VIVANT(ヴィヴァン)の相関図!簡単あらすじや最後どうなるかのまとめ!

この記事はネタバレ情報やあらすじを含みます。未視聴の方は特にご注意ください

複雑すぎて「誰が敵で誰が味方か分からない!」と話題になった日曜劇場『VIVANT』。今回はその壮大な人間関係と物語の流れを、相関図にまとめてみました!


誤送金事件から始まり、砂漠の逃走、別班の真実、そして父との対峙へ──全話の流れを、図でスッキリ読み解いていきましょう!

目次

相関図①|誤送金事件の先にいた“父”──乃木が踏み込んだ裏世界

全部の始まりは、たったひとつの“誤送金”だったんです──。それも金額にして、たった「ゼロがひとつ多い」だけ(だけ??)。…のはずだったのに、その先に待っていたのは、国際的な諜報戦と、乃木自身の“封印された過去”でした。乃木憂助さんは、丸菱商事の社員

なんとなく頼りなくて、同僚からも“ちょっと浮いてる存在”みたいな扱いを受けている、そんな印象なんですよね。でも私たち視聴者は、逆にそこに違和感を覚えるの。

「え、こんなに出来なさそうな人が、なんで最前線のプロジェクトに…?」っていう、“逆に怪しい”ってやつ。あとから考えてみると、あの“頼りなさ”って、全部が演技だったわけじゃないんですよね。

むしろ本来の乃木憂助──“憂助”と呼ばれるほうの人格は、本当にああいう不器用な人。だけどその裏では、もうひとりの冷静な人格“F”が、静かに状況をコントロールしていた。

つまり最初のあの頼りなさも、素の彼と“必要なら切り替わる”構造が、すでに混在していたのかもしれないんです。そんな乃木さんが手がけていたのが、バルカ共和国との太陽エネルギー事業

現地のGFL社に1千万ドル=14億円を送金したはずが、なぜか1億ドル=140億円も送られちゃった。システムエラーかと思いきや、調べても原因不明。あっという間に「乃木、お前がやったんじゃないのか?」って社内から疑惑の目が向けられます。

ここから物語は一気にスパイサスペンスへ。乃木さん、自らバルカに飛び、情報源のCIAの友人・サムに助けを求めながら、裏にアリという現地人がいることを突き止めます。

しかもこのアリ、お金を現金じゃなくてダイヤに替えてザイールに託したというじゃないですか。

乃木が砂漠でタクシーに騙されて倒れてると、助けてくれたのがアディエルジャミーンの親子。めっちゃ優しいのに、結末があまりに辛い……この2人の登場が、のちの運命を大きく変えるのよ。そしてようやくザイールの元にたどり着いた乃木。そこで彼に問われるの。

「お前がヴィヴァンか?」──何それ??私たち視聴者も「え、誰ヴィヴァン?」ってなってたら、なんと爆破スイッチ押されて、えらいことに。乃木さん、間一髪で救ってくれたのが、謎の男・野崎さんでした。

この野崎さん、実は日本の公安関係者で、乃木のことを最初は完全に「怪しい」と思って追ってたの。でもね、ここからの逃走劇がもう、とにかくすごいのよ。

薫先生(ヒロイン)も加わって、警察犬から逃れるために汲み取り式便所に突っ込んだり、遊牧民に化けて脱出したり。あの頃の乃木たちは、まだ「誰が敵で誰が味方か」全然見えてなかったけど、それでもジャミーンを救いたいという一点で、命がけの行動を重ねてた。

最後は大使館にドーンとダンプカーで突っ込んで、治外法権でなんとか保護された──…かと思いきや、大使・西岡が裏切り者だったというオチつき。

野崎も乃木も、「この中に裏切り者がいる」と確信しながらの脱出で、もうスリルしかない。この第1話〜2話で描かれたのは、「1人の男の転落」と「運命の出会い」、そしてその奥にある「もうひとつの自分」との目覚めの序章なんです。

相関②|会社に潜む影──ハッカーと別班、“裏切り者”は誰だ?

