このドラマ、大きなテーマがいくつもあるように感じて、自分はどこまで理解したのかしらって、ちょっと疑問を感じたり。
主人公は『わからないことをわかっていないと、わからないことはわかりません』と何度も語ってくれるんだけど、その意味すらなかなか理解できない。
少しずつでも理解が深まるように、わかる部分だけでも整理していきたいと思います。
1話 裁判官忌避

今まで裁判官による弁護士解任って前例ある?」「前代未聞です」って。
部総括判事という役職の門倉茂さんという方が、主人公の安堂清春さんに、彼が行った裁判の後でかけた言葉。
前例あるか?前代未聞だって。
ママがね、以前勤めていた時に、上司から言われたことのある言葉。
聞いたとたんにいや~な記憶が蘇ったわ。
あの当時、それを言われた直後に何を思ったか、今でも思い出せる。前例?前例がないことはそのまま悪なの?前代未聞?そりゃあ、前に起こっていなければ、初めて聞くような内容なんだろうけど、聞いたこと、前例なければ、すなわち黒なの?って、素朴に疑問を感じたことがあったのを思い出すわ。
ママは、どちらかというと、前代未聞をやらかしがちなタイプ。
上から責められるままに責められて、後になって、その叱られ方、ちょっと理不尽だったのでは?って疑問や時には怒りを覚えたり。
でも、主人公の清春さんは、ママのようにしょうもないところで気を荒立てることがなかったの。
そもそも、この手の嫌味を言ってくる人って、自分の立場や考えの正当性を守ろうとして、このドラマの中でいえば、清春さんを押さえつけようとしてるんじゃないのかな。
だけど、この清春さんは、ママのような次元で物事を見ていないの。
彼は、純粋に真実にたどり着こうという思いで、その意識は、真実を知るために「わからないことをわかっていないと、わからないことはわかりません」という言葉に言い現わされるところに向かっていた…はず。
この言葉の意味を、彼が伝えようとしたそのままに理解することは、このドラマが終わるまでにママが到達しなければいけない宿題のようなものなのかな。
今のところ、正確に理解できていないと思うし、ドラマの中でのその他の配役の方、その言葉を耳にした人みんなが「?」ってなっていた。
ところで、彼は、自分のことを「宇宙人」と言っていたけど、それは、先のような自分の立場だとかそんなことばかり考えている大勢の人とは明らかに異なるということが、自分自身としても実感できているということなのかな。
彼が明らかにしたいと思っていたのは、被告がなぜ知能犯から粗暴犯と呼ばれるような態度に変わってしまったのか、その理由。
清春さんが、家に戻って、彼が先生と呼ぶ、相談相手に今の状況を伝えているの。
先生にとっても、清春さんの心の中というのは予想できなかったみたいね。
清春さんが感じていた思い、彼が口にした言葉は「苦しい。とても苦しい」だった。
先生は「不安」は前を向いていることの証みたいなことを言っていた。
遠い先のことを考えているのか、ほんの僅かばかり先のことを考えているのか。
四六時中人の目を気にする、衝動への恐れをもち続けている。
それが、ほとんど「今」と変わらないほど近い未来のことを考えているということ。
「今」という状態や概念が何なのか、そこに意識が向けられていない限り、人は不安や恐れを抱くんだというのをどこかで聞いた。
でも、ほとんどの人がほとんどの時間、「今」と呼ばれるものに意識を合わせることはできなくて、先のことに目を向けているのよね。
「今」という概念が、人が考えている時間という概念でとらえている限り、「今」というものにたどり着くことは難しそうね。
ある本に書いてあることの受け売りみたいな話だけど、誰しもが、いつか乗り越えていかなければいけないハードルだったりするのかな。
ところで、今、清春さんが担当している前市長が襲われた事件、執行官という肩書の女性が「情報があります」って、清春さんがナポリタンスパゲティーを食べているところにいきなりやってきて、情報を流してくるの。
「あれは、政治がらみですよ。何が真実か、明らかにするのはあなたのお仕事でしょ」って、それだけ伝えていった。
でもその後、清春さんが裁判を行っている間に、彼の席までやってきて、ある記事の切り抜きを置いていったの。
なんでも、記事には、後援会への違法勧誘を副知事が行い、公職選挙法違反に問われたというようなことが書かれていたみたい。
この記事をもってきた女性、執行官という立場が今の時点ではちょっとわかりにくい。
ネットで調べてみると、大雑把には、裁判所で決まった事柄を実際に執行を行う人とか出てくるんだけど、その立場が正しいなら、事件に関連しそうな資料を裁判官に手渡すとかどういう意図なんだろ。
対して、裁判官である清春さんに、わかりやすくコンタクトしてきたのは、被告の弁護士、小野崎乃亜さん。
証人を期日までにそろえることができないって。
でも、清春さんは、独自の調べと、小野崎さんから得たわずかな情報をもとに、「証人は必要ないのでは」と助言した。
暴行事件はある病院の医師と事務局員に目撃されていた。
被害者の男性と目撃者は全員ゴルフの帰り。
これと、先の「政治がらみですよ」という情報が清春さんの中でリンクしたみたい。
そこで清春さんが小野崎弁護士に残した言葉が「まずは、動機から見直してみることだと思います。あなたは証人を探す必要は無くなったと思っています」って。
正直、何がどうリンクするのか、ママの頭では理解不能。
でも、ここって、理解できたら面白いところじゃないの?
小野崎弁護士は、清春さんの助言を聞いて、「被告が暴行に至った」背景にたどりついたみたい。
先の切り抜き記事は、県庁内での国会議員後援会への勧誘というのを取り上げていたけど、同様のことが、ところを変え、病院組織内で行われていた事実に行きついたみたい。
その政治家絡みの企みのせいで、本来病院に勤務しているべき職員の手の多くが奪われてしまっていた日があった。
実は、その夜、被告のお姉さんが脳梗塞で倒れたんだけど、医師不在で処置してもらえず、そのために亡くなってしまったの。
その事実を、タクシードライバーが知ってしまい、その情報が被告に知れてしまったのね。タクシードライバーと被告は、もともと知り合いだった。
「わからないことをわかっていないと、わからないことはわかりません」って、未だよくわからないんだけど、被告には伝わったみたい。
自分は彼のことを理解していないっていうことをまずわからないといけない。
その理解があって、初めて、彼が抱えていて、裁判官である自分がわからずにいたことがわかるようになるかもしれない。
だから、清春さんは、被告の家にまで行って彼のことを知ろうとした..そんな感じなのかな。
でも、清春さんは、彼の家まで行って、そのことで何を知ることができたんだろ。
そういえば、隣に住む老人にあって、清春さんの人柄を聞いていたわよね。
そして、彼は、普段とてもいい子であった被告が、なぜ暴力的になったのか、そこには理由があるはずで、それを調べなければならないと思ったのね。
その思いがあったから、例の原告側の証人になっていたタクシードライバーから、「政治がらみ」の背景を聞き出すことができた。
一応、ママ的には自己満足的にほぼスッキリしたんだけど、なんか謎なのは、例の執行官。
彼女のなんだか秘密めいたところは、この後何話も続いていくのかしら…


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