ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅の相関図!グリンデルバルドが探していたものは何?

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この記事はネタバレ情報やあらすじを含みます。シリーズの他の作品含め、未視聴の方は特にご注意ください

ハリー・ポッターの時代から70年前を舞台に描かれる『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。ニュートの渡米から仲間たちとの出会い、そして闇の存在オブスキュラスをめぐる騒動までを、隠された相関も紐解きながらみていきます。物語の鍵を握るのは、グレイブスが探し求めていた“ある存在”。その正体と物語に隠されたテーマを見ていきましょう。

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目次

相関図①|ニュート渡米とグリンデルバルドの影

今回の物語、新聞記事で取り上げられるグリンデルバルドがどうやら問題の中心となりそうね。グリンデルバルドと言えば、ハリーポッターシリーズの中でも登場する名前よね。

たしか、ダンブルドアと因縁があり、ダンブルドアにニワトコの杖を奪われた人物よね。さらに、牢に収監された年老いたグリンデルバルドも描かれていたわね。

ヴォルデモートがニワトコと杖を求めて、そのありかを聞き出すためにグリンデルバルドのもとにやってきたのよね。

グリンデルバルドやダンブルドアに関わる秘密がこのシリーズの中で描かれるようになるんだけど、グリンデルバルをを演じたのはジョニーデップなのよね。この超大物にグリンデルバルドを演じてもらうのには、それなりの理由があったんじゃないかなと想像するわ。彼の何とも言えない、中性的な人を魅了する力というのが、この物語を描くためには必要だったのかもしれないわね。

今回の時代設定はハリーたちがホグワーツで暮らした時期を遡ること70年くらいという設定のようだから、ハリーたちの時代にまで活躍する人の数はあまり多くはないかもしれないわね。

物語はニュート・スキャマンダーがアメリカにわたってきたところから始まるの。彼はハリーポッターに登場したルーナ・ラブグッドのおじいさんにあたるようなの。とはいっても、直接の血縁ではなくて、彼の孫がルーナと結婚をしたらしいのね。

ニュートはホグワーツの教科書としても使われる著書を記すことになる高名な魔法動物学者。この映画の頃にはまだ執筆完成前で、その地位が認められるのはまだ後の話のようね。

ニュートは船でアメリカにわたってきた。その目的は、密猟者にとらえられていたサンダーバードを、故郷アリゾナの地に返してあげるためだっていうんだけど、なんで船旅なの?という素朴な疑問が。

ちょっとネットで、詳しい方のお話を調べてみると、どうやら、移動系の魔法は魔法省から足がついてしまうようなのね。今回の目的地アメリカは、魔法動物の持ち込みが禁じられているようで、魔法省の目が届かない移動手段を選ぶ必要があったみたい。

街では黒い風のようなものが建物や道路を破壊していた。って、そんな報告を受けても、捜査する人にとってはいったい話のどの部分をまともに受け取ればいいのかって話よね。

現場にはそれらの狐につままれたような顔をしている人たちとは一線を画した表情の男性がいたわ。彼はパーシバル・グレイブス。魔法保安局長官、アメリカ合衆国魔法議会魔法法執行部部長。彼が何かの目的のために、街を破壊する黒い物体を追っているのは明白ね。

ニュートが続いて出会うのはジェイコブ・コワルスキーポーペンティナ・ゴールドスタイン(ティナ)。ジェイコブとは彼が金策に来た銀行で出会うんだけど、運悪く(?) 彼はニュートの魔法をまじかでたくさん見てしまうの。

ニュートは彼との別れ際に、「君は多くを見てしまった。すぐ終わるから」って言いながら後ろ振り返るんだけど、その隙にジェイコブがもっていたバッグで頭をひっぱたいて逃走するわ。

これ当たり前よね(笑)。「君は多くを見すぎてしまった。。」っていうのは、そのあと始末されるときのお決まりの言葉だものね。

で、ニュートはコワルスキーの記憶を消すことできないまま逃がしてしまうの。一部始終を見張っていたのがティナ。彼女は元闇払い。でもなぜニュートをマークしていたの?