砂漠を越え、大使館に逃げ込んだ乃木憂助。命懸けの脱出劇の末にようやく日本に戻った彼を待っていたのは、温かい拍手でも同情でもなく、たった一つの冷たい現実。

「140億円、誤送金したのはお前だろ?」社内の空気は凍りついていた。同僚たちは目を逸らし、上司たちは口を噤み、誰も彼を庇おうとしない。

そう、乃木は完全に孤立していた。でも、乃木は分かっていた。こんなものは始まりにすぎないって。問題の誤送金。1千万ドルの送金が、1億ドルにすり替わっていた。

しかもその痕跡はプロ中のプロがやったとしか思えないほど見事に隠蔽されていた。乃木のミス?──いや、違う。これは誰かが意図的に仕掛けたもの。

乃木は調べを進め、やがて真相にたどり着く。そこにいたのは、地味で目立たない財務部の女性社員、太田梨歩。けれど彼女はただの事務員じゃなかった。その正体は、世界を揺るがす伝説のハッカー「Blue Walker」。

彼女が送金システムを改ざんした張本人だった。でも、話はそれで終わらない。太田は自分の意思で動いたんじゃない。彼女の背後には、山本巧──かつてテロ組織テントに通じた男がいた。

太田は山本に脅され、利用されていた。恐怖に縛られた彼女は、仕方なく、1億ドルの誤送金を実行し、その責任が乃木に降りかかるよう仕組んだ。つまり──乃木を狙ったわけじゃない。

でも、結果的に乃木は完璧にハメられた。責任を押し付けるには、都合のいい男だったんだ。目立ちすぎず、でも無能じゃない。疑惑を向けるにはちょうどいいポジション。

だけど、乃木はただの商社マンじゃなかった。国家にすら存在を否定された影の部隊「別班」のエージェント。孤立?裏切り?そんなもの覚悟の上。

乃木はただ黙って、すべてを呑み込み、山本を、そしてその先に蠢くテントを追い詰め始めた。彼の戦いは、ここから本当の地獄に足を踏み入れていくのだった。

相関③|裏切りか、信念か──乃木が見せた“もう一つの顔”

さあ、ここからがVIVANTの本当の恐ろしさ。第3話〜第5話にかけて、物語は「誤送金事件」のその先──**“乃木という男が何者なのか”**という核心に、ぐいっと踏み込んでいくのです。

まずね、乃木たちは無事に日本に帰還。誤送金の謎はある程度見えたとはいえ、黒幕はまだ不明。そしてなにより、「山本、アンタ何してんの?」ってくらい、ジャミーンのアルバムに写り込んでたことで、一気に信用ガタ落ち。

「これはテントとの繋がりを持ってるとしか思えない!」と判断した乃木は、ついに**“別班”としての顔を完全に解禁**します。

別班っていうのは、自衛隊の非公認の諜報部隊。存在自体が政府から否定されてる、影の超エリート集団。そこに乃木はいた。いや、いたどころじゃない。トップクラスの精鋭だったのよ!

でもねえ……その正体の明かし方がまた凄いのよ。山本が太田を監禁して口封じしようとするんだけど、そこへ乗り込んできた乃木。そしてもう一人。そう──乃木の“別の人格”が、目の前に現れる。

Fですよ、F!いつもの冷静な乃木じゃなくて、目が鋭くて、喋り方が怖くて、完全に“処刑モード”に入った乃木。もうあのシーン、鳥肌どころかママ、何度も一時停止して「こわっ…でもかっこいい…」って震えながら見たからね。

Fの存在は、乃木の“もう一人の自分”──いや、“任務に徹するための人格”だった?乃木憂助は普段、穏やかで頭の回転も早く、冷静沈着な人物。でも、彼の中には、もう一つの顔=Fが存在していた。

