ドラマ「会社員」の相関図

※第1話終了時点で筆者が認識した相関関係を記したものです
印象に残った主要キャスト
宮本英理子(吉田羊さん)
なんか、彼女、大事なところを見落としてしまったんじゃないのかな。
常務との間のやりとり、あれ、駆け引きといってもいいのかな。
ニヤリとしながら、自分には責任が及ばないよう巧みに部長を使う常務にしてやられてしまったのね。
今、問題になっている寺田君の発信をキャッチすることができなかったみたい。
まあ、英理子さんも、常務と同じように、自分で落としどころをあらかじめ決めておいて、相手の発言を誘導しちゃったのよね。
寺田君、関係がうまくいかなくなってしまったシステムエンジニアの山岸君とのことについて、何か言おうとしたのに、言葉を飲み込ませてしまった。
まさか女性の取り合いでもして、逆恨みでもされてしまった?
山岸君を見る限り、そんなタイプでもなさそうなんだけどな。
英理子さんの失敗は、自分で着地点、落としどころを決めてしまっていたところにありそうね。
もちろん、時に着地点をイメージすることもあるんだとは思うんだけど、まともな上司なら、その相談者が瞬間的にでも笑顔を取り戻してくれる、そんな情景を思い描くと思うのよね。
英理子さんは、自分が誰かを踏みつけにしながら笑っているところを着地点として思い描いてしまったんじゃないかと感じたわ。
斉藤るり(南沙良さん)
KZGCのメールセンターで働く派遣社員。なんかややこしい人ね。
寺田君を助ける存在なのかと思いきや、百万円で交渉妥結しちゃうし。
それって、演技なわけ? それとも、ただ単に、あなたも私利私欲に走るだけの存在なの?
大した根拠はないんだけど、そんな風には思えないんだけどなあ。
でも、1話も終わりに差し掛かると、もう英理子さんの方が主導権を取り戻しそうな雰囲気を醸し出していたし。
るりちゃん、できれば、まともな方法で寺田君を助けてあげてほしいな……。
この彼女に期待してはダメなのかな。
東海林正則(田中直紀さん)
英理子さんの旦那さん。コンプライアンス室で働いてる。
なんか、やっぱり、見ていて腹立ってくるシーンが結構あるわね。
夫婦そろって、ドラマ冒頭から何を寝ぼけたこと言うてはんねやろって。
コンプラ室とか、やっぱりこの時代でも、結局コンプラに向き合える人がいなくって、形だけ、あれやってはダメ、ここ超えたらダメとか。
いや、そういう問題違うでしょ。
目の前に気絶しそうになってる人いてるじゃないの。目、そらしてんじゃないわよ。
「英理子ならうまくまとめてると思うけど……」って、自分の嫁さんのこと、どんだけ買いかぶってんねん。
ところで、「弱い立場の人が、しっかり意見言える時代になって、よかったね」ってのたまわってるんだけど、規則ばっかりできたって、それを運用する人のレベルが変わってないんだから、弱い立場の人がモノ言えるわけないじゃない!
今の世の中だって、まだまだ、人は人に対して、優しくなってないよって感じてる。
だって、コンプラって言ったって、あんなこと言ってはダメ、こんなことしてはダメって、規則ばっかり並べ立てて、じゃ、そもそも、コンプラ規則が必要になるほどすさんだ人の気持ちっていうのは、どこで誰がケアして、どう向き合っていけばいいのかって、誰も教えてくれないじゃない。
人に優しくなるって簡単じゃないわよね。でも、やり方は簡単。なかなかできないだけ。
そんなことをちゃんと学んで、「こうすれば、気持ちのコントロールができるようになりますよ」って、そんなところまでケアしていって、この先何十年、何百年かけていけば、多少は変わってくるんじゃないのかな。
とりあえず、盲目的だけど、会社から言われたゴールを目指して必死になってた英理子さんの方が、まだましかなって思えてくるわ。
寺田一輝(加藤清史郎さん)
SXプロジェクトのシステム構築担当。
英理子部長の言葉の数々に、ぶちきれてしまったかな。
でも、この方に関しては、役どころの寺田君についても気にはかかるんだけど、ママ的には、加藤清史郎さんの演技力ってすご~~って、そっちに関心が行ってしまった。
あの、パワハラ英理子にバカな誘導質問を立て続けにされて、その一問ごとに、顔の表情がこわばって、というか、絶望で崩壊していくような……。
あの姿、当事者の英理子さんは、客観的に見ることは当然できていないわよね。
ビデオに撮って、自分の毒のせいで、寺田君がどんな風に壊れていったか、よーく見てもらいたいわ。
山岸光(小久保寿人さん)
システムエンジニア。
寺田君に暴言を吐き続けてるみたいなんだけど、様子を見てると、後輩に対しては、ある程度同じような感じで接してはいるし……。
寺田君、そこに山岸君がいることに気づかず、何か悪口でも言ってしまったかな?
