの3秒ルールには向いていなかったんじゃないかな。

なんだか選んだことに不満げな顔していることの方が多いような気がするのよね。

バレエも元々あまり乗り気ではなかった風。

でもそこで優美と出会えたことは、桂里奈にとってはとてもありがたいことだったみたい。

1週目に“桂里奈や優美の心の中に芯があれば二人の関係は修復するはず”みたいなことを書いたけど、まだまだ二人の中に、双方を思いやる気持ちって画面を通しては見つけ出すことができない。

いまの二人はどちらも“クレクレ君”。

お互いに、桂里奈は自分が寂しいんだから、そばにいてクレって思っているし、優美は、理由はわからないけど、桂里奈に対して離れていてクレという、双方に「クレクレ君」状態。

お互いを思いやる状態には程遠い。

少なくとも、このドラマが桂里奈目線で描かれているのなら、桂里奈の心の中から「クレクレ君」がいなくならなければ、優美が戻ってくることはないんじゃないかな。

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第3週 |幸せのドアを押しちゃう桂里奈

千手麺屋の自家製麺セット到着。桂里奈、久々に渾身の笑顔。

なんでも、優美が誕生日のプレゼントとして買ってくれていたものらしいんだけど、超人気で、きっと忘れた頃に届いたのね。

この喜びようは、優美からの贈り物だから…ではなさそうね。

受け取った瞬間の喜び方、あれはもう完全に「ラーメンをこよなく愛する者」の顔。

でも、半年前の優美とのやり取りが思い返される。

もちろん、優美と桂里奈の関係が断絶する前の情景ではあるんだけど、なんだか優美を前にしている桂里奈の様子がとってもかわいらしく感じられるのよね。

断絶する直前の姿よりも、ずっとずっとかわいらしく見えるんだけど、気のせいかな。

過去を振り返れば、バレエプリンシパルを諦め、真実は優美には伝えることができなかった桂里奈。

でも桂里奈は、そのことをしっかり自分の中で消化して、その後も優美に気遣いをさせるようなことは絶対にしなかったように思う。

逆に、優美の方は、道が閉ざされているわけでもないのに足踏みしてしまっている自分へのいら立ちか何かがあるのか、優美のプリンシパルへの道をけなげに信じている桂里奈のことを、心の中で「うざい」と思っているかのように感じた。

そんな優美、教室でバレエを教える先生でもあったのね。

その教室に桂里奈が入ってきた。

あっけにとられる優美だったけど、一応、拒絶することなく…というか、拒絶できるポジションではなかったのかな…桂里奈のことも一応、指導することになった。

目線をなんとか合わせようとする桂里奈に対して、優美は一向に目線を合わせようとしない。

ようやく声をかけたかと思ったら、「足がバナナになってる」って指摘。

桂里奈にとっては、どちらかというと嫌な過去の記憶が蘇る言葉だったみたいね。

教室の後は、生徒さんたちとの飲み会。

なんか、ご年配女性の中にいたせいか、桂里奈がとっても輝いて見えるのよね。

そういえば、以前優美が桂里奈に言っていた。「あなたはじっとしてても目立つんだから」って。華があるのよね。

優美のバレエ仲間、アメリカ帰りの子が言っていたわよね。アメリカは自己主張が強いって。

優美はどちらかというと、そういう態度にも否定的だったように思う。

優美にとっては、桂里奈の中の「華」や「自己主張のかたまり」みたいなところが、もう受け止めきれなくなっていたのかも。

でも、二人が知り合ったきっかけは、幼い日に優美が桂里奈に救いの手を差し伸べたところから始まってたんだものね。

その手を途中で引き上げるわけにはいかなかったに違いない。

で、あの夜、爆発して手を引っ込めたってイメージが、今宵の飲み会の中で浮かび上がってきたような気がした。

飲み会からの帰り、桂里奈は何とか優美と二人の時間を確保。

そこで桂里奈が優美に言った言葉。「これがほんとに最後のお願い」って言いながら、例のラーメンを作りに来てってお願いしたの。なんかすごい切ない。

でも、優美には振り切られて、その場から立ち去られてしまった。

気落ちして帰宅した桂里奈だったんだけど…インターホンが鳴り、そこにはなんか意図ありげな顔の優美が立っていたの。

どういうつもりだったのかな、優美。

さっさと要求されたことを済ませて、一刻も早く完全に手を切りたかったってこと?

