北斗星の事件(上野発北斗星三号)とは?100万ドルの五稜星(みちしるべ)に登場した西村警部の過去を解説!【名探偵コナン】

「え?この人、誰だっけ?」映画『100万ドルの五稜星』を観ていて、警察側のキーパーソンとして登場した“西村警部”に、そんな風に思った方…けっこう多いんじゃないでしょうか?

実はこのキャラ、過去のTVアニメ版『名探偵コナン』(144話 145話)で登場していた人物なんですよね。しかも、舞台はあの懐かしの“北斗星”!実在の列車だったんですね。

うっすらと記憶に残っている人も、まったく思い出せなかった人も、知らなかった人も、この記事でちょっと振り返ってみませんか?100万ドルのみちしるべを見るなら知っておいて損はない、そんな裏話をまとめてみました♪

この記事は犯人情報やネタバレ、あらすじを含みます。映画を未視聴の方は特にご注意ください

北斗星の事件ってどんな話だった?

「西村警部って誰?」「前から出てたっけ?」…そんな声が聞こえてきそうですが、実は彼、1999年に放送されたTVアニメ『上野発北斗星3号(前・後編)』に登場していたキャラクターなんです。

舞台は寝台特急“北斗星”。東京から札幌までをつなぐこの列車の中で、大きな宝石店のオーナーが拳銃で撃たれるという殺人事件が発生。現場で起こった出来事は、コナン君のお父さんが書いて、しかし、まだ世に発表はしておらず、幼い新一は読み聞かせで聞いた覚えがある書物の、その状況そのままの出来事が起こったのでした。

その捜査にあたっていたのが、当時の若手刑事・西村警部補でした。あのとき彼は、コナンや毛利小五郎とともに現場を奔走し、列車という密室のなかで犯人の動機とトリックを暴いていったのです。でも本当は、ストーリーを描いた新一のお父さんが解いたんですよね。

まさか25年後、あの男が警部となって映画に再登場するなんて…ファンにはたまらないサプライズですよね。因みに、この話の中で事件に関与したんじゃないかと思せる怪しいけど美しい女性が冒頭から登場するんですが、それ、コナン君の母が簡単な変装をしたものだったんです。コナン君は早々に見破っていましたけどね。

北斗星って、もう運行してないんですよね…時代を感じるなあ

でも、コナンたちが活躍したあの列車の事件は、今見ても面白いですよ~!

実際の事件の流れや、犯人が誰だったのか…もっと詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック!

北斗星とは?“最後のブルートレイン”と呼ばれた伝説の寝台列車

「北斗星」って聞くと、なんだか懐かしい響きですよね。昭和と平成の“鉄道ロマン”をぎゅっと詰め込んだような寝台列車で、東京から札幌までを結んでいたんですけど、ただの移動手段じゃなくて、まさに“旅を楽しむための列車”でした。

1988年に走り始めて、16時間かけてのんびり北の大地へ向かうそのスタイル、今じゃ考えられないけど、あのゆったりとした時間がよかったんですよね。

しかもね、普通の寝台じゃなくて、シャワー付きの個室や食堂車なんかもあって、「動くホテル」って言われてたようですね。なかでも食堂車「グランシャリオ」はちょっとした憧れで、フルコースまで出てきたんですよ。今の新幹線には絶対真似できない贅沢空間でした。

そして、この青い車体こそ“ブルートレイン”の象徴!あの頃の夜行列車って、青が定番だったんですかね。なので、こういう寝台列車を“ブルートレイン”って総称してたんですよね。

だけど時代の流れとともに、夜行列車そのものが減っていって…北斗星も2015年に引退。最後の最後まで活躍していた“国鉄型ブルートレイン”という意味で、鉄道ファンからは「最後のブルートレイン」として語り継がれてる存在なんです。

今はもう、イベント列車とか展示車両としてしか見られないようですけど、あのときの車窓、あの音、あの揺れ…知ってる人には忘れられない思い出ですよね。

で、『名探偵コナン』の「北斗星のミステリー」では、そんな北斗星が本当にリアルに描かれてるようですよ。車内の廊下や個室、あの細かい背景が当時の雰囲気そのままで、見るだけでタイムスリップした感じを覚えるかも。

今回の映画『100万ドルの五稜星』で再登場した西村警部を見て、「あれ?あの人…」ってなった人も、きっとあの頃の空気を思い出すんじゃないかな。だからこそ、今こそもう一度見返したくなるんですよね〜。

北斗星とブルートレインって?

