ローグネイションの相関図!簡単あらすじまとめ ソロモン・レーンとは何者?【ミッション・インポッシブル】

今回は『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の登場人物たちの関係を、ストーリーの流れに沿って相関図で整理してみました!

「え、誰が敵で、誰が味方なの?」「この人、結局どこの組織の人!?」そんなふうに感じたあなた、一緒に相関図でスッキリしていきましょ〜💨

目次

相関図①:公聴会の行方、イーサンへのミッション

物語は、IMF(Impossible Mission Force)の存在を巡るワシントンD.C.での公聴会から始まります。ここで前に立たされているのが、ウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)。元IMFの現場エージェントであり、今回はその代表として議会に出席しています。

公聴会で対峙するのは、CIA長官アラン・ハンリー(アレック・ボールドウィン)。この人、いかにも“お堅い政府のおじさん”で、正義感強すぎるタイプ。ハンリーはIMFの活動を「管理不能で危険すぎる」と断定し、組織の完全解体を主張するんです。

そのころ、イーサン・ハントトム・クルーズ)がロンドンのとあるレコード店に潜入中。おなじみの「ミッション・インポッシブル、聞きますか?」のくだりね。でも今回は違った。ミッション指示の音声が終わると──イーサンを巻き込む煙が。首謀者は今回の黒幕ソロモン・レーン(ショーン・ハリス)。冷酷で知的、言葉少なめ、でも目がこわい。

イーサンは誘拐され、地下施設へ。その場で彼を拷問しようとするのが、ヤニク・ヴィンター(イェンス・フルテン)。元諜報員で、今は「シンジケート」という謎の組織の一員らしい。そして現れるのがイルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)──一見するとシンジケートの仲間。でもその行動はどこか違う。イーサンを救い、逃がす手助けをする。

ここでイーサンは直感するのです。「このイルサという女、ただ者じゃない。そして“シンジケート”──それはかつて死んだとされた諜報員たちの亡霊。国家に裏切られた者たちが集まってできた、もうひとつのスパイ集団(?)かもしれない」と。

イーサンが信じた“違和感”──イルサを助ける理由

イーサンって、正直者というより“本能型”。彼はイルサに会った瞬間、「こいつは違う」って何かを感じ取ったんだと思う。命の危機を救われたことだけじゃなく、その動き、目線、空気の纏い方…全部が「敵として訓練された動きじゃない」って直感してる。で、イーサンは信じちゃうんよ、そういう“違和感”を。だからどれだけ他の情報が「イルサは敵」と言っても、動じない。ママ的にはここがハントのカッコよさの源!

相関図②:IMF解体? でもつづくイーサンのシンジケート存在の確証探し

IMFは公的に解体つまり、イーサンにはもう“国家の後ろ盾”がありません。でもイーサン・ハントという男は、そんなことでは止まらない。「仲間の命がかかっている。市民の安全が脅かされている」。それが彼のすべて。

ブラントは電話ボックスからかけてきたイーサンへIMFが解体されたことを伝え、そこから先は、イーサンが単独行動をとっているというスタンスで事が運んでいきます。

でもブラントもベンジーも、それぞれ別の場所にいても、イーサンを信じてる。因みに、このベンジー・ダン(サイモン・ペッグ)。元IMFの技術担当で、おとぼけキャラだけど実はとてつもない天才ハッカー。いったんは離れ離れになったように見えても、イーサンは、必要なら、使えるものは何でも使うタイプ。彼らとの再合流も、時間はかからないはず。

そのころ、ベンジーはというと、CIAオフィスで尋問中。「ウソ発見器」にかけられ「イーサンには何の義理もない」と言い放つ。でもそれ、機械には“真実”として通っちゃうのよ。つまり彼は本心でそう言ってる。でもそれでも、イーサンを裏切らない。ママはね、こういう“割り切れない正直者”がいちばん信頼できると思ってる。

ベンジーの“義理はない”は裏返しの愛情

ベンジーがCIAの尋問で言った「イーサンには義理はない」──あれ、めちゃくちゃ深いセリフ。だってウソ発見器には引っかからなかった。でもベンジーは、それでもイーサンのために動いてるわけでしょ?つまりそれ、“義理”とか“恩”じゃなくて、“信頼”や“尊敬”で動いてるってこと。誰かに命預けられるって、こういう感情の上にあるのかもね。ふざけた雰囲気だしてるけど、実はこの人、いちばん筋が通ってるのかもしれないね。

そして次の舞台は、オーストリア・ウィーンのオペラ会場。イーサンは、ベンジーの協力を得て、オーストリア首相を狙った暗殺計画を阻止しようと動きます。ここで再登場するのがイルサ・ファウスト。

彼女は暗殺者の一員…かと思いきや、動きが独特。撃つでもなく、守るでもなく、どこか“別の目的”があるように見える。

3人は、オペラ会場を立ち去るときに遭遇。イーサン、イルサ、ベンジー。この場面が最高にスリリング!ベンジーが叫ぶの。「なんだ、俺を撃とうとした女だ!」でもイーサンは答える。「だからって、悪人とは限らない」──ね、こういう何気ないところで自分を認めてくれようとする姿に、惹かれちゃうものなんですよねえ。

相関図③:レーンとイルサの関係 今回の狙いは?

