プラダを着た悪魔の相関図|アンディ・ミランダ・ネイト・ナイジェルの関係を考察

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アンディがあのすさまじい環境で、1年足らずだったけど頑張れた、でも、結果的に離れていくことになったわね。アンディの「選択」に影響を与えた主要相関を、少し詳しくみてみますね。

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目次

相関図①|アンディとミランダ 意外な野心家繋がり

ミランダって、冷酷で理不尽な上司に見えるんだけど、制作側の情報や海外の解説なんかを見ていくと、単純な“悪役”として作られているわけではなさそうなのよね。

ファッション誌Runwayの編集長として業界の頂点に立つ存在で、その言葉や判断ひとつで人のキャリアが動く、まさに“基準そのもの”として描かれている人物。

モデル実在という話もあるみたいだけど、特定の人物をなぞったわけではなく、むしろ男性の権力者たちを参考にして役を作ったと説明する情報も見受けられるわ。

だから彼女の行動って、意地悪や自己都合というよりは、その世界で生き残るための合理的な判断の積み重ねで、感情よりも結果を優先する姿勢が徹底されているだけとも言えるみたいね。

その結果、彼女は誰かを育てようとしているわけではないのに、その厳しい環境を乗り越えた人間は結果的に成長していく構造になっている。

だからこそ彼女は悪魔のようにも見えるし、同時にその世界のリアルそのものにも見えてくる、そういう多面性を持ったキャラクターとして語られることがあるみたいね。

一方でアンディって、その立ち位置自体が“観察者”という風に表現されてる記事を見かけたわ。このアンディの観察者ってどういう意味だろう…って考えるんだけど、なんかニュアンス的にはうなずけるような気がする。

彼女、あの賢さと、もしかしたらとんでもない野心の力もあって、あのすさまじい環境下でも、与えられたことを仕事として従順にこなしているようにも思えた。

でも実は、元々、ファッションや、その業界自体に興味があったわけでもなく、いわば、自分の夢(ジャーナリストになる)のための扉をこさえにそこに入り込んだところがあるのよね。

だから、ある意味冷静にあの業界を内側から観察することができてたんじゃないかしら。その目線があったから、あの冷酷なまでの世界を拒絶するわけでもなく、ちゃんと適応していって、努力して結果を出して、気づけばミランダに認められる位置まで来てしまう。

ここって“成長”とも言えるんだけど、それ以上に“適応”という言葉の方がしっくりくるのよね。

でも最終的に彼女は、そのまま上に行くこともできると分かった上で、その世界から離れる選択をする。

つまりアンディって、成功する物語の主人公というよりは、「その世界で生きることもできるし、離れることもできる」という観察者の目をもった人物なのよ。

この観察者の目線が、もしかすると、最後の最後、ミランダの元を去るという決断を可能にしたのかもしれないわね。

ミランダとアンディの関係って、最初から最後までずっと上下関係ではあるんだけど、その距離感はずっと同じじゃないのよね。

最初は見た目“振り回される側と振り回す側”って感じなんだけど、アンディが仕事をこなせるようになってくると、ただの指示と従う関係じゃなくて、“結果でボスの隠された一面を引き出す”関係に変わっていくのよね。

アンディの仕事っぷりに、驚かされたような表情を見せるミランダというのが、後半では度々描かれたわね。

完璧主義ゆえに、仕事がらみの関係ではプライベートを一切表に出さないはずのミランダだけど、同様に完璧な仕事をしてくるアンディに驚かされて、少しずつ素の自分を見せるようになっていった。

それは、もしかすると、ミランダにとってアンディが、孤独な自分のそばにいられる数少ない存在――いわば“対等に仕事で向き合える相手”として、特別な位置に入り始めていたからなのかもしれないわね。

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相関②|ミランダとナイジェル 冷酷なビジネス判断の象徴

ナイジェルって、この物語の中ではすごく目立つわけじゃないんだけど、実は関係性で見るとかなり重要な位置にいる人なのよねえ。

Runwayでは現場を回している実務側の人間で、ミランダのすぐそばにいながら、仕事を具体的に動かしていく役割を担っている存在。

そして同時に、アンディに仕事を教えたり価値観を伝えたりする“橋渡し役”でもあって、上と下をつなぐ存在として描かれているのよね。

海外の解説なんかでも、ナイジェルはこの世界に完全に適応しているプロフェッショナルとして語られることが多くて、つまり彼は“この業界のルールを理解して、その中で生きている側の人”なのよ。

