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分霊箱は何個あるの?偽物のロケット(ペンダント)に記されたRABは誰?【ハリーポッターと謎のプリンス】

ハリーポッター6作目謎のプリンス。いよいよシリーズも大詰めですね。今回はどの分霊箱が見つかって破壊されるんだっけ?とかすれかけている記憶を呼び起こそうと、いつも一緒に見ている妻に尋ねました。「今回の分霊箱って誰が破壊するんだっけ?」 妻「えーと、分霊箱ってなんだっけ?

意外とこういう方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?そういえば、私自身、シリーズ通して分霊箱がどのように描かれていたのか整理がついていないなと思い、改めてまとめてみることにいたしました。

この記事を読んでわかること

・ハリーポッターの分霊箱はどんなもので何個ある?
・分霊箱を盗み取ったRABとは誰?

この記事はネタバレを含みますのでご注意ください

目次

ヴォルデモートが作ろうとした分霊箱は何個?

ハリー・ポッターシリーズの中でヴォルデモートが永遠の命を得るために作成した分霊箱の数は7つといわれています。

自らの魂を7つに分割し、それぞれをものや生物に封じ込めることで不死に近い状態を実現しようとしたんですね。

分霊箱をいくつ作ったかというよりは、魂をいくつに分割するかということが重要だったみたいね

魔法界では、7という数字がとても強い力を持つという設定があるようだね

でも、分割することはやはり無理があったみたいですね。分割する度に、自分自身が傷ついているというのが外見にも表れてしまっています。 妻はヴォルデモートの顔が画面に映し出されるたびに、オカルト映画並みに慄いております。

分霊箱の存在が明らかになったのはいつ?1作目でもわかっていた?

分霊箱はシリーズ通してとても重要なアイテムなんですけど、第6作「謎のプリンス」までに明らかにされている分霊箱は2作のトムリドルの古い日記だけなんですね。

7つの分霊箱の内容

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分霊箱容器となった物破壊した人物破壊された巻
1. リドルの日記トム・リドルの古い日記帳ハリー・ポッター(バジリスクの牙)『秘密の部屋』(2巻)
2. マールヴォロ・ゴーントの指輪ヴォルデモートの祖父の指輪アルバス・ダンブルドア(グリフィンドールの剣)『謎のプリンス』(6巻)
3. スリザリンのロケットスリザリンの家宝のロケットロン・ウィーズリー(グリフィンドールの剣)『死の秘宝』(7巻)
4. ハッフルパフのカップハッフルパフ創始者のカップハーマイオニー・グレンジャー(バジリスクの牙)『死の秘宝』(7巻)
5. レイブンクローの髪飾りレイブンクロー創始者の失われた髪飾りヴィンセント・クラッブ(悪霊の火)『死の秘宝』(7巻)
6. ナギニヴォルデモートの愛蛇ネビル・ロングボトム(グリフィンドールの剣)『死の秘宝』(7巻)
7. ハリー・ポッターヴォルデモートの無意識の分霊箱ヴォルデモート自身(死の呪文)『死の秘宝』(7巻)

ヴォルデモートの復活に分霊箱は欠かせないアイテムだけど、分霊箱視点でシリーズを見てみると、いろいろ気になることが出てきます。

1作目『賢者の石』では、分霊箱視点はまだ発生していません。 単に、ヴォルデモートという存在は肉体が無くても存在しているということが示されただけですね。

2作目の秘密の部屋で、トムリドル(後のヴォルデモート)の日記に特別な力が宿っていました。それが災いするので、結果的にそれを破壊することになりましたが、まだ分霊箱としての認識は十分ではありません

作品分霊箱視点での役割
1作目『賢者の石』ヴォルデモートが「肉体がなくても生きている」ことが示唆される
2作目『秘密の部屋』リドルの日記(最初の分霊箱)を偶然破壊
3作目『アズカバンの囚人』ヴォルデモートの復活に必要な「ピーター・ペティグリュー」の存在が強調される
4作目『炎のゴブレット』ヴォルデモート完全復活(分霊箱を壊さない限り倒せない状況が生まれる)
5作目『不死鳥の騎士団』スリザリンのロケットがグリモールド・プレイスに隠されていると判明
6作目『謎のプリンス』分霊箱の存在が明らかになり、ダンブルドアがゴーントの指輪を破壊
7作目『死の秘宝』分霊箱を破壊する旅へ → ここで一気に決着がつく!