彼女とニュートとの絡みは、ティナがメアリー・ルー・ベアボーンを見張っていた時たまたま肩をぶつけるという形で始まったのよね。メアリーは今回の主役級役どころのクリーデンス・ベアボーンを引き連れ街頭演説を行っていたの。

メアリーはクリーデンスに対して度々虐待を働いていたらしいの。それを知って以来、ティナはメアリーの動向を見張っていたのね。でも、ティナの所属する合衆国魔法議会には内緒での行動だったの。

この時は、この命令違反が彼女の命にかかわる事態を招くなんてことは想像もしえないわ。そんなティナの関心がニュートに向かったのは、例のかものはしみたいなニフラーが逃げ出していることに気づいてからね。

そこからティナはニュートを追うようになるの。もちろん、アメリカの魔法界の法に触れているからなんだけどね。ところで今回の映画の中で、悪っぽく何かを画策している雰囲気プンプンさせながら登場するグレイブスだけど、誰かこどもを探していたわね。

あの意味やその子供が誰なのかわからず、ちょっとネットでヒントを探してみたの。するとどうやら、あのシーン、クリーデンスに子供を探せと言っていた時点では、グレイブスも誰が自分の欲している子供なのかわかっていなかったようなの。

でも、どんな子供を見つけようとしていたかと言えば、それは、例の黒い空気、街を破壊するあの化け物を呼び出す子供を探し出したかったようなのね。

なぜ子供に限定したかっていうと、あの黒い空気の正体はオブスキュラスという魔法生物の一種なんだけど、とても闇深い存在のようなの。

そのオブスキュラスは抑圧された魔法使いの心が生み出すもののようなんだけど、それを生み出したものは10歳まで生きることはないといわれている。だから、オブスキュラスを発現させるものは10歳未満の子どもに違いないと思っていたわけね。

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相関②|ジェイコブが鞄の世界へ!オブスキュラスの正体も浮かび上がる

一旦は逃げられてしまったジェイコブだけど、彼がもっていたニュートの鞄から魔法動物が逃げ出し暴れたせいで、ニュートはまた彼と出会うことができた。

ティナにかくまわれるように連れていかれた部屋の中で、ジェイコブがニュートの鞄の中の世界に初めて足を踏み入れたの。鞄の中はホントに広々してるのよね。拡大呪文はハリーポッターの中でも色々見たわね。

クィディッチワールドカップの時のウィーズリー家のテントの中とか、ハーマイオニーがいろんなものを取り出す鞄の中とか。

でももしかしたら、ニュートの鞄の中がこれまでの最大かも。だって、あの大きな鳥、サンダーバードをアメリカはアリゾナの大地に帰してやるんだって、そのためにアメリカにやってきたって言ってたけど、鞄の中にそれに勝るとも劣らぬくらい雄大な景色が広がっていたわよね。

あの拡大呪文って、結構おおわざらしいのよね。ネット情報の受け売りだけど。でも確かに、ここまでのニュートの魔法さばきっていうのかしら、なんかものすごく洗練されているし、すご腕を感じさせるわよね~。

まあ、後に出てくるんだけど、ダンブルドアが見込んだ男という設定だから、すごいんだよね。ジェイコブはそこでいろんな魔法生物たちを見たんだけど、その中に、ノーマジたちが言っていた黒い空気、オブスキュラスを目撃したの。

ニュートは近寄るなって言っただけで、その場で詳しい説明はなかったんだけど、まあ、近寄らない方がいい存在ということよね。でも、ニュートの鞄の中にいたオブスキュラスは、ジェイコブの前に来ても攻撃するわけでもなくただふわふわと漂っていただけ。

このありさまが、後に凶暴なオブスキュラスを描く際の伏線になっていたのかもしれないわね。鞄から出たあと、ニュートとジェイコブは逃げ出した魔法生物探しで大忙しね。

途中、ライオンやダチョウが現れるんだけど、あれは魔法生物ではなくって、魔法生物が逃げ出した先、あろうことか動物園で柵を壊してしまって逃げ出した人間界の動物たちね。