北斗星は1988年デビュー、東京〜札幌を結ぶ豪華寝台特急!

車体が青いことから、“ブルートレイン”と呼ばれる系統の代表格。

食堂車「グランシャリオ」や個室寝台など、“動くホテル”として人気。

2015年に定期運行終了。“最後のブルートレイン”として伝説に。

西村警部とコナンの関係性

西村警部とコナンの関係って? じつは、はじめから息ぴったりというわけではありませんでした。

『北斗星のミステリー』では、西村警部補はどちらかといえば慎重派。小五郎やコナンの推理に懐疑的な態度をとりながらも、最後にはその観察眼と論理に納得し、共に犯人を追い詰めていきます。つまり、過去にきちんと“事件を共に解決した仲間”という背景があったんですね。

それが今回の『100万ドルの五稜星』で再びコナンとタッグを組む伏線として効いてくるのがニクい演出です。しかも、ベテランとして落ち着いた雰囲気の西村警部が、今作ではしっかり小五郎やコナンを信頼しているような場面からのはじまりでしたね。年月を経た人間関係の深まりが描かれていて、ファン心をくすぐられます。

かつて苦楽(?)を共にした関係っていうやつかしら

うん、こういう地味だけど出来上がった人間関係を感じさせる再登場、好きなんだよなあ

ちなみに、小五郎の“声”が気になった方はこちらもどうぞ!

なぜこのキャラが今作に再登場?ファンなら見逃せない!

ではなぜ、このタイミングで“西村警部”が映画に再登場したのか?その理由はやはり、『100万ドルの五稜星』の舞台が北海道であり、かつての“北斗星事件”との地理的なリンクがあるからでしょうか。加えて、コナンと両親の関係が描かれるという共通点もあるかもしれませんね。

さらに、当時の列車の乗客の中には、北海道で剣道の試合があると言って、竹刀を持っていた乗客もいましたね。剣道の試合が背景にあることも共通していて共通点を感じさせますね。

コナンと両親との関係を知りたい方にとっても、北斗星三号は見逃せない放送回と言えるかもしれませんね。コナンが母親の工藤有貴子さんと会話するシーンが結構多いんですけど、コナン君の母に対する言葉使いなんかが、何だけ親世代にとっては、妙に切なかったりするんです。

あれだけできた子なのに、あのコナン君をもってしても、親にはあんな口のきき方するのか。。。って。生意気な息子や娘のくちのきき方にため息交じりの日常を送る親世代にも、「コナンでもあんななんだ。。」って多少の慰めにもなるかもしれない北斗星三号。

かつて若き刑事だった西村が今、経験を積んだ警部として活躍する姿を描くことで、流れる歳月で成長して(丸くなって)いく人の姿に妙な共感も感じますね。

西村警部の再登場は、単なるファンサービス以上の意味を持っているといってもいいのかな。細かな演出ですけど、こういったところもコナンシリーズの魅力ですよね…あの頃の視聴者が大人になった今、しみじみ刺さる再会なんです。

こういうかなり以前の関係を掘り起こした演出って、コナンに限らずだけど、色んな感情が湧いてきて惹かれるよね

言えてる。昭和から平成、令和のメディアって何かとリンクさせやすいのかもね。30年前にはあまりなかった演出のように感じるわ

まとめ|“北斗星の事件”をもう一度見たくなる理由

  • 1999年に放送された『北斗星のミステリー』で西村警部が初登場
  • 当時は警部補で、コナン&小五郎と列車内で事件を解決
  • 今作『100万ドルの五稜星』で、北海道の地に再登場
  • 若き日の経験と信頼が、再び事件解決に活かされる
  • 「時間の経過」を描いた熱い再会として、ファン必見!

そしてなによりも、「あの事件をコナンと共に解決した男が、再び立ちはだかる難事件にいどむ」――その静かなロマンに気づけたら、きっとあなたもこの作品をもう一度見返したくなるかも。

今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございます。

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