Fは、感情を排除し、任務を完遂するためだけに動く人格。まるで本能のように、乃木が生き延びるために培った「処刑モード」の象徴。

乃木がFの存在を表に出すのは、“絶対に失敗できない”局面。だからこそ、普段の乃木とは別人のように目が鋭く、声色が冷たくなる。

そして、Fはただのイマジナリーフレンドではない。彼は、幼少期から過酷な環境に適応する中で、乃木が作り上げた“守護者”であり、乃木憂助という存在が壊れないための“鎧”でもあったのかもしれない。

もしかしたら──Fの存在は、乃木の心が折れないための最後の砦。誰にも見せたくない、だけど、どうしても必要だった、もう一人の乃木。

そして山本には自白剤を打ち、問い詰める。そこでわかるのは、山本はアリの手引きで訓練を受け、テントに入っていた“スパイ”だったこと。しかも、最終目的地は日本だという。つまり、この140億円の送金事件は、日本にテロを仕掛ける布石だったということ。

乃木は言うの。「この美しき我が国を汚す者は、俺が許さない」

けれどここからが衝撃の展開。山本を殺した乃木。その死を“自殺に見せかけて処理”したのよ。もうね、正義感とか任務とか、そんな綺麗ごとで括れない。何とも表現しようのないシーンではあったわね。

野崎も気づくんだよね。「山本の死、なんかおかしくない?」って。そりゃそうよ。だって乃木しか知らない情報があまりに多すぎるもん。でも野崎は一旦引く。様子を見る。それもまたプロ。

そしてママ的に泣いたのが、乃木の過去。幼いころバルカで人身売買されていた──

いやもう、その時点でママ泣いてるのに、さらに乃木の父・卓が元公安で、バルカで行方不明になっていたって事実が判明して、感情のダム決壊しました。

つまり、乃木は──テントと別班、敵と味方、両方の真ん中に立つ男だったのです。彼は、“自分が誰か”を確かめるために、あえて危険な役を演じてきた。弱く見せるために、仕事ではわざとミスを重ね、“何者でもない”フリをしてきた。だけど、それは全部「この国を守るため」。

もう、ただのスパイじゃない。心に傷を抱えた、一人の“息子”としての物語が、ここから燃え始めたのです。

相関④|誰が敵で、誰が味方か──チームの絆とレーンをめぐる裏切りの正体

乃木が別班としての素顔を明かし、──。物語はここから、父・ベキとの再会という、かなり重い運命に突入していきます。

はい、まずビックリだったのが、テントのリーダーが乃木の父・卓(コードネーム:ベキ)だったってこと。この設定、…なによりつらいのは、“その父が敵か味方か、乃木自身にもわからない”っていう状況の先に、仮に望み通り父の愛が確認できたとしても、父の行ったことの責任は取らせなければならないという、任務に対する忠誠心がえぐいのよ。

第6話〜7話では、乃木がベキに近づくために、なんと別班メンバーを銃撃するという偽装工作までやってのける。しかもそれを見ていたのが、ベキのもうひとりの“息子”であり、テントNo.2のノコル

乃木とノコル──血の繋がりはないけれど、2人はともにベキに育てられた兄弟のような存在。でもその間には、「本当の息子」と「拾われた子」という、どうしようもない“溝”があったのよね。

で、乃木の銃撃が「作戦だったのか、それとも本気の裏切りか」を見極めるため、ノコルがとった手段が、まさかのウソ発見器!でも、ご想像の通り、そんなもの別班の乃木には通用しないのよね。どこに本心があるんだか、今事時点ではわからないんだけど、乃木がそこに来た理由は任務ではないということに対して、ウソ発見器は全く反応しなかったわね。

でも、最終話では、ベキを前に「任務で来た」と言っていたから、ここではウソをついていたということになるのかしらね。Fとの会話ではいろいろと心揺れ動くさまをみせているんだけど、こういったところではブレないのねって、ちょっと意地悪く感じたりもするんだけど。

