マスカレード・ナイトって、登場人物がとにかく多くて、観ているうちに「結局この人は何者だったっけ?」ってなること、ありません?
今回は、犯人探しだけじゃなく、コルテシア東京に集まった人たちの相関を整理しながら、ママなりに「この物語で一番の悪役は誰だったのか」も考えてみました。
ネタバレ全開なので、未視聴の方はご注意くださいね。
相関図①|コルテシア東京に集まった“怪しい客たち”

えええ、まさかの、といっても、このマスカレードシリーズではあたりまえなのか。
中村アンさんに田中みな実さん、この物語の本筋ではない部分でのこのビッグネームの起用。
前作もそうなんだけど、インパクトが強くって、今作でもやっぱり記憶に鮮明に残ってそのあと逆にかく乱されてしまう感じ(笑)。
マスカレードナイトも、マスカレードホテル同様に、最終的には犯人をとっつかまえるドラマなの。
マスカレードナイトという年越しカウントダウン仮装パーティ、参加者は500人、この中に犯人がいるっていう想定になっているもんだから、とても多くの人がホテルを訪れてくるの。
ちょっと多すぎて、名前を追うのも大変。
ということで、今回は相関図、といってもドラマを楽しんでいただけるように、敢えて相関の矢印は入れずに名前と顔だけを描き出してみました。
そうはいっても、冒頭であかされる表向きの相関だけここに記すわ。
まず、警察が追っているのは、ペットトリマー和泉春菜を殺害した犯人。
タイマー仕掛けの電気を心臓目掛け通電というかなりトリッキーな方法で殺害に及んだの。
実は、和泉春菜より先に同様の手口で殺害された人がいることが分かった。
しかし今回は謎が多い。
犯人はなぜ殺害方法に感電死を選択したのか。そしてなぜ、コルテシア東京にやってくるのか。
その他にも怪しいと目をつけられている人はたくさんいる。
曽野正明は親子3人でやってきた。でもどうやらパーティーチケットはもっていないようね。
時同じくしてホテルにやってきたのが正明の不倫相手の貝塚由里。
一人で現れたけど、部屋は2名で予約。パーティチケットありのようね。部屋は2名として予約しているから、チケットも2名分あるのかもしれないわね。ひとりで来たのにね。
早々に偽名を使っていることが明らかになったのは日下部篤哉。
彼は狩野妙子にプロポーズしようとしている。
けど、このあたりの情報はコンシェルジュとの間の秘密の相談事として、警察にはオープンになっていないのよね。
あともう一人偽名が明らかになったのは、仲根緑。仲根伸一郎という男性と同姓を名乗ってホテル宿泊しているけど、本名はクレジットカートの名前はMAKIMURA MIDORIなのよね。
山岸尚美の推測では恋人同士の二人が夫婦の気分を味わいたかったんでしょうって。
まあ、尚美に限らず、この映画内での予測は、大体は外してるんだけどね。
あと、大きなカバン、といっても、ゴルフバッグを持って入ってきたのは浦辺幹夫。
ゴルフバッグにクラブ以外のものが入っていたりしてって見方をされるのよね。
彼は、ホテルに入ってから始終何かにおびえているような感じがあったわよね。
そんな彼が、二人も特異な方法で殺害しているはずはないというのは誰の目にも明らかよね。
彼についてはちょっとだけネタバレをしておくんだけど、彼は犯人に操られていた存在。
ペットトリマー春菜とは、ちょっとした関係があったようね。
その関係を犯人に握られ操られていた。パーティーには参加しないようね。
相関②|密告者はなぜ警察にまで支持を出しているの?
今回の記事では、あえて、相関を示す矢印は警察もマークする仲根緑とエンディング近くであかされる存在、緑の双子の妹世羅に限定させてもらったの。
このドラマの相関はママにとってはとても複雑に感じたし、5回視聴したいまでも、100%相関をつかみきれたか自信がないわ。
でも、マスカレードナイトを訪れた人々をイチマイのシートに並べてみて、少しその相関がつかめたような気がするの。
仲根緑以外は、ドラマの冒頭近くでの登場イメージを並べてみた。
対して、仲根緑に関してはエンディング近くでのイメージ。
彼女、エンディングに至るまでは、とても女性らしい、そして、存在しない彼を思う姿も、その悲しい作り話に同情したくなる雰囲気たっぷりだった。
でも、実はエンディング近くで、彼女はホテルの階段から、まるで宝塚の男役を思わせるような雰囲気で登場するの。
正味そのシーンがなかなかにインパクト強かったものだから、今回の相関図シートのほぼ中央に据えさせてもらったんだけど、今回は、ほかにも恨みを抱くものや、自分の過去の過ちにおびえる物とか、歪んだ人間関係がかなり盛沢山に描かれているように感じたわ。
シート上の相関配置は、ママなりに理解した矢印で結びやすい位置においてみたので、映画視聴しながら頭の中で相関を整理するのに役立ててもらえたらうれしいです。
相関③|誰が一番の悪役?
ママ的にはぶっちぎりで貝塚由里でしょってなるんですけど、どうでしょう。曽野万智子の言動も怪しくって、かなりの虚言癖とうよりは、かなりの狸といったほうがいいのか、その言葉を信じることはできないんだけど、少なくとも旦那さんの表情から、彼女が家庭生活において寂しい思いをしていたのは間違いなさそうね。
そして、その相手となっていたのが由里なのよね。
ドラマの中での由里の言葉はそれほど多くはないんだけど、拾ってみる価値はありそうね。
電話ボックス、電話している彼女、この女一体何言ってるんだろって思わせるに十分な内容。
まあ、こんな風になってしまった理由というのももちろんあるんだろうけど、ドラマの中には描かれないから、彼女に対して同情できるポイントを探すのは難しいのよね。
万智子曰く、由里は昔からずるかったみたいなことを言っていたから、ユリがそんな風になってしまったのには、育った家庭環境とかに問題があったのかもしれないけど。
それに対して、まあ、犯人としてとらえられる仲根緑には、ドラマ内に描かれるという訳ではないけど、過去に妹を失ったという事実だけは話として出てくるのよね。
さらに、その妹と警察との絡みの部分とか。
緑がしでかしてしまったことが常軌を逸しているので、そこに同情という言葉をもってくるのはちょっと難しいんだけど、由里に比べたら、その過去の不幸が描かれていた分、由里に対して感じるものとはちょっと違うところがあるわね。


コメント