鬼滅の刃の相関図と簡単あらすじまとめ!【鬼滅の刃 立志編】

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この記事はネタバレ情報やあらすじを含みます。未視聴の方は特にご注意ください

相関図①|家族を鬼に奪われた少年が“鬼狩り”になるまで

山奥で暮らす心優しき少年・竈門炭治郎。炭を焼いて生計を立てながら、母と弟妹たちと助け合いながら生きていた。家族思いで責任感の強い炭治郎は、父亡きあとも一家の支えとして必死に働いていたのよね。

ある雪の日、いつものように町へ炭を売りに出かけ、帰宅した炭治郎を待っていたのは、血に染まった家の中。家族は皆、鬼に殺されていた──そして唯一生き残っていた妹・禰豆子は、なんと“鬼”になっていたの。

必死に説得し、涙ながらに妹を守ろうとする姿に、冨岡義勇は心を動かされたのよね。しかも、禰豆子自身が鬼の本能を抑えて炭治郎を守ろうとする──普通じゃあり得ないその姿に、義勇は何かを感じたの。

ちなみにこの義勇という人物、実はただの剣士ではないの。彼は、鬼を狩るために存在する組織「鬼殺隊(きさつたい)」の中でも、最上級の実力者である“柱(はしら)”と呼ばれる剣士のひとり。

具体的には「水柱(みずばしら)」の称号を持っていて、水の呼吸を極めた戦闘のプロフェッショナルなのよ。鬼殺隊には全部で9人の柱がいて、それぞれ異なる呼吸法を極めているんだけど、義勇はその中でも冷静沈着、無口で感情をあまり表に出さないタイプ。

でもこのとき──妹を庇う炭治郎の姿と、鬼になっても人を襲わない禰豆子の姿に、彼は何かを見出したのよね。ただの鬼狩りじゃ済まされない何かが、この兄妹にはある……そう感じたからこそ、義勇は剣を収め、「鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)」という名の男を訪ねるように炭治郎に伝えるのよ。

「鱗滝左近次という男を訪ねろ」。冨岡義勇は二人に何かの可能性をみたようね。

ちなみにこの鱗滝左近次という人物も、ただ者じゃないの。かつて義勇自身を育てた“育手(そだて)”であり、鬼殺隊の入隊を目指す候補者たちに剣術や呼吸法を叩き込む、いわば名門の師匠。

特徴的な赤い天狗の面をつけていて、常に冷静沈着だけど、実はとても情の深い人物なのよ。育てる者が途中で死ねば、それは育手の責任──そんな覚悟で、これまで数えきれないほどの若者を導いてきた名指導者なの。

鱗滝のもとで始まった炭治郎の修行は──まさに命がけ。昼夜問わず、山を駆け登り、冷たい滝に打たれ、剣を振り続ける日々。けれど、その修行の中でもとりわけ異様な課題があったの。それが、「巨大な岩を斬る」という試練。

なんで岩?と思うわよね。でもこれには理由があるのよ。鬼の首は異常に硬く、普通の刀では斬れない。しかも、動きも俊敏で、躊躇すれば即、命を奪われる。その首を真正面から斬り落とすためには、どんなに硬い岩すら断ち切る強靭な体と研ぎ澄まされた精神が必要だったのよ。


そんな彼の前に現れたのが、錆兎(さびと)と真菰(まこも)という少年と少女。彼らはかつて鱗滝に育てられ、炭治郎と同じように選別試験へと旅立った者たちだった。だけど、二人は最終選別で命を落とした──あの藤襲山にいた“異形の鬼”に、無念のまま敗れたのよ。

炭治郎は来る日も来る日も修行を続けるわ。──そしてついにある日、炭治郎はあの岩を真っ二つに斬ったの。そのときには、もう彼の心と体は、剣士として一皮むけていたのよね。

最終選別の地・藤襲山では、あの錆兎たちを殺した鬼が再び現れる。炭治郎の刃が唸る。「水の呼吸 壱ノ型 水面斬り」、その一閃が鬼の首を断ち切った瞬間──それは、ただの斬撃じゃないの。炭治郎が、錆兎と真菰の思いを背負って放った一閃だったのよね。

選別を生き残った炭治郎には、日輪刀と連絡係のカラスが支給され、いよいよ鬼殺隊としての一歩が始まる。

相関②|新たな仲間と試練!善逸・伊之助との出会いと鼓屋敷の任務

最終選別を生き延びた炭治郎が次に受けた任務は、鬼が出没する町での調査だったの。案内役は、しゃべる鎹鴉(かすがいがらす)。「次の任務だカァ!」と鳴きながら、容赦なく炭治郎を働かせにくるのよね(笑)。

