
こんにちは!ハリーポッターの『死の秘宝』で光るメス鹿が現れますね。ハリーポッターシリーズでは『アズカバンの囚人』でも湖のほとりに登場します。
今回も光る鹿が現れた時点で、行き詰りかけたハリーが救われる流れというのは前回同様なのですが、今回の鹿はアズカバンの時の鹿とはちょっと見た目が異なっていましたね。
今日はハリーポッターの『死の秘宝』に登場した光る鹿が現れた理由を考察してみました。そして、鹿はグリフィンドールの剣のありかを指し示すのですが、その場所はあろうことか湖の底。なぜそんな場所に?
この記事はネタバレを含みますのでご注意ください!
・『死の秘宝』で光る雌鹿が現れた理由
・グリフィンドールの剣が湖の底にあったのはなぜか
ハリーポッターに登場するパトローナス(守護霊)。実はそのパトローナス、どうやらそのキャラクターと深い結びつきがありそうです。
ハリーを救う守護霊はなぜいつも鹿なのか?その理由を一緒に見てみましょう。
『死の秘宝』で光る雌鹿が現れた理由
光る雌鹿の正体は、セブルス・スネイプの守護霊(パトローナス)であり、それはハリーを導くために送ったのだといわれています。
・光る雌鹿の正体はセブルス・スネイプの守護霊
・スネイプはハリーを守ろうとしていた
セブルス・スネイプがハリーを助けようとする理由は?
でもなんで?
実はこれは意外や意外、「スネイプがハリーポッターを愛していたこと」さらに、「ダンブルドアとの約束」がハリーを助けようとした理由になっています。
正確には、スネイプはハリーの母親であるリリー・ポッターを愛していたからというのがハリーを助ける理由です。リリーはヴォルデモート卿の手にかかってしまいましたが、その後もスネイプはリリーを愛し続けていたといわれています。

スネイプは言っていたわね。リリーポッターのことを「常に愛している」と
スネイプがなぜリリーを思い続けていたのか?それには、ある後悔の思いがあったようです。ただ好きという感情だけなら、忘れ去ることもあったかもしれません。
でも、そこに後悔という気持ちが入ると、いつまでもいつまでもその気持ちを引きずりやすいというのはとてもよく理解できるんですよね。
セブルス・スネイプの後悔の核心は、ドラマを通してよく出てくる「けがれた血」という言葉に関連していたようです。
スネイプは、ホグワーツに在学中、スリザリンの中でのつながりを深めていき、幼少期からリリーに恋心を抱いていたにもかかわらず、その言葉でリリーを傷つけてしまいます。
さらに悪いことに、占い学の教授シビル・トレローニーが語った「予言」の一部をヴォルデモートに漏らしてしまい、結果的にハリーの両親がヴォルデモートにやられてしまうことになりました。
それは、7月に生まれる子が闇の帝王を打ち破るという内容の予言だったのですが、その時、スネイプはハリーの両親であるリリーやジェームズポッターが狙われるなどとは全く思っていなかったのです。
しかし、自分のそのような行いによってリリーを失うこととなってしまったスネイプは、ダンブルドアにそのことを告げ、助けを求めました。
そこに、スネイプの中にリリーに対する償いの気持ちが強く生じたのでしょう。もちろんその償いは、ハリーを懸命に守るということにつながっていきます。
スネイプの守護霊(パトローナス)が雌鹿であった理由
ここは「理由」というよりは、そういう設定になっているという理解をしてもらうのが良いと思うのですが、「スネイプがリリーを深く愛していた」からといわれています。
実はリリーのパトローナスが雌鹿だったのです。もしそういった守護霊というのが存在しているのであれば、生まれた時から決まっているんじゃないの?とか、いやあれは、精神的な修行の段階で、変わったりすることがあるんだとか、インターネット上にはいろんな説がいわれているようですね。
リリーと同じ雌鹿の守護霊を持つに至った経緯はわかりませんが、相当強い思いが働き、それも長期間に一途にその気持ちを持ち続けていたということを連想させますね。
因みにハリーの守護霊は立派な角をもった雄の鹿でした。
グリフィンドールの剣が湖の底にあった理由の考察


湖の底に剣があった理由は、「その場所がハリーの勇気を試すのに適当な場所であった」ためではないかと考えます。
グリフィンドールの剣は「本当に必要とする者」かつ「ふさわしい者」に渡る魔法の特性を持っているといわれます。
・グリフィンドールの剣は「本当に必要とする者」の先に現れる
・剣を手にするためには、勇気を示す必要がある剣
・湖の底という地点が、それを試すのに相対していた
それは私利私欲ではなくて純粋な心を持つ者であって、グリフィンドールが象徴として掲げる「勇気」が示されなければなりません。
氷が張った湖の底の剣をとるというのは、「どうか入らないで!」と思わず叫びたくなるほど冷たそう。
でも、分霊箱を破壊するために、みんなのために、それを取らなければならない状況というのは、それが実行できたなら、みごとに「勇気」を示す状況ですね。
スネイプの光る雌鹿は、その場所をハリーに示すことになるのですが、これは、スネイプが湖の底に隠したわけではなく、グリフィンドールの剣が自らの意志でその時(必要な時)ハリーの手に渡るように湖の底に現れたのではないかなと思うのです。
そして、スネイプの雌鹿は、その場所がどこであったとしても、同じようにわかりやすくハリーを導いたのではないでしょうか?
剣はグリフィンドールの精神をもつ、すなわち純粋さや勇気が示された場所に現れ、所有されることを望んでいるようです。
まとめ
『死の秘宝』で光る雌鹿が現れた理由はスネイプがハリーを助けようとした強い愛ゆえのものだと思われます。
グリフィンドールの剣が湖の底にあったのは、あのタイミング(ペンダントという分霊箱を手にした)でハリーが勇気を示せる場所として最も適切な場所だったからだと思われます。
- セブルス・スネイプがハリーを導くため
- スネイプの深い愛と謝罪の気持ち
- ハリーの勇気を試すため
- 正しい者の先に現れる法則
映画ハリーポッターは見るたびに新しい発見あり、何度視聴しても見飽きることがありませんよね。繰り返し見ていると、「なんだか現実の世界と深くリンクしているような気が。。」そんな気にさせてくれるとても不思議な映画で学びも多いので、きっと、この先何回も視聴するんだろうなとそんな気がしています。
今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございます。
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