映画テルマエ・ロマエ2 相関図!ケイオニウスの女癖悪さの理由とは?

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この記事はネタバレ情報やあらすじを含みます。シリーズの他の作品含め、未視聴の方は特にご注意ください。

今回の続テルマエロマエでは、成熟したローマの平和を再び戦いの世界へいざなおうとする勢力とルシウスたちの攻防が描かれるの。

前作に続き、ローマの平和をテルマエの力によって維持しようとするハドリアヌスとルシウスの関係は、続編でも健在。

でも、オープニングから、成熟しきった文化が衰退し始めた証のような人間が退屈を逃れるために編み出した荒廃したようなシーンの連続。今回はそこに見え隠れした人物の相関をあらすじを追いながら見ていきたいと思います。

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目次

相関図①|ローマのテルマエ技師ルシウスと“戦いを望む勢力”元老院

紀元136年, グラディエーターのためのテルマエを建設しなければ!

いったい何ごとって思うんだけど、どうやら拡大路線を転換して、隣国との共存共栄を図っていこうとしたの。

これはもちろん、前作からおなじみの皇帝ハドリアヌスの施策なのよね。

ところが、対立する元老院は相変わらず拡大路線どころか世界統一まで考えていたというの。

彼らが民衆にすり込もうとしていたのは、「強いローマの必要性」。

今、争いを選ぶか平和共存を選ぶが、ローマは両者の思惑がせめぎ合っている。

ルシウスは1作目の活躍で、以前とは異なり、既に何人かの信頼できる人物が周りにいるようね。

その一人がマルクス。彼の親友だったにもかかわらず、ルシウスの当時の奥さんとちょっと間違いをおこしてしまったという、ちょっと軽率な面もある男。

今回の続編では、安定してルシウスの支えになっている感じ。

それに対して、今回新たに描かれるのはグラディエーターたちの存在。グラディエーターというのは、コロッセオの闘技場で多くの観客の前で格闘を行うんだけど、近頃は、その残虐性がひどくなってきているらしいの。

この情景に大満足なのは元老院。元老院は民衆に戦うことの意義をすり込もうとしているんだって。

前作から相変わらずの人も早々から登場するわ。ケイオニウス。相変わらずの女性好き。

いや、でも今回は、ルシウスとの接触で、ルシウスのケツを触る?前作ではありえなかったケイオニウスの態度に戸惑いを隠せないルシウス。

元老院は巧みにハドリアヌスの名前をちらつかせながら、ルシウスに傷ついたグラディエーターたちのためのテルマエ改良を依頼するの。

ハドリアヌスとルシウスはもう1作目で硬い信頼のもとに結ばれているから、ハドリアヌスの依頼といわれてしまうと断るわけにはいかない。

今回はどうやら、元老院が黒幕として大いに暗躍しそうな気配ね。

傷ついたグラディエーターたちを前に、果たしてどのようなテルマエを作ればいいのかと、また思いを巡らすルシウス。

そしてグラディエーターたちの間を縫いながら湯船へと。。。誰かのためを思って思いを巡らしながら湯船に入ると。。。そう、タイムスリップよね。

お約束通り、1回目の水没。今回は傷を癒すためのアイディアが必要なのよね。

行きついた先は、相撲取りばかり浸かっている銭湯??戦う男が癒しを求める場所ということかしら。

地方巡業中という設定?戦う男たちが癒される光景や、ローマ人にとっては斬新な相撲の戦い方や、マッサージチェアなど古代人にとっては敗北感以外の何者でもないカルチャーショックにまた目を潤ますルシウス。