最初の任務では、夜ごと少女をさらう鬼と対峙。地中に逃げるという変則的な能力を持つ鬼に苦しみながらも、禰豆子と連携して見事討伐。

そして次の任務では、“鼓屋敷”に派遣される。そこには音で空間をねじ曲げるという、異常な能力を持った鬼・響凱が潜んでいたの。

炭治郎がその屋敷に向かう途中、偶然出会ったのが、黄色い髪の少年──我妻善逸よ(笑)。耳が異様に良くて、炭治郎にいつも「「おいてかないでくれええええ!」と泣きついてくる始末。

でも彼、実はめちゃくちゃ強いポテンシャルを秘めているの。臆病で女好き、でも剣を握って気絶すると別人のように鋭くなる──そのギャップが魅力でもあるのよね。

そしてもう一人、現れたのが猪の被り物をした野生児・嘴平伊之助。とにかく突撃型、口より体が先に動くタイプで、炭治郎ともすぐにぶつかり合う。

でも、彼にもまた人には見せない優しさと誇りがある。この鼓屋敷では、それぞれが個別に鬼と対峙する中で、炭治郎・善逸・伊之助の3人が初めてチームとして機能しはじめる重要な任務だったのよ。

響凱との戦いでは、炭治郎が“型”を使い分けて空間の揺らぎに対応し、激しい回転攻撃の中で冷静に一撃を決める。そして何より、敵に対して「鬼にも人としての誇りがあった」と敬意をもって接する炭治郎のまっすぐな姿勢が印象的なのよね。

あんなに命がけで殺し合っていたのに、最後は「あなたの血鬼術、美しかった」とまで言うんだから、もうこれは“戦う仏”よ(笑)。

その姿に、伊之助もなにかを感じとったようで、突っかかるだけじゃなく、少しずつ心を開いていくの。その後も任務をこなしながら旅を続ける3人。

道中で炭治郎が伊之助に言葉を教えたり、善逸がいたるところで泣き叫んだりと(笑)、まるで合宿みたいなやり取りも増えていくのよね。

だけど、それがただのほのぼのじゃ終わらないのが『鬼滅の刃』。ついに鴉から伝えられるの。「那田蜘蛛山へ向かえ」──それは次なる死闘への招待状。

ここから物語は一気に加速していくのよ。「チーム炭治郎」結成のエピソードは、そんな激動の幕開けの前にある、束の間の“出会いと信頼”の物語ね。

善逸の“雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃”、伊之助の“獣の呼吸”、そして炭治郎の“水の呼吸”が、ようやく並び立った瞬間。あの鼓屋敷での3人の共闘は、今思えば“柱に続く道”の第一歩だったんじゃないかなって、ママはそう感じたのよね。

相関③|蜘蛛鬼との死闘と柱たちの裁き──炭治郎の覚悟の夜

那田蜘蛛山。そこは鬼殺隊の剣士たちが次々と消息を絶ったという、まさに“死の森”だったの。炭治郎・善逸・伊之助の3人は、各々の隊士としてその地に足を踏み入れるけど、待っていたのは想像を絶する異常空間。

木々にぶら下がる無数の人影、空に舞う蜘蛛の糸、人を人形のように操る血鬼術……。炭治郎たちはそこで、強力な鬼の一家──に遭遇する。

善逸は蜘蛛に変異する毒をもった鬼と戦い、恐怖で気絶しながらも“霹靂一閃・六連”という超速の連撃を炸裂させる。ビビりでヘタレなはずの彼が、命の瀬戸際で発揮した爆発的な一撃は、見ていて鳥肌モノだったわよね。

そして伊之助は、蜘蛛の“父”と呼ばれる巨体の鬼と死闘を繰り広げる。最初は力負けしてボロボロになるけど、炭治郎との連携と持ち前の勘で敵を翻弄。ここで伊之助が“仲間を信じて戦う”という感覚を初めてつかむのよね。

だけど真に恐ろしいのは、森の奥に潜んでいた“累”──十二鬼月・下弦の伍。その少年のような外見に騙されそうになるけど、感情も論理も通じない完全な“純粋悪”。ただし、敗れるまではね。

「家族とは命令に従うもの」と言い放ち、絆を“支配”と履き違えるその姿に、炭治郎は怒りを爆発させるの。禰豆子を標的にされたその瞬間──炭治郎がついに覚醒するのよ。「ヒノカミ神楽」。亡き父が舞っていた神楽舞、それが新たな呼吸“ヒノカミ神楽”として形になり、まるで炎が舞うような剣撃を放つ。