でも、不愛想に「ラーメンは?」って桂里奈に持ってくるように言った優美だけど、ラーメンを見た瞬間、以前桂里奈に見せていたゆるーい笑顔が蘇った。

ほんの30秒だけだったけど、この後の展開にちょっと期待を抱かせる時間だった。

でも、もともと雪解けを望んできたわけではなかった優美を、再び凍り付かせるようなことを桂里奈が言ってしまう。

優美24歳の誕生日。桂里奈の部屋で開いた誕生会。

桂里奈は気を利かせて、優美が想いを寄せていた学人(まなと)を呼んでいたの。

その時、桂里奈は学人に「同じバレエ仲間同士で恋愛しないのか」みたいなことを尋ねるんだけど、学人は「そんな余裕ないよね…」って、優美の方を見ながら応えてしまった。

この瞬間が、優美にとっては「桂里奈がまた一つ、自分の大切なものをぶち壊していった」瞬間だったらしい。

そしてあの日。そう、桂里奈が彼氏の光生に言いたい放題言って、優美が「絶交」を決めたあの日。

優美は、桂里奈が自分のことを下に見ているって感じたらしい。

いつも、桂里奈には惨めな思いをさせられていると感じていた優美。

でも、その理由が、あの日、桂里奈が光生に言った言葉で明らかになった。

そのことを桂里奈に涙を流しながら伝えたんだけど、桂里奈としては、そう言われても、自分自身そんなつもりは全くなかったってわけ。

優美は続けて、「私のことプリンシパルにはなれないって思っていたくせに…」とか、本当に桂里奈に対して抱いていた思いなのか、なんなのかわからないようなことまで言い出した。