さあ、ついに黒幕の顔がはっきりと。ソロモン・レーン──元MI6の分析官にして、今は“もうひとつの国家”とも言えるシンジケートを作り上げた男。冷酷で沈着。表情は変えずとも、誰もが「こいつ、やばい」って感じるタイプ。

そんなレーンのすぐそばにいるのが、イルサ・ファウスト。表向きはシンジケートの一員。でもその実態は、MI6の潜入工作員として、組織の中に潜り込んでいたという、超危険な綱渡りを続けてる女性。彼女の目がいつも張り詰めているのは、その“二重スパイ”としての孤独ゆえかもしれない。

レーンの部屋でのやりとり、すごい緊張感よ。「イルサ、もう信用できないぞ」っていうあの圧。けれど、イルサは決して表情を崩さない。演技力じゃない、本気で“心を殺してる”感じ。それくらい、任務のために自分を捨ててるって感じ。

ちなみにレーンやイルサを演じたキャスト&吹替情報はこちらでチェックできます!

ほどなく、イーサンと仲間たちはモロッコの発電施設に潜入。目的は、レーンの資金源となる「秘密データファイル」を入手すること。ここで活躍するのがベンジー!この人、表向きはテクノ係だけど、どんな現場でも必ず仕事をこなす。最高の相棒やでほんま。

で、きたる名シーン──水中ミッション。イーサンが命懸けで潜るんだけど、予想外のトラブルで心停止寸前。それを救うのがイルサ。水中を流れさまようイーサンを抱きかかえ、出口ハッチまで到達する手際の良さ。さすがです。

けれど、イルサはすぐにその場を去る。ベンジーがやっとの思い(?)で盗み出したデータファイルを持ち去るんです。なぜって、抱えているものがたくさんあるんでしょう。このファイルを本来の依頼主に渡しさえすれば、ミッションコンプリート。

そんな思いでバイクで砂漠を駆け抜ける彼女を、今度はCIAの監視下にあるブラントとルーサーが追うのよ。ブラントは、かつてのIMF仲間。でも今はCIAに籍を置いてて、立場上は“イーサンを追う組織”の一員。一方ルーサー(ヴィング・レイムス)は、IMFの古株メンバー。誰よりイーサンを信じてる。だけど今のブラントが敵なのか味方なのか、ルーサーにもまだ分からない──このもどかしさ。

最終的にこの逃走劇はイルサの勝。イルサはロンドンに戻り、MI6の上官アトリー(サイモン・マクバーニー)と接触。このアトリーがまた厄介で、国家の論理で動く男。任務完了をもって、イギリスに戻してほしいというイルサに対し、なんと非常にも「君はもう国家を持たない存在だ」と言ってのけてしまう。「CIAが君のことを訪ねてきたよ。もちろん潜入捜査の件は伝えていないよ」つまり、ならず者国家の暗殺者とみなしてるだろうと。

イルサは“自由”を選べるか?

イルサって、めちゃくちゃ優秀でプロフェッショナル。でもずっと“命令される側”なんだよね。MI6からもレーンからも、自分の意思で動けてない。でも、イーサンと出会って「自分の心に従ってもいいかもしれない」って揺らぎ始めてるのがわかるの。命令より、自分の正義を優先すること。それって、彼女にとって初めての“自由”なのかもしれない。ママ、そこにめっちゃときめくわけ!

イルサの正体や「disavowed」の意味、ローグネイションの深掘りはこちらで!

相関図④:3つの選択肢と、仲間たちの再集結

物語はいよいよ最終局面へ──舞台はロンドン、とある町のパーラー。ここに集まったのは、イーサン・ハント、イルサ・ファウスト、ベンジー・ダン、ウィリアム・ブラント、そしてルーサー・スティッケル。旧IMFチームの面々が、ようやくひとつのテーブルを囲むことになります。

そこでイルサがイーサンに“3つの選択”を突きつけるんです。

1つ目は、CIAにファイルとイルサ自身を引き渡すこと。これなら任務は終わるけれど、イルサが使い捨てにされる未来は目に見えている。

2つ目は、極秘ファイル(あの赤いUSBメモリ)を“餌”にしてソロモン・レーンをおびき出し、捕まえる作戦。


3つ目は、すべてを捨てて、イルサとふたりで逃げる。今すぐに。

……でも、ママは分かってる。イーサン・ハントって、そういう男じゃない。イルサの顔にも、その気持ちがにじんでるんですよ。「そうしてくれたら…」という期待と、「きっと、そうはしない」という確信が、同時に存在してるような表情で。