圧倒的な音楽と作画の力ね、あのシーンは(笑)。さらに禰豆子も覚醒し、血を燃やす“爆血”を放って兄の剣に力を貸す。兄妹の絆が、下弦の鬼をあと一歩まで追い詰める──が、首を斬り落とす寸前、累が自ら首を切って命をつなぎ、炭治郎たちは息も絶え絶えのまま戦闘不能に。

そこへ現れたのが、水柱・冨岡義勇。そして蟲柱・胡蝶しのぶ。まさに“桁違い”。義勇は累の首を一太刀で落とし、しのぶは優雅な笑顔のまま毒で鬼を屠る。

その圧倒的な実力と存在感に、「あ、これが“柱”ってやつなのね……」と全視聴者が震えた瞬間だったと思うわ。そして、禰豆子が鬼であることを理由に、しのぶが“即処刑”に動く場面──ここで義勇が禰豆子をかばうの。

「あの兄妹は他の鬼とは違う」。あの時と同じセリフを、今度は行動で示す義勇に、心揺さぶられるわよね。でもなかなか折り合いがつかない中、指令によって炭治郎と禰豆子は本部へと送られることになるわ。

そこに集結していたのは、鬼殺隊の最高戦力・柱たち。炭治郎はそこで、改めて誓うの。「妹は絶対に人を食わない。俺の命に代えても、それを守る」。

一方の禰豆子は、目の前で血を流されても、一切の食欲を見せなかった──それは“鬼でありながら人を喰わない”という唯一無二の証明。その姿に、柱たちは困惑しつつも態度を改め始めるの。

炭治郎の叫びと禰豆子の沈黙が、ついに鬼殺隊の心を動かした瞬間。まさに、兄妹の“生き方”が世界を変えはじめたんだと思うわ。那田蜘蛛山──この戦いで炭治郎は大きな痛みと覚悟を背負い、そして「柱」という存在に手が届くほどの世界を垣間見たのよね。

相関④|鬼殺隊に残るという決意と、次なる戦いへの準備

禰豆子が人を襲わない──それが正式に柱たちに認められたことで、炭治郎と禰豆子は鬼殺隊に残ることを許された。

けれど、もちろん全員が納得していたわけじゃない。中でも風柱・不死川実弥は最後まで納得いかず、禰豆子の前で自らの腕を斬りつけて血を流し、試すような真似までしてくる。

炭治郎は激昂し、隊律違反すれすれで不死川に頭突き(という名の猛攻)を食らわせるのよ。あそこ、正直ママの中で“頭突きの呼吸 壱ノ型”が爆誕した瞬間だったわ(笑)。

でもその混乱の中で、一人だけ炭治郎たちを静かに見守っていた男がいた──産屋敷耀哉(うぶやしき かがや)。鬼殺隊を統べる“お館様”。

病に伏したその穏やかな語り口に、全柱が頭を垂れるほどの人格者。彼は炭治郎と禰豆子の在り方を、未来のために信じようというの。

この一言が鬼殺隊の流れを変えるのよね。──さて、ここからが次の試練。傷だらけの炭治郎たちは、蝶屋敷へと送られ、機能回復訓練に入る。

ここで登場するのが、しのぶの弟子・栗花落カナヲ。感情を表に出さず、常に微笑みを浮かべる少女だけど、剣の腕は超一流。炭治郎は最初、彼女にまったく歯が立たない。

まさに“美しき壁”。でも彼は、諦めないのよ。地味で地道な呼吸の練習──全集中・常中。寝てる間も呼吸を絶やさないという離れ業を身につけなければならない。

伊之助はと言えば、一度挫折しかけたものの、プライドをかけて再挑戦。負けず嫌い同士、炭治郎とのバチバチ訓練がまた見応え抜群。

訓練を終え、再び出発のときを迎える炭治郎たち。そこにカナヲがやってきて、銅貨を差し出すの。そして炭治郎に「どうして自分の意思で喋らないの?」と問いかけられたその瞬間、感情を封じ込めていたカナヲの中に、炭治郎の存在が何かを芽吹かせた──そのシーン、もうママの涙腺決壊ポイント。

彼の“まっすぐな優しさ”が、人の心を動かすんだよね。そして出発。炭治郎、善逸、伊之助、そして禰豆子。チーム炭治郎が再び集結し、列車へと向かう。

これは、彼らが“鬼殺隊として生きることを決めた物語”。でも、ここからが本当の地獄。次に彼らが向かうのは、あの「無限列車」。柱が共に出陣する本当の激闘が、すぐそこまで来てるのよ……!立志編──それは、“選ばれた者たち”がようやく“戦うスタートラインに立った物語”だったのよね。

今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

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