もう、元居た世界への戻り方のルールは熟知したわ。

目に涙。これで元の世界に戻るのよね。ローマにもどったルシウスは、戦う男たちの癒しの場を無事作り終えることができた。

売れっ子テルマエ技師には依頼が絶えないのよね。今度はアントニヌスからの依頼。

彼は、次期皇帝だからこれまた断るわけにはいかないわよね。

その依頼は、子供向けのテルマエ…そして、ルシウスは、深くそれに想いをはせると…今度は、ウォータースライダーなどを完備したスパに行きついたの。

ルシウスはデリカシーのない子供が大嫌い(笑)。

それにしても、今回は前回にもましてルシウスの露出が多いのも見どころ(?)の一つと言っていいのかしら。

ケイオニウスにケツを触られるわ、スパでは尻をまるだしになるわ、ルシウスの尻が大忙し。

そして、これもお決まりよね。ルシウスがたどり着くその先には、赤い糸によって結ばれた真実(まみ)が必ずいるの。

でも、二人の気持ちが繋がっているのを、お互いに確認できるのはまだまだ先。

ルシウスは、実直にローマテルマエ技師としての責務を懸命に果たそうとするの。

ここにきて明らかになってくる元老院と皇帝ハドリアヌスの治世観の相違。

コロッセオでの戦いが残虐化し、元老院が戦いによる領土拡大路線をとろうとしていることを強く懸念している皇帝。

皇帝はルシウスに、平和の中で民衆が満足できるようにユートピアなるテルマエの建設を要望するの。

そして、そんな皇帝に従うルシウスを、元老院は排除しようとしだしたの。

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相関②|ルシウスはなぜ日本の名湯に導かれた?──ルシウスの決断とケイオニウスの危機

ルシウスの命を狙ってきたのはユートピア建設予定の地にいた刺客たち。元老院の差し金よね。

でもそこに運よく源泉をみつけることができたの。

ルシウスの命を狙ってきた彼らも、もともとはちゃんと仕事を持っていた人たち。

でも、戦争の影響で全てを失ってしまったのね。

ルシウスは、彼らのことを想い、そこに彼らの仕事を作り出すことを願ったの。

そして、例によってタイムスリップしていきついた先は、草津温泉。行きついた先にはもちろん、真実(まみ)の姿が。

もう真実とルシウスの関係も信頼関係によって結ばれているようね。いや、少なくとも真実はちょっとそんな思いを抱いたみたい。

二人の間の赤い糸を意識しだしても不思議ではないわよね。

でも、古代人の男には、まだその感覚は芽生えていなかったみたい。

まあしょうがないわよね。仕事が忙しすぎるんだものね。

彼は草津で温泉ビジネスを必死に吸収しようとしている。草津の温泉場はルシウスにとってビジネスアイディアの宝庫だったみたいね。

男女の垣根を超えた、まさにユートピアがそこに広がっていた。

温泉郷建設予定地に戻ったルシウス。そこで湧き出た湯に浸かってくつろいでいた例の刺客たちに仕事を提供。

瞬く間に大賑わい。でも、ユートピアにはもっと大量のお湯が必要なのね。

ユートピア建設に向けて、ルシウスをはじめ総出の作業が続いていたの。完成を待ち望んでいる皇帝もその地を訪れた。

懸命に働き続けるルシウスたちを励ましていたそのとき、一人の伝令からよくない知らせが。

パンノニアで警備に当たっていたケイオニウスが疫病に倒れたと。

ケイオニウスは皇帝の養子であり、次期皇帝を約束された男。

その彼が疫病とあっては、まずその解決に当たらなければならない。

ルシウスは、疫病を直す方法の入手に想いをはせながら…夜空に輝く北極星に向かって、自分のみちしるべとなってくれるべく祈りをささげていたの。

すると、何を思ったか、そこに転がっていた大きな石を持ち上げようとするルシウス。

これが神様からのお導きなのかしらね。ぎっくり腰を患い…つまり、患った体を自身の身をもって作り出し、それが癒される方法を自分で試すことができるわけね。ぎっくり腰をやったその瞬間に、またも水没。

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相関③|疫病とユートピア──真実(まみ)が古代に呼ばれた理由

ぎっくり腰は浪越先生直伝の指圧にはりでたちどころに直してもらったルシウス。

でも今回ルシウスを癒したその技を持ち帰るのは、ちょっと難しいんじゃない?って思っていたら、今回は、真実がルシウスと一緒に水没、そして建設中のユートピアへといざなわれた。