わからないじゃないけど、案の定、そこには桂里奈が反応してしまう。

「そんな風に思いながら、ずっと私と付き合ってきたのか!」って。そんなんだからプリンシパルになれないんだよ!って。

お互い、普段思っていることプラスアルファまでぶちまけてしまった。

そうなると桂里奈にとっても、二人の断絶は“訳の分からないもの”ではなくなったわよね。

自分の言葉に対する責任って、桂里奈にとってはわかりやすい状況が生まれた。

桂里奈は自ら優美との「絶交」を選び、それを彼女に告げた。

思い込みって、いろんなところにあるし、でも考えてみたら、自分の人生ぜんぶ思い込みなのかも…って気がしてきた。

左遷(?)されて総務へ行った桂里奈のもとに、プロモーション事業部の後輩・川添さんが訪ねてきた。

桂里奈に「ラーメンのお供に」って、3か月待ちのトリュフオイルの差し入れ。

でも桂里奈は、川添は自分のことを嫌っていると思っていたらしいの。

そういえば、あのポロリ事件のあとも、遠目に川添を見ながら「自分の悪口を言ってる…」って思いこんでいたときあったわよね。

優美とすっきり(?)決別したばかりで、人恋しかったのかな。

川添さんとラーメンを食べに行ったり、自宅に呼んだりと、まるで優美の代わりを求めるかのように急激なアプローチをしだす桂里奈。

でも、自分と相性ピッタリの相方なんて、そうそういるもんじゃないのよね。

ちょっと踏み込んでみると、たちまち受け入れがたい姿や思いを見せつけられたり。

川添ちゃんは、酔っぱらったままタクシーに押し込められて強制送還されてしまった。

なんか思うようにならない桂里奈が、次に目を向けたのはラーメン「ため口」のマチルダさん。

仕込みを見たいってお願いして、開店前のお店にお邪魔するんだけど、自分から入り込んだくせに、その場の雰囲気をコントロールしようとする桂里奈がいるの。

やっぱり、桂里奈ってそういうところがあるのよね。

そんな桂里奈に、マチルダさんがよくわからないことを言っていた。

人との関係で感じる「もやもや」した気持ち。

それは心の中の湿気なんだって。そのまま放置してるとカビちゃうから換気が必要なんだけど、そうしてると、また幸せのドアが開く時が来るそうな。

でも、そのドアは普通「引く」ように作られているんだけど、みんな押しちゃうんだよね…って。

なんだかマチルダワールドに引っ張り込まれそうになり、我に戻った桂里奈なんだけど、いっそのこと、我にかえらなければよかったのかも。

マチルダと桂里奈のやり取りを見てると、「桂里奈の生き様って悪くないよね」って思えてくる。

マチルダさんがね、自分がラーメンのお店をやっているのは「探究心」からなんだって言うの。知りたいんだって。

桂里奈が感じているように、マチルダさんって、よくある感覚とは違うところで生きている人みたいな感じで描かれている。

彼が幸せのドアの開け方を知っている人なんだとしたら、もしかしたら「探究心」、相手のことをもっと知りたいと思う気持ちは、幸せにつながる道なのかもしれない。

でも、その道に時折出てくるドアを、桂里奈は「押して」開けようとしているということかしら。

桂里奈の、相手のことを勝手に想像して、半ば決めつけたような感じになっている時間。

相手のことを知ろうとしているつもりで、時に相手の気持ちを逆なでしてしまうようなことを、そうと分からずに言ってしまうところ。

そんなところが、もしかしたら幸せのドアを「押している」状態なのかも。

でも逆に、それならマチルダさんが言う「ドアを引きながら相手のことを知る」って、どうすればできるのかしらね。

桂里奈は、もといた部署で、誰かの企画が受け入れられ、みんなに賞賛されている姿を見てしまった。

誰かに賞賛されることで自分のモチベーションが維持できる…って思ってしまったのかもしれない。

総務部で、望まれもしない提案書を提出し、案の定却下されてしまった。

生き生きと仕事して暮らしていくために「モチベーション」というやつが必要だって感じるのは、すごくよく分かる。

でも、もしかしたら本当に幸せになるための「芯」は、誰かに認められることじゃなくて、自分の中の探究心や、幸せのドアを“押すんじゃなくて、そっと引いて誰かの想いや言葉に耳をそばだてる、そんな時間の積み重ねなのかも…なんて、第3週を見ながら思ってしまった。

第4週 |壁のありがたみを思い出す夜


マチルダさんに、桂里奈からの猛アタック。このお店、なんとかしましょうよって。

なんか、マチルダさんに対して、というよりも、自分の得意領域にマチルダさんを引き込もうとするような桂里奈からのアタック。

それを、肌で感じたのか、なんだかよくわからない間合いをキープしながら、桂里奈を近づけまいとするマチルダさん。

プロのラーメン屋さんとラーメンブロガー。

マチルダさんというのもよくわからないわ~。

桂里奈のアプローチを断る時の彼の言葉、「それは、うちの店というより、あなたの自己実現のためですよね。暇つぶしのためですよね」って。

当たってるんだか外れてるんだかわからないけど、なんかこの思い込みが、彼がお店を繁盛させられない原因違うの?って思わせるほど、妙な雰囲気。

桂里奈もマチルダさんも、まああれよね、自分自身も振り返れば、人に言われたことでやんなくてもいいようなことやってみたり、気にしなくてもいいこと気にしてみたり。

そんなこんなで毎日の生活っていろんな無駄が発生しているような。

桂里奈がね、マチルダさんにプロモーションを仕掛けるんだけど、逆に、自ら豚骨スープ作るはめになったり。

その後もその結果が回収されることなかったから、あれって、自分の蒔いた種ではあったんだけど、マチルダさんの言葉に振り回されたってことなのかな。

マチルダさんはマチルダさんで、替え玉してもらえるラーメンは、自分流で作るんだ!とか、桂里奈に妙な反発したもんだから、その日から、桂里奈のラーメンの批評(自称独り言)を聞かされる羽目に。