柵を壊した張本人はあの巨大なサイ見たいな生き物ね。エルンペントと呼ばれるその巨大な魔法生物も無事ニュートの鞄に収まり、残るはあと一匹とめどがついてきた。

あの二人、この後凍り付いた池にかかった橋の下で、かばんに入っちゃうのよね。で、それを見ていたティナが鞄に鍵をかけて二人を鞄ごと捕えちゃったの。

なんで、二人はあのタイミングで鞄に入っちゃったんだろう..って思うんだけど、それにつながるような情報は見つからなかった。鞄の中で一息ついてる場合でもなかったと思うんだけど、よっぽど疲れてしまったのかしら。

そんなころ、別のところで大事件が起こっていた。ヘンリー・ショー、例の新聞社社長の息子でニューヨーク州上院議員の演説会場で見えない存在に殺されてしまったの。おそらくそれはオブスキュラスね。

彼にむけられた怒りがさく裂したってことかしら。もちろん、怒りを持っていたのはクリーデンスよね。新聞社でヘンリーがクリーデンスを呼び止め浴びせた言葉、今思い出してもむかつくわよね。

ヘンリー・ショーの弟、そう、新聞社に魔女による危機を訴えていた彼が、魔女の存在を確信したのがこのときね。アメリカ合衆国魔法議会にとどまらず、魔法界全体に激震が走ったようね。

彼らはニュートがアメリカに持ち込み逃がしてしまった魔法生物がヘンリー・ショーを殺してしまったと決めつけたの。でもニュートには自分の鞄から逃げ出した動物たちのせいではないとわかっていたみたい。

その根拠を映像の中に探してみたんだけど、はっきりしたもの見つけ出せなかった。でも、後に、オブスキュラスの手にかかって殺されてしまう人が出てくるんだけど、どうも顔に負う傷跡のようなもの、痕跡が類似しているの。

オブスキュラスがやった根拠がニュートにははっきり見えていたのかもしれないわね。オブスキュラスは魔法使いが弾圧され、自分を押さえつけようとする中で発生してしまうとても不安定は闇の存在。

なるほど、例の新セーレム救世軍のおばさんのもとに養子として預けられたせいで、クリーデンスの中にオブスキュラスが生じてしまったということかしら。

調べてみると、彼が救世軍おばさんのもとに預けられた理由、もしかしたらかなり深い理由があるかもしれないの。けど、本作の中でそれは明確にはなっていないようだから、次回作でそのあたりの情報が得られるか、ちょっと楽しみにしておきたいと思う。

ところで、クリーデンスは10歳を超えてるじゃない。クリーデンスは自らの力がとても強いために10歳を超えても生きながらえていたというようなことが後に語られていたわね。

だからニュートが以前にアフリカで捕獲して鞄の中に囲い込んでいた小さなオブスキュラスと、今ニューヨークで暴れているクリーデンスによるオブスキュラスでは規模もパワーもまるで違うという訳ね。

でも、この時点ではニュートも今回のオブスキュラスの主が誰なのかわかっていなかったの。10歳を超えて生きながらえている例をみたことがなかったから。この後しばらく、オブスキュラスを生み出した可能性のあるものとしてターゲットになるのは、クリーデンスの義理の妹(養女)で魔女の悲しい歌を口ずさんでいるモデスティなの。

相関③|グレイブスが探していたものとクリーデンスの暴走

鞄に入ったまま捕らえられたニュートたちをグレイブスが取り調べるんだけど、やけに早い死刑執行命令を下すの。議長にはあとで報告するとまで言って。

彼はニュートの鞄の中にオブスキュラスを見つけたんだけど、それは彼にとってそんなにやばいコトだったのかしら。彼は、オブスキュラスの主を見つけて自分の策略のために利用しようとしていたことがここで明らかになる。

そもそもオブスキュラスは弾圧の時代の頃にはしばしば見つかっていたようなんだけど、今はもういないと思われてたふしがあるわね。

つまり、かれこそがこっそりとオブスキュラスを人間界であばれさせ、人間の恐怖心をあおり、人間界と魔法使いの世界との間で戦争を起こさせようとたくらんでいた存在。

グレイブスは取り調べの最中に、ニュートの鞄から取り出したオブスキュラスを指して「役立たずか」というんだけど、ちょっと日本語だけではわかりにくかったかもしれないわね。英語版では So it’s useless without the host? とグレイブスが言っているの。