ユートピアが成立するためには、まだまだ大量のお湯が必要なの。

皇帝曰く、それは恵みの湯というらしいんだけど、あまりにも出てこないものだから、作業員たちも逃げ出す始末。

さらに人を集めなければならないというときに、悪いことに、疫病が流行りだした。

ケイオニウスも、ドラマ上の史実の通り疫病にかかり、ここユートピアでわずかに湧き出ていた湯につかり湯治を行っていたの。

なるほど、今回真実が古代につれてこられたわけはこれだったのね。

疫病に対する知識のない古代ローマ人。ケイオニウスは疫病にかかった体で湯につかり、病気を治そうとしていたんだけど、今回ばかりはお湯は逆効果だったの。

それに、人々の接触はさらなる感染拡大を引き起こす。真実はそのための交通整理を行うために古代に使わされたのね。

真実(まみ)が必死になって伝えようとする歴史上の事実は、古代ローマ人にとっては縁起でもない占いの言葉としか映らないらしいの。

そりゃそうでしょうね。賢者、アントニヌスにして、真実(まみ)を私の前から連れ去ってくれとルシウスに申し伝える始末。

彼女、完全にこの時代の中では危険人物になってしまったの。

真実にはまだ自分の身が危険にさらされていることがわかっていないみたい。まだ「ケイオニウスを隔離しないと」とか言っている。

次期皇帝を約束された男に隔離を進言できるものなどいるはずがないわよね。

だって、当時なら、そういう立場の人のためなら命奪われることも当然というような時代でしょ。

皇帝が隔離されなければならない状況というのは存在しなくて、その周りにいる大勢の人が逆に皇帝の前から姿を消さなければならないと考えるんじゃないかな。

でも、幸いにして、そこまでのことにはならなかった。

アントニヌスの理解力が高いお陰で、真実たちが言っていたことが正しかったと認識されたの。

でも、ケイオニウスはもはや皇帝職につける状況ではなくなったみたい。

それほどまでに、病に侵されていたようなの。

その状況を本当に悔しがるアントニヌス。ケイオニウスが皇帝につくことなく、アントニヌスがハドリアヌスの次期皇帝となったことから、この二人の間には相当な確執があるように勝手に思い込んでいたんだけど、この映画の中で描かれた彼らの姿といえば、アントニヌスの方が常に、ハドリアヌスを次期皇帝としてみなし、一歩も二歩も退いた場所から皇帝やケイオニウスを見守っていたわ。

結果的に、ハドリアヌスの次の皇帝はアントニヌスということになったけど、それはアントニヌスがケイオニウスと競り合ったわけではなかったのね。

流れの中で、彼は皇帝になっていったということのようね。

アントニヌスは、病にふせるケイオニウスのかつての姿を振り返っていた。あの女癖の悪さからは想像もつかない振る舞いで、みんなをまとめていたようなの。

戦場では先頭に立ち、巧みに和平をまとめ、疫病に苦しむ兵士を自ら介抱し、アントニヌスに「彼ほどローマのために命をはった男はいない」と言わしめたの。

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相関④|ケイオニウスの女癖の悪さの理由とは

疫病に侵されたケイオニウスがルシウスに、彼の出生の秘密を明かした。

彼は、死ぬ前に、兄にあいたいというの。兄の名前はジェイオニウス。男性にしか興味がもてない人だったらしい。

そのせいで、後継者を残すことができないと、自ら家を出たというの。

その後、荒れた彼は行方不明となっていたんだけど、最近コロッセオ周辺で見かけたという噂を聞いたんだって。

ケイオニウスの女好きは、兄のようになってはいけないという強迫観念からなんじゃないかと自分で分析していたの。

まあ、ここに関しては、うむむむむ、というかんじなんだけど、一応、この物語的、いや、ケイオニウス的にはそういうことらしいの。

ケイオニウスの頼みを引き受けた真実とルシウス。

ジェイオニウスを探しに行くの。

ローマにもどったルシウスたちの耳に、ハドリアヌスが高熱で倒れたという知らせが入る。

なんでも、ケイオニウスが疫病で倒れたという知らせに気を落とし、そのまま立ち上がれないほどの状態になってしまったらしいの。

そのとき、コロッセオの上部に煙が。コロッセオの中で行われていた闘技は、もう残虐の極み。観客は狂喜乱舞という状態で、ルシウスたちの目からみれば完全に狂ったローマになっていた。

