海に眠るダイヤモンドの3話でいづみが可乃子や和馬に会社を継がせたくないと語った理由を考察

海に眠るダイヤモンド3話視聴後、いづみはなぜあれほどまでに子供達に会社を継がせることを嫌がるのか疑問に思う人が多かったようです。

今日は3話までのいづみや1955年当時の鉄平、賢将、朝子、百合子、リナの言動から、考えられる「継がせたくない理由」を考察してみました。

目次

いづみがIKEGAYA株式会社を可乃子や和馬に継がせたくない理由

可乃子や和馬はいづみの子ではなかった?

結論から言うと、その可能性はあまり高くないのではないかと思います。実の子ではない場合、ドラマの演出としては「親切」や「特別な愛情」を強調した方がギャップを生み出しやすいですよね。

実の子でないという匂わせは、今のところなさそうね。

今回は継がせないということだから、実の子でありながら継がせないという方がギャップになるよね。

今回のケースは実の子ではないことを示す伏線は見当たらず、「(たぶん)実の子でありながら継がせたくない」という展開になっており、親子関係があった上で、それでも継がせたくないとする深い理由が存在するんだと思うんですよね。

そう考えると、いづみにとって、この会社は単に事業という枠を超えて、彼女自身の人生観や価値観を反映している可能性が高いように思えるんですよね。

誰かのために本当に好きだった男性との結婚をあきらめた末のビジネス(会社)だったため?

いづみは鉄平のことが好きでした。これはもう疑いようのない事実でしょう。本来一番手に入れたかった鉄平を選ばず、理由はわかりませんが、望まぬものを手に入れてしまったそれが今の会社やビジネスであるなら、それを子供に継がせたいとは思わないかもしれませんね。

好きな相手との結婚をとるか、ビジネスをとるかといえば、間違いなく鉄平との結婚を選択したでしょうね

でもそうしなかったということなら大きな理由が必要だね。

鉄平は誰か別の人のために必要な存在と皆が認識し、いづみは彼を諦めた可能性が考えられませんか?

たとえば、百合子にとって鉄平が絶対に必要な存在になる展開とかはありえるかもしれないね。

鉄平の家も、百合子の家も、何か問題がありそうだから、何かの償い的に結ばれる可能性があったとか。

理由はまだこの先の展開を見なければ明らかになりませんが、ビジネスのために望まぬ結婚をして、結果的にそのビジネス自体も愛情を傾けることができなくなっていた。そんなビジネスを子供たちだけに背負わせるような気になれなかったという線はないでしょうか。

継がせたくないほどに、社会的貢献度の低い会社だったため?

この推測は、いづみが玲央に「会社をつぶしに行こう」と声をかけたところから会社の意義に疑問を持っている可能性を感じます。

この世の中に、社会的貢献が薄くても、自由に大金を動かせる会社って存在するのかしら?

そんな会社のせいで、本来愛する家族が愛情を持った行動をとれなくなってしまったのかもしれないね。

しかし、いづみの年齢や金回りの大きさを考えると、相当長きにわたり世に存在した会社と思われますし、その会社が社会的貢献度が低いというのはちょっと考えにくいですよね。それに、いづみの玲央に対する思いやった言葉の数々を思い返しても、あまりへんてこな会社を作ったとは思えないですよね。

幸せな家庭を築こうと自主的に選んだ道が間違っていたと感じ始めたため

いづみは、自ら選んだ人生が間違っていたと感じ始めています。会社もその間違いのうちの一つと感じていた可能性も考えられるのではないでしょうか。

3話でいづみはこのように呟いています。「なんだかねえ、間違えた気がする。私の欲しかった人生って、こんなんだったのかしら」。

自ら積極的に選択した人生が間違っていた時に出る言葉よね。

ろくでもない会社を作ってしまったから、継がせたくないし、壊してしまいたいと思ったのかも。

これも先の「社会的貢献度の低い会社を作ってしまった」というのにつながるのかもしれません。ただ、単に好きだった男性と一緒になれなかったからビジネスやお金に走ったとかそういったものではなく、自分や周りのみんなの幸せを願いながら起こした行動だったけども結果的に満足できるものではなかったと感じたのかもしれません。つまりは、満足できない物として出来上がった会社を、わが子に継がせる気にはなれなかったのかもしれません。

放映後追加 いづみが子供たちに事業を継がせたくなかった理由

色々考察しておりましたが、もっと素直に考えるべきでしたね。答えは、以下のように比較的単純なものでした。

いづみのIKEGAYAは、端島の緑化という、周りの人たちの思いに応えようとしたビジネスでした。しかし、可乃子や和馬はそれを単なるお金を得る手段としか見ていませんでした

いづみがため息を漏らしたのは、自分の過去の選択を後悔していたわけではなく、子供たちの心が失われてしまったことに対する嘆きだったのね。

なるほど、それなら会社を継がせたくないという思いにも納得がいくね。

まとめ

・可乃子や和馬がいづみの実の子ではないことを理由とする可能性は低い。
・会社はいづみがほんとに欲しかったものではなかったため、子供にそれを継がせたくなかった可能性はあるかもしれない。
・IKEGAYAは社会的貢献が薄い企業であったせいとは考えにくい
・会社はいづみが感じ始めていた「間違った選択や物」の一つであった可能性はあるかもしれない
全話放映後追記:IKEGAYAは端島の緑化から始まったが、子供たちはそれを金儲けの手段としか見ていなかったため。

今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございます。

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