スター・ウォーズ エピソード4は、キャラクター同士の運命的な出会いが次々と描かれていく作品でもあります。今回は、そんな登場人物たちの【相関図】をもとに、特にドラマチックに変化していく「関係性」に注目してみました!
誰と誰が、どんな出会い方をして、どんな絆を築いていくのか──。EP4に登場する主要キャラクターの全体的相関と、注目キャラクターどおしの相関の変化についてまとめてみました。加えて、タイトルの「新たなる希望」は何を意味するのかについても考察してみました。
エピソード4の相関図と簡単あらすじ

静かな砂漠の星タトゥイーンで、農場を営むオーウェン叔父さんとベルー叔母さんに育てられていた少年、ルーク・スカイウォーカー。広い砂漠を眺めながら、彼はどこか「ここではない世界」に憧れを抱いていました。
そんな彼のもとにやってきたのが、2体のドロイド──小柄なR2-D2と、ちょっとおしゃべりなC-3PO。彼らは砂漠をさまようジャワ族によって売られてきたのですが、実はこのR2-D2、重大な秘密を抱えていたんです。
運命の歯車がカチリと動き出すのはここから。C-3POはシリーズを通してとてもいい味を出してくれるドロイドですが、実はただの“おしゃべり翻訳ドロイド”ではないんですよ。よく見ると、ちょっと他のドロイドと違う気がしませんか?その理由は、物語の始まりを描く『エピソード1/ファントム・メナス』に隠されています。えっ、そんな人がC-3POに関わってたの!?と驚くような過去が明かされているので、まだ観ていない方はぜひチェックしてみてください。
──さて、ルークはまだ何も知らない。けれど、銀河の未来を揺るがす冒険が、いま確かに彼の足元に近づきつつあるんですよねえ。
R2-D2のメッセージを追って、ルークは広大な砂漠の中で襲われ気絶。そしてそこに助けに現れたのが、かつてジェダイの騎士だったオビ=ワン・ケノービ。EP4だけ見ていると、たまたま通りがかったのかなという風にも見えるのですが、実は、そうではなかったんですよね。わけあって、オビワンはそこにいたということなのですが、その理由はここではあかせませんが、聞くと、オビワンのぶれない思いや信念などに驚かされます。
今では「ベン」と名乗り、静かに身を潜めて生きていました。彼がルークに語ったのは、「フォース」という不思議な力と、銀河を守るために戦ったジェダイたちの物語──。
その一方で、帝国軍の魔の手はすぐそこまで迫っていました。ストームトルーパーたちによる捜索、そして……大切な家族との別れ。 ルークは迷いながらも、自分の進むべき道を見つけます。「平和(?)な農場暮らし」を捨て、「フォースの導き」に従って旅立つことを選んだんですね。 オビワンとルークの師弟関係、ここが始まり。この二人の絆は、のちに銀河を大きく動かしていきますよ。
帝国軍の追跡をかわすため、ルークたちは”足”を探します。たどり着いたのは、モス・アイズリー宇宙港。そこで出会うのが、銀河一(自称)のパイロット、ハン・ソロとその相棒チューバッカ。ハン・ソロは自由気ままな運び屋で、ちょっと金にがめついけれど、腕は確か。彼らの愛機ミレニアム・ファルコンに乗って、ルークたちは砂漠の星を飛び立つことになります。 チューバッカは「ウーキー族」という超パワフルな種族。
もふもふで優しいけれど、怒らせると超怖いらしいですよ。(笑)後のシリーズによると、どうやら年齢は300歳を超えている?という設定みたいです。(EP9などでちらとふれられています) こうして、バラバラだった運命が銀河を翔けるチームとなってまとまっていきます。 でも、彼らを待ち受けるのは、あの黒い影──ダース・ベイダーなのです。