彼の意味しているところはホスト(オブスキュラスを発生させた人)が死んでしまっていたのでは、オブスキュラスは何もすることができないというような意味の言葉をつぶやいていたの。

事実、ニュートの鞄にいたオブスキュラスは、スーダンにいた少女が苦しんでいたのを助けようとして、ニュートが引きはがしたもの。私たちが鞄の中の小さなオブスキュラスを見た時には、少女は既に死亡していた。

つまり、オブスキュラスを暴れさせるためには、それを生み出した元の人間の怒りだとかそういった気持が無いと何も破壊活動はしないということのようね。

で、その言葉に反応したのはニュートだけではなかった。ニュートは「何に利用すると?」と問いただし、それを聞いていたティナも明らかにグレイブスに疑いの目を向けていたわね。

自分のたくらみがばれそうになったために、即、ニュートとティナの処刑を言い渡したということね。この一連のシーンで様々な疑問が明かされていくわ。

ティナがなぜ闇払いから除籍されなければならなかったのか。彼女は、クリーデンスが虐待されていたところを助けた。魔法を使って、あの新セーレム救世軍のおばさんから虐待の道具を奪っていたの。

でも、あのおばさんが魔女の存在に確信をもったのがそのことだとしたら、その記憶を消してしまえばいいんじゃないのって思うんだけど、そうならなかったのには理由があるのかな… クリーデンスがあのおばさんの元に預けられた理由や、なぜグレイブスはクリーデンスにオブスキュラスのホストを探させようとしていたのかなど、1作目だけではなかなか見通せないなあと思いながらも、物語は終盤に向けて加速感がでてきたわ。

グレイブスはようやくクリーデンスが巨大オブスキュラスのホストだということが分かった。でも、もうクリーデンスの暴走は止められない。クリーデンスはグレイブスのことを唯一自分の味方だと思っていたみたい。

裏切られたことに対する怒りってすさまじいわ。ニュートとティナは何とかクリーデンスを救おうとするんだけど、それは叶わなかった。(でも、破片となったオブスキュラスの一部のようなものが、がれきの山をよじ登って逃れていくのが少しだけ映し出されていたのよね。)

グレイブスも、最後やけくそになったのか、自分の思いのたけを目いっぱいに主張してたわね。そして、誰の目にも彼が本来のグレイブスではないことが明白になったの。

魔法によって、本来の姿を現われたわ。そう、グレイブスこそがグリンデルバルドだったの。この一作目では、一応おとなしくお縄につく形になるのが少し予想外だったけど、絶対逃げてみせるよと力強く言っていたわね

相関④|記憶を消された別れと未来への伏線、ニュートとティナの約束  


さてエンディングに向けて、ここまでに起こったことの記憶はすべて取り消されることとなり、ジェイコブと皆との別れが描かれるの。

ジェイコブとクイニーが雨の中口づけするのを見守るニュートとティナだったけど、その間、ティナがニュートの顔を見つめていたのよね。あれはどういう意味だったのかしら。

ありきたりのところでいえば、自分の親友が愛する人との記憶を手放さなければならない瞬間に立ち会うニュート、きっといたたまれない気持ちでいるんじゃないかなと気遣い、心配をしながら見つめていたのかなとか思うんだけど、ちょっとよくわからなかった。

そしてティナとニュートにもお別れの時が。帰りもやっぱり船で帰るのね。世界的なお尋ね者、グリンデルバルドを逮捕したお手柄はアメリカ合衆国魔法議会お墨付きのものだし、魔法で帰ってもいいんじゃないのっておもうんだけど、そうはいかないのかな。

別れ際、ティナは気になる名前をためらいなくニュートに告げるの。リタ・レストレンジの名前。ニュートはその名前は過去の名前だとでもいうようにさらりと受け流すわね。人は変わるんだって。その言葉に嘘はなかったと思うのよね。少なくともこの時には。二人は、将来また会う約束をしてお別れしたの。

今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございます。

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