ハロウィンの花嫁って観終わったあと、「あの関係ってどういうことだったの?」って気になる場面、いくつかありませんでしたか?
降谷とあの男の因縁ってどこまで深いのか、降谷はコナンの正体に気づいているのか、そしてエレニカはなぜあの場面でコナンを信じることができたのか…。
今回はそんな“ちょっと引っかかる関係性”に絞って、相関という視点からゆるっと整理してみました。
相関① 降谷とある被害者(?)男性との因縁
今回出てくるのは、爆弾テロ犯。犯罪というのも様々だけど、ママ的には最もいや~な感じがするテーマ。
そのスケール感は、公安も動いているということでさらにアップ。
駐車場で降谷の前に虚ろに現れた、首に爆弾を巻かれて一見被害者的に見えるこの男、以前のアニメ回「揺れる警視庁 1200万人の人質」の中で犯人として逮捕されていた男ね。
その時の犯行にちょっと変わった爆弾が使われていたんだけど、そのアニメを見た時には、あの爆弾、この男性と、もう一人連れ立っていた男性がいたんだけど、彼らが作ったものだと思い込んでた。
でも、どうやら違うみたいなのよね。
今回の事件で利用された相関、それはこの男と降谷零のあいだに、あの事件のときに生まれたとんでもない因縁によるものなのよね。
それは、7年前と3年前に起こった爆弾事件。
降谷零さんの警察学校当時の物語というのもあるみたいなんだけど、そこで同期だった仲間がね、5人いたの。
降谷零、松田陣平、伊達航、諸伏景光、萩原研二。彼らの絆ってとっても強くって、最初に萩原が殉職してしまったんだけど、その後、残された4人、命日には一緒にお墓をお参りしたりとかね。
そんな彼らから、当時の爆弾犯は、松田陣平の命をも奪ってしまった。最初に殉職したといっていた萩原も、実はこの犯人の爆弾によって命を奪われていたのよね。
相関② 降谷はコナンの正体を知っているの?
この映画の中で、もう一つ気になる相関があったの。
それは、降谷零とコナン君との関係ね。
ネット記事を頼りに調べてみると、どうやらこの物語、ハロウィンの花嫁は、降谷さんがコナン君の正体をほぼほぼ確信しているということが感じ取れる重要回というような記述があるのよね。
ママは2回観てもわからなかったんだけど、どうやらヒントはエンディング近くにあるらしいの…
それにしても、この物語の中で描かれる降谷さんの物腰にはほんと驚かされるものがあるわ。
設定ではね、まだ30歳にも満たない年齢のはず。
なのにね、これ以上の危機的状況があるかっていう場面においても、はた目には平常心を保っているように見えるの。
ちょっと驚かされるのは、降谷の同期で先に逝ってしまった松田さんも、萩原さんも、同じような状況に陥ってた。
それでも、その二人も、自分の命を惜しんで慌てるそぶりは微塵もなかった。
彼らは、自分の命よりも、別の誰かを守ることだけに意識が集中していたって感じ。
コナン君である工藤新一君は、17歳あたりの設定。
17歳の彼も、同様に、蘭ちゃんを守るためには同じような心持になっているシーンが度々描かれるのよね。
ところで、コナン君が降谷さんに向けて言っていた「潜入捜査」という言葉、あれ何の潜入捜査してるんだっけッて、素人丸出しの疑問が頭をよぎり、これもちゃちゃっと調べてみたところ、あーそうかそうかって思い出せたんだけど、これは、黒ずくめの組織に潜入捜査しているということね。
彼の組織内でのコードネームはバーボン。
テレビアニメの公式ページの紹介では、黒ずくめの組織のNo.2のラムから、工藤新一の情報を探るように命令されている…とあるから、彼って、ものすごく難しいところで立ち回ってるのねっていうのに、なんか改めて彼の凄さを感じさせられるわ。
彼は、コナン君=工藤新一と判ってはいけない存在なのよね。だから、彼は心の中で思ったり感じたりしていることを、あえて言葉や表情には現れないようにしているのかもしれないわね。
相関③ なぜエレニカはコナンのことを信じた?