でも、それこそがローマといわんばかりに、その場を仕切ろうとしていたのが例の元老院の男。

強い、戦うローマを求めているの。

その象徴として掲げようとしているのが、偽物のケイオニウス、改めジェイオニウス。

ケイオニウスのお兄さんね。元老院は、彼を利用していたの。ケイオニウスはハドリアヌスの養子であり、次期皇帝としての信認を得ていたと言っていいんでしょう。

そのケイオニウスそっくりの人物、しかも、自分たちの意のままに操ることのできる人物がいたんだから、元老院にとってこれほどありがたいことはなかったんでしょうね。

そして、そのコロッセオの中で、偽のケイオニウスがローマの民衆に向かって「ローマが世界を征服するのだ」と宣言した。

ハドリアヌス、ルシウス、そして真実も手伝って、偽ケイオニウスの化けの皮を民衆の前ではがそうとするんだけど、真実が手に持っていた現代からの書物「ローマの繁栄と滅亡」という書物が皆の前に転がり落ち、たちまち窮地に追い込まれかける。

魔女扱いなの。ルシウスたちのもとから連れ去られ、捕らえられた真実。

そのあとに待っているのは火あぶりだというの。

真実を救い出すためには、ハドリアヌスが健康を取り戻すしかないと思い至ったルシウス。

どうすれば…と考えるうちにタイムスリップ。そこで見たのは、浪越先生の指圧。

もうこの頃には、ルシウスにとって、ローマとこの世界の行き来はお手の物。

あっという間に浪越先生をハドリアヌスのもとに連れていくことに成功。

ハドリアヌスの健康が戻れば、真実を取り戻せる。そう信じるルシウス。

必死で真実を助けようとするルシウスを、真実は逆に心配する。

牢につながれている間に、現代の書物に記載されたルシウスについての説明が目に入ったの。落石事故にあい死亡。それも、今からそう遠くない未来に。

真実は、涙さえ流せば現代に戻ることができる。そう、真実はいつでも帰ろうと思えば帰れたの。

牢屋につながれてもそこに居つづけたのは、ルシウスのそばにいたいから。

そのルシウスの未来が危ういと知った真実は、ひたすらにルシウスの身を案ずるの。

戦いの日々につかれたある戦士が、真実が閉じ込められていた牢の鍵を打ち壊し、真実とルシウスを救い出した。

そのことを知った偽ケイオニウスは、民衆とたきつけ、逃げた二人をおいかけさせた。

向かった先は、ユートピア建設予定地。ユートピアを守ろうとするルシウスたちと、騙され好戦的になっている民衆との戦いが、今まさに始まろうとしていた。

この戦いを回避するために、わが身を差し出した真実。偽ケイオニウスが真実に手をかけようとしたとき、本物のケイオニウスがその場に現れた。

形勢はもちろん逆転よね。でも、民衆は、その時の形勢によってどちら側にでもつくのね。弱い方をたたきたいという気持ちは、コロッセオでたきつけられたままに持ち続けているようなの。

このままでは、ユートピアの地に戦いの血が流れてしまう。

そう危惧したとき、恵みの湯の大噴出が大地を揺るがした。

ここから後のシーンは、きっと、誰の心の中にも満足感を植え付けるようなシーンの連続だったんじゃないかな。

特に、最後、真実とルシウスの赤い糸が今もつながっていることを証しするワンショットに、ママ的にも大満足な映画の締めくくりでした。

まとめ|ローマに“平和”をもたらしたのは、テルマエと人の想い

今回のテルマエ・ロマエII、ローマが戦いへ傾きかけていたあの時代、グラディエーターの残虐な闘いに沸く人々の熱狂や、元老院の思惑が積み重なって、ルシウスたちの前に絶望的な状況が次々と押し寄せていた。

そんな空気のなかでも、皇帝ハドリアヌスの平和への願いと、ルシウスのひたむきさは、最後まで揺らぐことがなかったのよね。

真実が牢に閉じ込められ、手元の書物に“ルシウスの死”を見つけてしまった瞬間。

あの衝撃にあっても、ぶれることなく、涙をながさなかった真実。ルシウスとローマの未来を本気で守りたかったんでしょうね。

その思いは、ルシウスと離れたくないという気持ちも同時に高めていったに違いないと思うんだけど、最後、ルシウスの腕の中でかけられた、ルシウスからの言葉の数々に思わず泣いてしまう真実と、そこにとり残されたルシウスの姿が印象的に瞼に焼付く映画でした。

今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございます。

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