ようやくレイア姫と合流したルークたち。彼女は帝国軍の秘密兵器「デス・スター」の設計図を手にして、反乱軍へと持ち帰る使命を担っていました。舞台は反乱軍の秘密基地、緑に包まれたヤヴィン4。ここでルークは、”希望を託された若者”として仲間たちに迎えられます。 「銀河の自由」を守るため、反乱軍の総力を挙げた最後の作戦が動き出す──! ドドンナ将軍は反乱軍の作戦立案の中心人物。彼らの支えがあったからこそ、あの壮絶なデススター攻撃が可能になったんですよねえ。 銀河を二分する戦い、その中心に、もうルークたちは立っているんです。
【ルークとレイアの相関推移】

銀河を巻き込む大きな戦いのさなか、砂漠の少年(?)ルークと、美しきレイア姫の出会いは、意外にも小さな「ホログラムのメッセージ」から始まりました。
最初のルークにとって、レイアはただの「助けを求める見知らぬ人」。けれど、この出会いが、彼の運命を大きく動かすきっかけになっていきます。
ホログラムの中で「オビ=ワン・ケノービ」という名前を口にするレイア。実はこの名前、ルークにとっても運命の鍵を握る存在だったんですよね。
そして物語が進むにつれて、ルークはついに本物のレイアと出会います。ここでまた、ハン・ソロの「いい女だな!」発言に、ルークが思わず「やめろ!」ってちょっとムキになったりして(笑)。まだまだ「憧れ」のような、ちょっと不器用な距離感があるんですよね。
でも、一緒にデス・スターから脱出する中で、ルークは次第にレイアをただの憧れの対象ではなく、「信頼できる仲間」として見るようになります。でも、関係はそこまででとどまらず、EP5以降へと繋がっていくのですが、EP4としてお話しできるのはここまでというのが、かなり悔しいのですが、解き明かしたい方はエピソード5、6でお楽しみいただけると思います。
ハン・ソロとルークの相関
ルークとハン・ソロ、最初の出会いはまさに「金目当ての取引」から始まりました。タトゥイーンの片隅で出会った二人、ルークにとってハンは正直、あまり信用できない大人に見えたはず。
でも一方で、宇宙を自由に飛び回る姿には、どこか憧れを抱いていたんじゃないかなと思うんです。最初はギクシャクしていた関係ですが、物語が進むにつれて二人の間には確かな絆が芽生えていきます。
特にデス・スター攻撃のクライマックスシーン、ルークが孤軍奮闘している中、最後の最後でハンが「戻ってきたぜ!」と助けに現れるシーン、ここが本当にアツい!ルークの表情にも、言葉にならない「信頼」の感情があふれていましたよね。
最初は利害だけだった関係が、いつしか本物の友情に育っていく展開が胸あつです。 ハンソロとルークの関係も、EP7,EP8 ,EP9で視聴者にとっては驚きの展開を見せます。且つて、心深く深く通わせた二人に、どのような未来が待ち受けていたのか。ぜひ続編のEP7~9でお楽しみください。
オビ=ワンとルークの相関推移
ルークの運命を大きく変えた存在、それがオビ=ワン・ケノービ。タトゥイーンの砂漠で助けられたルークは、隠者のようなオビ=ワンからジェダイの存在とフォースの力について教わります。
最初は半信半疑だったルーク。でも、ライトセーバーを手渡され、自らの血筋の秘密に触れるうちに、少しずつ運命を受け入れようとしていきます。オビ=ワンにとってルークは、かつて守りきれなかった”ある少年”への贖罪と希望を託した存在だったのかもしれません。
ダース・ベイダーとの最終対決では、オビ=ワンは自ら命を落とし、姿なき存在「フォース・ゴースト」となってなお、ルークを導き続けます。目には見えなくなっても、オビ=ワンはルークの心の中で生き続けている。そんな静かな師弟愛に、胸が熱くなりますよね。この二人の関係も、物語を支える大切な柱です!