目の前で、それを毎晩聞かされるもんだから、そりゃ、気になってしょうがないでしょ。

桂里奈は後輩の川添ひかりさんがつぶやいた「先輩は面白いことにどん欲でしたよね」なんて一言が頭の片隅に残ってしまったもんだから、自宅マンションの下にゴミとして出した大量の豚骨がもとでおこった「バラバラ殺人」騒ぎに無理やり乗っかってみようとしたり… 時同じくして、優美の方は、アメリカ帰りの渚の言葉に振り回され寸前。

渚がソロに昇格したという、優美にとっては何とも切ない背景もあるんだけど、ここにきて渚の学人に対するアプローチ(?)が加速してる感があるのよね。

優美が今、学人のことをどう思っているのか今ひとつわかりかねるところはあるんだけど、それでも、直接優美にむけられているわけでもない言葉の数々に、気持ちの方はグラグラに揺さぶられっぱなし。


久しぶりに光生と会うことになった桂里奈。

光生はプロのカメラマンとしてとても忙しそう。

心のよりどころを失ったままの桂里奈は、光生との距離を再び縮めたそうにしているんだけど、一度出来上がった距離感というか、溝というのは、簡単には埋まらないみたい。そりゃそうよね。

お互いに、自分の立ち位置ってものがあって、そこがどうやらあたりかな。。っていう場所が見つかったら、そう簡単にそこから動こうとはしないものね。

桂里奈は忘れていたみたいだけど、過去に光生にこんなことを言っていたみたいなの。

「人が撮れなきゃ、一流のカメラマンじゃない」って。

光生は、相当悔しかったみたいだし、でも、それが逆に今の光生を作り上げたって、本人がそう言ってた。

言葉にいい感じに振り回された例ね。

桂里奈は、自分がそんなことを言っていたことを知って驚いてた。どう感じたんだろ。

今みたいに、誰かにすがりたい状態じゃないから、当然、かなり強気な、お前何様的な言葉だったんだろうけど、今、誰かにすがりたくてしょうがない桂里奈にとっては、そんなことを言われた日にはもう立ち上がれないくらいに感じたかもしれないわね。

マチルダさんがね、優美に自分が壁になってあげるから、愚痴とか言っていいよ。。みたいなこと言うの。

優美も、桂里奈も、お互いにそういう存在だったのよね、きっと。お互いに壁になってたのかも。

マチルダさんは壁だから、きっと、何を聞かされてもそれでどうやこうやって思い煩うことはないんだと思う。

桂里奈と優美も、以前には、お互いに、ちゃんと壁になれていたのかもしれないわね。

でも、次第に、壁に徹することができなくなってきた。

壁打ちも量をほどほどにしておかないと壁が壊れちゃうってことなのかしらね。

もしかしたら、今、優美と桂里奈は、それぞれに以前に持っていた壁のありがたみや、そして、それでもその壁は人間なんであって、お構いなしに壁打ちしていたんではだめなんだっていうことをちょっとわかり始めたのかな。

それに、優美は、その壁(桂里奈)は、ただボールを受けるだけではなくて、ちゃんと自分の考えで応えてくれるっていう、特別な壁だったということが分かったみたい。

でも、その二人は、今、お互いに「絶交」を宣言したばかり。そんな二人の関係を理解したマチルダさんが、なんだか妙にゴリゴリと桂里奈と優美の間を取り持とうとする。

優美が「ため口」に忘れていった就職あっせんの書類とみたらし団子の紙袋に入れたジャガイモを優美に届けろって手渡した。

その頃優美は、公園で学人に今の気がかりごととかを打ち明けてる。

自分のことをめんどくさい女っていう優美に、学人はいいタイミングで、「めんどくさい女を受け止められるよ」って伝えることができた。

タイミング的にも、シチュエーション的にも、問題はなかったと思うのよね。でも、なんだか、それ受け入れられなかったみたいな雰囲気漂ってるんだけど、なぜなんだろ。

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