そして……ついに明かされるの。「ベキと自分は、本当の親子だった」というDNA鑑定の結果。

ベキ、号泣。ノコル、苦悶。もうこのシーン、感情のジェットコースターよ。ママ、ここで完全にハンカチ投げた。涙でメモが読めないレベル。

でも乃木の目的は、ただ父と再会することじゃない。彼は、「テロを止めること」「この国を守ること」「そして…自分自身を知ること」そのすべてを抱えて、ベキの懐へと飛び込んだのよ。

しかもね、テントの資金源が「孤児の支援に使われていた」って事実もここで判明。ええーーっ!?テント=完全悪じゃなかったの!?っていう、価値観の崩壊が、ここでドーンとくるの。

ノコルやベキは「テロではなく正義」を信じていた。でも、手段が狂ってしまった。そこで乃木は、新たな道を提案するの。「株で資金を作りましょう」と。つまり、血を流さずに目的を果たす道を提示したのよ。

さて、さすがスーパー営業マンの乃木。株式の動きも見ごとに読み切り、資金のめどが立ったのだけど、ここでまた大きな試練。この資金調達、貧しいバルカでお腹を空かせる子供たちを守りたい一心で、なんとか手に入れようと頑張ってきたフォローライト採掘への道。

実は、この動きは、ある男の裏切りによって、バルカ政府に筒抜けになっていたのよね。3年以上もかけて、フローライト採掘のために土地を購入し続け、あと一歩のところまでやってきたのに、全てを足元からかっさらわれようとしている。

乃木の知恵と、土壇場の状況でも野崎というスーパー公安を信じるという強い信念が、この状況を一変させることになる。

さらにクライマックスは、一応テント解体という建前のもとに場所を移した日本で、ベキが抱え続けた恨みを昇華させることになるのだけど、そこに待っていたのは、ただの復讐の終わりじゃなかった。

乃木は、父が背負ってきた過去と向き合いながら、最終的にはベキに銃を向けなければならない運命を受け入れることになる。血を分けた親子でも、守るべきものが違えば、別れなきゃいけない瞬間がくる。ママ、このシーンは本当に息を呑んだよ。

ベキは最後、乃木に未来を託すんだよね。過去でも復讐でもなく、たったひとつ、息子の手にしか託せない「新しい道」を。

それを受け取った乃木は、銃を構えたまま、ほんの一瞬、迷いを見せる。そして引き金を引く。銃声は響いたけれど、最終的に死体は出てこなかった。乃木は、急所を外して撃ったのかもしれない。撃ったけど、殺しはしなかった。

任務は遂行したと見せかけて、父に生きる道を残したのかもしれない。そしてすべてを胸に抱え、彼は何も言わずにその場を去った。だけど、物語はそこで終わらない。

ベキたちは、あの山奥の家で灯油をかぶって焼身自殺を図り、すべて灰になった──そう“報告”はされた。でも、その報告は最初から仕組まれたウソだった。

野崎が上官に口裏を合わせるように仕向け、ベキたちがこの世から消えたことにした。焼け跡に遺体はなく、決定的な証拠もなかった。

生き延びるために、すべてを捨てるために。

ママは思う、ベキたちはどこかで生きてる。過去も名前もすべて捨てて、静かに、誰にも見つからない場所で。乃木もそれを知ってか知らずか、何も言わない。

ただ、彼の目は、あの日からもう迷っていなかった。敵か味方か、そんな単純な線引きじゃ語れない、もっと複雑で、もっと優しい何かを胸に抱えて。乃木憂助の物語は、静かに、でも確かに、新しい一歩を踏み出していったんです。

まとめ

ドラマ『VIVANT』は、アクションや謎解きだけでなく、人と人との“信頼”や“覚悟”が何よりも深く描かれていました。
この記事があなたの“再視聴の相棒”になれたら、ママは本望です✨

今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございます。

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