分霊箱の存在が明確になってくるのは、6作目の謎のプリンスからなんですね。

分霊箱を破壊した順序

分霊箱を破壊することが重要と分かるまでは、たまたま分霊箱を運よく破壊していたということなのでしょうか?調べてみると、どうやらその通りのようです。意図して破壊したのか、たまたまだったのかをまとめてみました。

作品破壊した分霊箱誰が破壊?破壊時の意図分霊箱破壊は意図的?
2作目『秘密の部屋』リドルの日記ハリー・ポッターただの日記として破壊(ジニーを救うため)分霊箱とは知らなかった
6作目『謎のプリンス』ゴーントの指輪アルバス・ダンブルドア分霊箱であることを確信し、破壊意図的に破壊
7作目『死の秘宝』スリザリンのロケットロン・ウィーズリー分霊箱と知って破壊意図的に破壊
7作目『死の秘宝』ハッフルパフのカップハーマイオニー・グレンジャー分霊箱と知って破壊意図的に破壊
7作目『死の秘宝』レイブンクローの髪飾りヴィンセント・クラッブクラッブの「悪霊の火」で偶然消滅意図せず破壊
7作目『死の秘宝』ナギニネビル・ロングボトム分霊箱と知って破壊意図的に破壊
7作目『死の秘宝』ハリー自身ヴォルデモートヴォルデモート自身が誤って破壊本人も知らずに破壊

1作目では分霊箱の破壊はなかったんですね。ちょっと意外でした。6作目の謎のプリンスまでは、『分霊箱』という明確なターゲットを追うというよりは、その場その場で起こるヴォルデモート起因の事象に対処することに追われ、7作目で一気に破壊という感じで進んでいたんですね。

6作目の謎のプリンスで、ようやくヴォルデモートの不死の秘密は分霊箱にあり、それは7つと判明したわけですね。そこにいたるまでは、ダンブルドアは「ヴォルデモートは分霊箱を複数作っている」と推測はしていたようですね。そして、それを破壊しない事には倒せないと。そして、みずから『ゴーントの指輪』を破壊したのが6作目で示されました。

なぜ「8個」という説が出るのか?

分霊箱は8個という説があるんだけど

そうだね。意図せずにハリーに自分の魂の一部が入り込んでしまった事が影響しているようだね

ヴォルデモートは本来は自分の肉体含めて7つの分霊箱を作るつもりだったのですが、知らぬ間に8つ目の分霊箱を作ってしまっていた。それが「ハリーポッター」ですね。

ハリー・ポッターは分霊箱だったのか?

・1981年、ヴォルデモートが幼いハリーを狙ったとき、リリー・ポッターの犠牲の魔法 によってヴォルデモートの呪文は跳ね返った。
・このとき、ヴォルデモートの魂が大きく裂け、その一部がハリーに入り込んでしまった。
・その結果、ハリーは意図せず「分霊箱のような存在」 になった。
・しかし、ハリーは 本物の分霊箱とは異なり、ヴォルデモートが意図して作ったものではない。

このため、「ヴォルデモートが作った分霊箱は7つ」とされることが多いのですが、実質的には「ヴォルデモートの魂が宿った器(分霊箱に近い存在)」が 8つ になってしまった、という解釈が生まれたようです。

しかし、「ハリー・ポッターは分霊箱ではない」といわれる説もあります。実は、ハリーが『分霊箱である」とは言い切れない点があるようです。

分霊箱は、物理的に破壊しないと消えないんだけど、ハリーの中にあった分霊箱のようなものはヴォルデモートの死の呪文によって消えたのよね

そうなんだ。分霊箱を作る時の要件も完全には満たしていなかった偶然の産物のようだね。だから完全なる「分霊箱」とはいい難いようだね

ここに関しては、以下のようにまとめることができそうです。

結論:ヴォルデモートの分霊箱は7個+1つの例外

ヴォルデモートは「7つの分霊箱」を意図して作った。
しかし、意図せず「ハリー・ポッター」が8つ目の分霊箱のような存在になってしまった。
このため、「ヴォルデモートの魂の宿る器(分霊箱的なもの)」は合計8個あった。
ただし、ハリーは正式な分霊箱ではなく、「偶発的に魂が宿った存在」だった。

ダンブルドアの片手が壊死した原因は?

