秋吉さんって、強すぎません?映画を観ていて「この人、なんでこんなに動けるの?」って気になった方、多いと思うんです。特に小五郎との格闘シーン、あれは何回見ても「え、えぇ…?」ってなるやつ。秋吉の行動力と冷静さも含めて、ちょっと怖いくらいなんですよね~。

小五郎さんって元刑事でしょ?それなのに…



秋吉さん、一体どこでそんな技を…
今回はそんな秋吉の“強すぎる問題”と、もうひとりのキーパーソン・日下の“動きが早すぎる問題”について、モヤっとしてるところを整理してお届けしますね。
小五郎との格闘シーンは、やっぱり“強すぎ”だった件
やっぱり一番インパクトがあったのは、小五郎との廊下での格闘シーンですよね。あそこ、正直「え、何が起きたの!?」って一瞬止まるくらい。
回転と体重移動を使った技で一撃
空手っぽい動き
「空手設定があったらしい」という未確認情報もあり
防戦一方とはいえ、長年刑事としてやってきた実力者の小五郎を、秋吉がほんの一瞬で床に叩きつけたあの一連の動き。まるで空手か柔道のような、回転と体重のかけ方を活かした技に見えました。



軽やかなステップなんて、アニメとは思えないリアリティあったわね



2005年の公開映画だけど、映像の仕上がりも素晴らしいよね
ネット上では「秋吉は空手をやっていたという設定があったらしい」という情報も見受けられました。私は空手はたしなんだことがないので詳しくはわかりませんが、あの突きや蹴りの一撃一撃、型のある人の動きっぽかったですよね~。設定として明言はされていないけど、「強すぎる」と言われるのも納得のシーンでした。
秋吉の「動ける」強さって、こっちの方がむしろコワイ
でね、秋吉って体の強さだけじゃなくて、全体の動きがめちゃくちゃ早くて、ある意味最強という感じがするんです。
例えば、日下に電話をかけた後、そのまま社長を襲撃して、社長に成りすまし、さらに日下に殺害された風に装い(そんなんできるかな??)、立ち去るという一連の行動。社長の部屋を出たのち、実際にどこで何をしていたのかは映画内では語られないんですが、誰にも見つからず完璧に行動してる時点でもうただ者じゃない感ありますよね。



本気で襲ってくる日下の刃をかわしつつ…



仕込んだ血のりをまき散らし、死んだふり。。これは難しいでしょ
そして霊安室に園子を閉じ込めていたのは秋吉ではなく日下だったわけですが、このへんで、意図せずとも連携が見事に取れてしまっていた当たり、あの計画全体を支えていたのは、やっぱり秋吉の存在感というか、執念というか、とても強い思いだったと思うんですよね。
冷静に、無表情で、でも確実に“超素早く動ける”。この「静かな強さ」こそが秋吉の真骨頂なんじゃないかなと思います。



さすが設計士



自分の動きまで計算し尽くしているという..これが強さか
日下、あなたちょっと動き早すぎじゃない?
そして気になるのが、日下の行動スピードです。秋吉との電話を途中で置き、すぐに社長の部屋へ向かい、社長(実は秋吉)に襲い掛かる。
そしてその後、マリーナで園子に襲い掛かり、さらに10時19分には会長にも手を出している…。いやいや、いくらなんでも展開が早すぎません?ほんとにそのスピードでいけたんか…っていう。



一連の大仕事をこんなスピードで!?



分刻みの離れ業だよね
でも、ちょっと違う見方もできてしまいますよね。秋吉との電話で、録音テープに切り替え、秋吉、日下、共によーいドンで、604号室、社長の部屋に向かったんですよね。かたや、秋吉は、浴室の社長を気絶させ、バスローブに着替え、日下の到着を待つほどの速さ。一方の日下は、そのあとの一連の動きをみると速そうなんですけど、604号室に到着するまでには、息切れを起こすほどの体力のなさ(?)。早そうに見えて、実はその遅さが、秋吉の神業的604号室への潜入を可能にしたのかもという考えがよぎったりもします。
このあたり、描写がふわっとしているせいで、観ている側は時間と場所の感覚がぐちゃぐちゃになって、「ん?今どこで誰が何してるの?」って混乱しちゃうんですよね。そこだけちょっと時空がゆがんでる感じすらします(笑)
結局、真の主犯は誰?
途中まで、事件の主犯は日下ということになってるけど、動いてる量も冷静さも、実は秋吉の方が上じゃない?って思っちゃいませんか。日下は感情の波が大きくて、暴走してるようなところもあったけど、秋吉は最初から最後までブレないんですよね。



秋吉さんの怖さって、静かにじわじわ来るよね…



最後まで淡々としてるのが逆に怖い…
セリフも少なくて、ひたすら無表情で任務をこなしていく感じ。その“抑えられた怖さ”が、逆にめちゃくちゃ効いてくるんです。どこまでも淡々としていて、まるで「犯行を起こす」ことに何の感情もないような冷たさ。
秋吉こそがという強さはそこいらじゅうにぷんぷんしていて、おっちゃんが秋吉を見逃さなかったことについては、もしかするとごく自然。。逆に言うと、いつものコナン君なら、もう少し早くに秋吉の正体を見抜いていたんじゃないかと思ったりもしましたね。
「強さ」って、設定よりも演出で見せるものなのかも
秋吉って、別に「空手○段」とか「元傭兵です!」みたいな過剰な設定があるわけじゃないのに、「強い」という印象だけはしっかり残ってる。これって、実は演出の力が大きい気がするんです。
セリフが少ない分、視線の使い方とか、立ち姿、動き方ですべてを語ってる感じ。顔立ちが妃英理に似せて設定されているというのも影響しているのかもしれませんね。
視線の動き
無表情の演技
音楽と間の使い方
英理に似た外見(ミスリード効果)



しゃべったり飛び跳ねなくても強さが伝わる感じがするわね



そう感じさせる伏線的な要素がちりばめられてるのかもしれないね。そういった映画は見ごたえあるよね
言葉では説明されないのに、「この人、ただ者じゃない」ってビリビリ伝わってくる。キャラ設定だけじゃなくて、“見せ方”ってのにもいろんなやり方があるんだなあと感心した演出でした。
まとめ
- 秋吉の“強すぎ”は、小五郎との格闘シーンが印象的。
- ネットでは「空手経験あり」の情報も見受けられたが、出典は不明。
- 園子を霊安室に閉じ込めたのは日下だが、秋吉の行動力も際立っていた。
- 日下の行動スピードにはツッコミどころあり。時間軸がやや混乱しがち。
- 秋吉の“怖さ”は設定というより、演出でじわじわ伝わってくるタイプの強さ。
秋吉って、終わってみれば「この人が一番すごかったのでは?」って思わせるキャラでしたね。喋らず、感情も見せず、でも一撃で全部持っていく存在感。こういう静かなキャラの怖さって、ある意味いちばん強烈かもしれません。
『水平線上の陰謀』をまた観るなら、秋吉の動きに冒頭から注目してみるのも面白いですよ〜。
今日も最後までご覧いただいてありがとうございます。
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