この相関をひとことで言うなら、エレニカがコナンを信じた理由って、「この子は絶対にブレない」と感じ取ったからだと思うのよね。
だからこそ、あの約束――必ず犯人を自分の前に連れてくるというコナン君の言葉を、あの状況で受け入れることができたんじゃないかと思うの。
ママ的にもここはすごく引っかかって、なんであの場面で信じられるのかなって考えたんだけど、調べてみると同じ疑問を感じている人はやっぱりいるのよね。
ただ、はっきりとした答えが用意されているわけじゃないから、ここからはどうしても推測になるんだけど、それでもあの流れを見ていると、一つ筋の通った理由は見えてくる気がするの。
それはやっぱり、コナン君の“向き合い方”なのよね。
彼、エレニカと対峙したときに、ただ止めようとしただけじゃなくて、彼女の怒りそのものを否定しなかったように思う。
銃口が向けられていたあの場面、本来なら危険を避けるために距離を取ってもおかしくないのに、あえて踏み込んで、彼女の行動を止めようとしていた。
しかもその時のコナン君って、「ダメだ」と突き放すんじゃなくて、「それでも違うだろう」っていう立ち方をしていたように見えるのよね。
あのシーン自体は、エレニカがコナンを信じると決めたあとに起こる出来事なんだけど、逆に言えば、あの行動ができる人間だということを、それ以前のやり取りの中で感じ取っていたってことなんだと思うの。
つまりあの場面は、信じた結果として現れたものというよりは、信じるに至った理由がはっきり形になって現れた瞬間だった、そんなふうにも見えるのよね。
それにね、コナン君って終始ブレないのよ。
相手が誰であっても、どんな状況であっても、「守るべきもの」を見失わない。
その一貫した姿勢って、大人でもなかなか持てるものじゃないと思うのよ。
だからこそエレニカは、理屈じゃなくて感覚として、「この子に任せても大丈夫かもしれない」って思えたんじゃないかなって。
そしてもう一つ感じるのが、あの二人の間にあった“感情のやり取り”なのよね。
エレニカの中には、長い時間をかけて積み上がった怒りや悲しみがあったはずなんだけど、その一方で、どこかに優しさも残っていた。
その優しさに対して、コナン君はちゃんと応えていたように見えるの。
まるで、相手の中にまだ残っている「やさしい部分」を見つけて、そこに手を伸ばしていたみたいに。
だからこそ、エレニカは一度は怒りに飲み込まれそうになりながらも、完全にはそちらに傾ききらなかった。
コナン君がブレずに立ち続けていたことで、自分の中に残っていた“信じたい気持ち”にもう一度意識を向けることができたんだと思うのよね。
彼は子供だけど、だからといって心のやり取りに差があるわけじゃないのよね。
むしろ、大人よりもまっすぐに相手に向き合えるからこそ、その想いがそのまま伝わることもある。
エレニカがコナンを信じたのって、きっと理屈じゃなくて、そのまっすぐな想いがそのまま心に届いたからなんじゃないかなって、ママはそんなふうに感じたの。
まとめ|ハロウィンの花嫁は“関係性”で見ると見え方が変わる
今回の物語って、大規模な事件が軸にはなっているんだけど、よく見ていくと、それぞれの人物が抱えている過去や想いがぶつかり合っている話なのよね。
降谷は仲間を奪われた相手と向き合い続ける立場にいて、仲間を奪われた相手と再び向き合わなければいけない重さを背負っていたし、コナンは子供でありながら、その判断を当たり前のように任される存在として、あの場に立っていた。
そしてエレニカは、復讐に飲み込まれそうになりながらも、それでも誰かを信じようとする気持ちを手放さなかった。
こうして見ていくと、「誰が誰をどう見ていたのか」という関係そのものが物語を動かしていたように思う。
あのとき踏み込みきらなかった判断や、あえて確かめきらなかった距離の取り方が、それぞれの今の関係を表していたように思える。
今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございます。


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