『謎のプリンス』では、ダンブルドアの片手が壊死してしまう姿が描かれていますさらに、あれだけ強かったダンブルドアの最期の時が近づいていることを予感させています。

結論から言うと、ダンブルドアが破壊した『ゴーントの指輪』に仕込まれた魔法により、手を失い、命までもが削られてしまいました。分霊箱に関わることで何が起こったのかまとめてみました。

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分霊箱触れた・関わった人物彼らに起こった災い
リドルの日記ジニー・ウィーズリー、ハリー・ポッタージニーは日記に操られ、「秘密の部屋」を開きバジリスクを解放。ハリーは日記の記憶に引き込まれた。
ゴーントの指輪ダンブルドア指輪に仕込まれた呪いにより、ダンブルドアの片手が壊死。その後、1年以内に最後となる運命となる。
スリザリンのロケットロン・ウィーズリー、ハリー・ポッター、ハーマイオニー・グレンジャーロンはロケットの影響で精神的に不安定になり、ハリーへの嫉妬が増幅。
ハッフルパフのカップベラトリックス・レストレンジ(保管)、ハリー、ハーマイオニーカップ自体の呪いは不明だが、グリンゴッツでの戦闘につながり、脱出困難な状況に陥る。
レイブンクローの髪飾りトム・リドル(学生時代)、ハリー、ヴィンセント・クラッブクラッブが「悪霊の火」を放ち、逆に自ら命を落とす結果に。
ナギニ(ヴォルデモートの蛇)ヴォルデモート、ネビル・ロングボトムナギニを倒すことがヴォルデモートの死に直結。
ハリー・ポッター(無意識の分霊箱)ヴォルデモートヴォルデモートがハリーに「死の呪文」を放ち、自らの魂の一部を破壊することに。

ここにも「闇の魔術」として、誰もが忌み嫌っていたことが示されていますよね。あのダンブルドアが、ダメージを回避するすべなく対応することを余儀なくされたのですから、どれほどのものか想像も難しくありません。

偽物のロケット(ペンダント)に記されたRABは誰?

『謎のプリンス』(6作目)で登場した「R.A.B.」は、ヴォルデモートの分霊箱と深く関係しています。
このイニシャルの正体は、レギュラス・アークタルス・ブラック(Regulus Arcturus Black) であり、彼はスリザリンのロケット(分霊箱)を盗み出した人物です。

R.A.B.の正体 → レギュラス・アークタルス・ブラック

レギュラスはシリウス・ブラックの弟であり、ブラック家の次男。彼はもともと ヴォルデモートの忠実な死喰い人(デスイーター) だったのです。しかし、ヴォルデモートがレギュラスの屋敷しもべ妖精 クリーチャー を犠牲にしようとしたことで、彼の忠誠心は揺らぎます。

レギュラスは以下のような行動をとることになります。

  1. ヴォルデモートが「スリザリンのロケット」を分霊箱にしていると知る。
  2. 死を覚悟し、クリーチャーを連れてヴォルデモートの洞窟へ侵入。
  3. 命がけで本物のロケットを持ち出し、偽物のロケットを代わりに置いてきた
  4. 「分霊箱を破壊しようとしたが、どうやればいいか分からなかった」。
  5. 最終的に、ヴォルデモートの仕掛けた罠によって死亡(インフェリに襲われた可能性大)。
  6. 彼が持ち帰ったロケットは、ブラック家の屋敷(グリモールド・プレイス)に保管された。

そして7作目に続くわけね

分霊箱は何個あるの?偽物のロケット(ペンダント)に記されたRABは誰?のまとめ

分霊箱はヴォルデモートが自分の魂を分割して入れておこうとしたものや生き物で、彼は自分の魂を7つに分割しようとしました。しかし、意図せずしてハリーの中にその魂が入り込んでしまった事から、8つの分霊箱があるように言われたり、それはカウントせずに7つと呼ばれたりしています。

これは、偶然に起こったハリーとヴォルデモートとの関わりが呼び起こした混乱ですが、物語の中では、そこが最後と最後まで謎となり、とはいえ、ある程度の推測を立てたダンブルドアが唯一見出した解決策に向けてハリーを導いていくところが見事に描かれた映画のように思います。

こんな筋書きを見事に成立させるJ.Kローリングさんってすごいなあと、何度見てもほれぼれするような映画です。

今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございます。

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