ところで気になるオビ=ワンが命を落としたシーン、ほんとに死んだの?その後もたびたび声やら時には姿も登場しましたよね。どうして?という疑問には、以下の記事で考察していますので、よければご参考になさってくださいね。

フォースとは何?という疑問には続いてこちらをどうぞ!

主要キャスト一覧
役名 | 俳優名 | 説明 |
---|---|---|
ルーク・スカイウォーカー | マーク・ハミル | 本作の主人公。辺境の惑星で育った若者。後にジェダイの道へ。 |
レイア・オーガナ | キャリー・フィッシャー | 反乱軍のリーダーであり、オルデランの王女。勇敢で聡明。 |
ハン・ソロ | ハリソン・フォード | 密輸業者だが、後に反乱軍の英雄に。皮肉屋で頼れる存在。 |
ダース・ベイダー | 声:ジェームズ・アール・ジョーンズ 体:デヴィッド・プラウズ | 銀河帝国の暗黒卿。象徴的なマスクと呼吸音が印象的。 |
オビ=ワン・ケノービ | アレック・ギネス | かつてのジェダイ。ルークの導き手となる老騎士。 |
C-3PO | アンソニー・ダニエルズ | マナーにうるさい翻訳ドロイド。常にR2-D2と一緒。 |
R2-D2 | ケニー・ベイカー(スーツ中の操演) | 小柄で有能なアストロメク・ドロイド。情報運搬に活躍。 |
グランド・モフ・ターキン | ピーター・カッシング | デス・スターの司令官。帝国の冷徹な高官。 |
チューバッカ | ピーター・メイヒュー | ハン・ソロの相棒であるウーキー族の戦士。頼りになる存在。 |
『新たなる希望』のキャストは、当時は無名に近い若手俳優と、ベテラン俳優のバランスで構成されていました。
特に、マーク・ハミル(ルーク)、キャリー・フィッシャー(レイア)、**ハリソン・フォード(ハン・ソロ)**の3人は、のちのシリーズ全体を通じて中心人物となり、世界中のファンから愛される存在になっていきます。
また、オビ=ワン役のアレック・ギネスは当時すでに名優として知られており、作品に重みと説得力を与える重要なキャスティングでした。
そして、ダース・ベイダーは「声」と「スーツ内の俳優」の2人による共同演技。これが後の映画ヴィラン像の元祖の一つとして語り継がれています。
「新たなる希望」とは何?(管理人の独り言)
誰が見たって、EP4を見る限り、「ルークとレイアが新たなる希望に見える」と思います。ルークはジェダイとして、レイアは新共和国のリーダーとして…。確かに、それは間違っていないと思うんです。
でも、「希望」って、もっと別の意味を持ってる気がしませんか?
希望。それは、“新しく生まれ来るもの”によく似合う言葉だと感じるのです。私は、この『新たなる希望』というタイトルは、単にEP4に限定してつけられたものではないと思っています。
ここではまだ明かすことはできませんが、**実は、何かが文字通り“生まれた”**のでした。何が生まれたのか。誰から生まれたのか。その父は誰なのか。すべての謎は、EP1, 2, 3で明らかになります。
「新たなる希望(が生まれた)」――この(が生まれた)という部分は、管理人の勝手な補足です。
タイトルの真意を汲み取るための説明用に入れてみたものです。
まとめ
スター・ウォーズ4(新たなる希望)は、物語の始まりだけでなく、キャラクター同士の出会いと成長の物語でもありましたね。ルーク、レイア、ハン、オビ=ワン──それぞれの出会いが、銀河の運命を変えていく一歩になりました。
今回紹介した相関図を思い浮かべながら映画を見直すと、あの時の微妙な表情やセリフの意味が、きっともっと深く感じられるのではとも思います。他の8つのメインのエピソードで回収される伏線もいっぱい散りばめられているので、EP1~9まで中だるみなく楽しめる超大作であると感じました。
今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございます。
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