結構そんな程度のことで、根に持って、あからさまに態度を変える人とかいるわよね。
山岸君、仕事がテンパってくると、周りに超きつく当たりだすタイプではありそうだし、逆に言えば、彼の暴言の数々、あまり根深さはなさそうにも感じるんだけどな。
英理子さん、彼に対して、普通に注意することできなかったのかな。
もしそうなんだとしたら、英理子さん、どんだけ自分の都合で自分の周りの人を駒のように使ってるねんって思えてくる。
桜井浩介(前川泰之さん)
経営戦略本部長。
五十嵐晴夫(春海四方さん)
メールセンターの責任者。
佐々木義隆(信太昌之さん)
コンプライアンス室室長。
林健治(鳥谷宏之さん)
プロジェクトリーダー。
高橋勇気(玉田真也さん)
プロジェクトメンバー。
吉岡凜(宮下咲さん)
プロジェクトメンバー。
夏目(夏子さん)
役員フロア受付。
以前、寺田君とお付き合いがあった? この彼女、もう少し深掘りできそうな感じするんだけど、2話以降どうなのかな。
安西善之(尾美としのりさん)
常務取締役。
役職とか肩書とかって、いったい何なのかしらね。組織って、結局上次第ってことなのかしら。
英理子さんだって、この常務が多少でも人望のある存在であったなら、あんな風に壊れていくこともなかったんじゃないの?
ドラマ「会社員」の感想など
1話
しかしまあ、このドラマ、巷にあふれかえっているパワハラワード、よくあそこまで丹念に拾い上げたわねえって、感心してしまった。
どれも、そこらで普通によく聞く、えげつない言葉たち。
その言葉を当然の武器として使ってる本人に、その意識はなさそうね。
自分が「要領を得ないから、『はい』か『いいえ』で答えてくれる?」って言われて、初めてそれがどれほど屈辱的な言葉だったか理解するのね。
そんな上司をぎゃふんと言わせてくれる痛快ものみたいな意識で途中まで見てたんだけど、そういえば……このドラマ、サスペンスだったって終盤に思い出させられた。
今から先の世界は、よく見る日常的パワハラ世界を超えて、異次元レベルのサスペンスが待ってるかと思うと、ちょっとぞっとしてきた。
パワハラ自体、日常だけど、十二分にぞっとするものだものね。
それを超えるものを見せられるかと思うとね……あらためてゾッとする。
ここまで、自分が正しいと思っている人たちの狂気の言葉ばかりが飛び交っているんだけど、最終的に「愛」が描かれる展開を期待してはダメなのかな……。
まあ、現実の世界でよく見かけるパワハラが丁寧に描かれているだけに、その先に「奇跡」が舞い降りる展開を描いてくれたら、現実社会でもちょっと希望が持ちやすくなるような気がするんだけど。
それじゃ、サスペンスにならないのか。
でも、考えてみたら、「日常的パワハラ」を超えるサスペンスを描くのも、結構大変かも。
「パワハラ」って、そのインパクト、相当なものよ。
これが日常化してる世界や世の中って、狂気のサスペンス劇場よね。


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