結局、イーサンたちは第2の作戦──レーン捕獲作戦を選ぶことになります。が、そう簡単に事は運びません。

作戦の最中、なんとベンジーがレーンに拉致されてしまうのです。イーサンの仲間の中でも、とびきり“平和な側”にいたベンジーが──この期に及んで、最も危険な状況に巻き込まれることになる。

レーンは言います。「お前の友人の命が欲しければ、あのファイルを渡せ」

でも、ここで驚かされるのが、イーサンの覚悟。彼は、例の極秘ファイルの内容をすべて暗記するというすさまじい能力を見せつけるんです。

つまり、ベンジーを助けるために見せかけの譲歩をしつつも、最後まで“交渉の主導権”を握っていたのはイーサンの側だったわけ。

そして──ついに、レーンを確保。しかもその方法がまた最高で、レーンがかつて自分たちに使っていた“密閉型の防音ガラスボックス”に、今度は彼自身が閉じ込められるという皮肉な結末。レーンの計画は完全に潰えたのです。

この一連の出来事を通じて、ハンリー長官の心も大きく動き始めます。

彼は、ブラントの強い要請を受けてアメリカからイギリスに飛び、イーサンたちが行動する現場に足を運ぶんですよね。当初は「IMFは制御不能な組織」「もう存在価値はない」と信じていたハンリー。

でも、命を懸けて市民を守り、仲間を信じ、国家に背を向けられても正義を貫くイーサンたちの姿を目の当たりにして──彼の中で何かが変わっていくのが分かるんです。

その流れの中で行われるのが、イギリス首相との会談。出席するのは、アトリー(MI6)、ハンリー(CIA)、イーサン(IMF)、そしてブラント。

ここがまた、映画でもめちゃくちゃ気持ちいいシーン。

「シンジケート計画は、MI6の極秘裏プロジェクトだった」この一言で、アトリーの顔色は真っ青に。「君はもう国家を持たない人間だ」と冷たくイルサを突き放した男が、自らの行動の責任を問われる形になる──この因果応報感、最高じゃないですか?

そしてラストは、舞台をIMF本部へ。

ドアを開けるブラントの前に立っていたのは、まさかのハンリー長官。そして、彼が放った一言がこれ。

「IMFへようこそ、長官殿」

もう、鳥肌ですよ。IMFを解体しようとしていた“最悪の敵”が、今や“最高の味方”としてそのチームを率いることになるなんて。これは単なる組織改革じゃないの。「正論モンスター」だった男が、人の信念と行動に心を動かされたという、成長の物語なんです。

ハンリーは“最悪の敵”から“最高の仲間”になった

ハンリーってさ、最初めっちゃイヤなヤツやったやん?IMFを潰してくるし、言い方も上からやし。でも最後には「IMF長官」に就任してる。これ、ただの昇進じゃないのよ。彼自身が「イーサンたちのやり方に意味がある」と心から認めたってこと。つまり、正論モンスターだったハンリーが、“現場の信念”に心を動かされた瞬間。これ、実は映画の一番の成長ストーリーなんじゃない??

まとめ:信じる者たちの物語──「国家より仲間」「任務より絆」

この『ローグ・ネイション』って映画、スパイアクションの枠を超えてると思うんよ。たしかに派手なアクションも、二重スパイの駆け引きもある。でも一番描かれているのは、「誰を信じるか」って話なのよね。

イーサン・ハントという男は、毎回「国家の方針」なんてものに従ってない。ただ、目の前で困ってる人を助けようとするだけ。イルサは、その姿に惹かれてしまった。彼女は最初、任務のために近づいた。でも、いつしかイーサンという“信じるに足る存在”を見てしまった。

そして、ベンジー、ブラント、ルーサー。それぞれが、自分の立場と責任の中で迷いながらも、「イーサンのやってることが正しい」と信じて、戻ってくる。その関係性が、美しいのよ。

任務よりも、仲間。国家よりも、人としての誠実さ。それを貫いた結果、最後には“敵”だったはずのハンリーまで味方になった。ママは思う。この映画のラストは、「悪を倒して終わった」んじゃない。「信じる力が、世界をちょっと変えた」んだって。

だからね、もし観たのが久しぶりって人、ぜひもう一度見返してみてほしい。ラストの“Welcome to the IMF”の一言に、全員の信念が詰まってるから。

今日も最後までご覧いただいてありがとうございます。

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