でもね、その一方で、彼はそのルールの中で報われない側にも回ってしまう。

長年ミランダに仕えて、実力もあって、やっとチャンスをつかみかけたのに、組織の判断ひとつでその機会を失ってしまうのよね。

ここがすごく象徴的で、この世界ではどれだけ積み上げてきたかよりも、その瞬間の判断や立場が優先されるっていう現実を体現しているのがナイジェルなのよね。

ナイジェルとミランダの関係って、表面だけ見ると「信頼されている右腕」と「その上に立つ上司」なんだけど、その中身はもう少しシビアなのよねえ。

ナイジェルは長い時間をかけてその場所にたどり着いて、ミランダの基準や仕事の進め方をちゃんと理解した上で支えてきた人。

でもミランダの側は、その積み重ねを感情として受け取っているわけではなくて、あくまで“その時点で自分自身が生き残ることを最適な判断”として優先するのよね。

だから関係としては相互に信頼があるように見えても、それは人としてのつながりというより、仕事の中で成り立っているもの。

ここにプライベートのにおいがないところが、上り詰めてきたアンディとミランダの相関とちょっと異なる点。

実際にビジネスの決断の場面になると、その関係は簡単にひっくり返ってしまう。

ここがこの二人の相関では一番怖いところで、長く一緒にいることで距離は近づいているはずなのに、その距離が安全を保証してくれるわけではないのよね。

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相関図③|アンディとネイト|変化していくものとそれを受け入れるもの

ネイトって、この物語の中ではアンディの恋人として描かれているんだけど、立ち位置で見ると完全にファッション業界の外側にいる人なのよね。

料理人を目指している普通の若者で、いわゆる“現実の生活”や人との関係を大事にする側の価値観を持っている存在。

ネイトはアンディの成功を邪魔するための人物というよりは、彼女が進んでいる方向に対して違和感を持つ立場として描かれているわね。

つまりこの人は悪役というより元の立ち位置から知らず知らずポジションを変えていっているアンディのズレ(野心)を際立たせるような役割”を担っているように見える。

ただ、そのズレがはっきりしてくるのは、アンディがミランダに認められ始めて顕著になって、仕事を優先するようになっていく彼女に対して、ネイトはそれを受け入れきれず、結果として関係が崩れていく方向に進んでしまうのよね。

彼女の野心的なものは、もとから備わっていたものだと思うんだけど、それが表に現れてきたとたんに、ネイトはそれを受け止めきれなくなってしまったような感じがしたわ。

だからこの人物って、アンディの成長や変化を止める存在ではなくて、“ついていけなかった側の人間”として描かれているのよ。つまりネイトは、アンディの変化そのものを否定するためのキャラではなくて、その変化によって生まれる距離やズレを、そのまま見せるために置かれている存在なんだと思うのよね。

アンディとネイトの関係って、「ネイトが怒っていた理由は何だったのか?」っていう形でよく議論になるんだけど、一般的に言われているのは、ネイトが問題だったというよりも、アンディの変化によって二人の関係にズレが生まれていったという見方なのよね。

最初の頃のアンディは、まだ仕事に対してそこまで強い執着があるわけでもなくて、ネイトとの関係も自然に成り立っていた。

でもランウェイで働く中で、アンディは明らかに変わっていく。

仕事を優先するようになって、約束を守れなくなったり、連絡が減ったり、そういう小さなズレが積み重なっていくのよね、

ネイト側からすると、それは単純に「自分との関係が軽く扱われている」と感じる原因になるし、さらに大きいのは、アンディが“自分の知らない価値観の中で動き始めている”ことへの違和感なのよね。

つまりネイトが怒っているのは、仕事そのものというよりも、「アンディが変わってしまった(野心家だある側面を見せ始めた」ということに対する反発になっているみたい。

ただここで重要なのは、この関係ってどちらか一方が悪いという話ではないということなのよね。

アンディはアンディで、目の前の仕事に必死に向き合っていただけだし、その中で結果を出そうとしていた。

でもネイトはネイトで、「人として大事なものが後回しにされている」と感じている

この二つはどちらも間違っているわけではなくて、ただ進んでいる方向が違ってしまったという感じかしら。

だからこの関係は、「価値観が違った」というよりも、同じ場所にいられなくなった関係として見る方がしっくりくる。

そしてこのズレは、アンディが成長したから起きたのか、それとも変わってしまったから起きたのかという点でも意見が分かれるところなんだけど、ママ的には、やっぱりあの時のネイトは、アンディの野心家的側面(どちらかと言えば”成長”というよりは”変わった”)を受け入れることができなかったせいじゃないのかなって思ってる。

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相関④|ナイジェルとアンディ|業界の全てを教えたものと教わったもの

ナイジェルは長年ミランダに仕えてきて、忠誠も実力も積み上げてきた人物で、やっと自分の夢に手が届くところまで来ていた。

だからこそパリでの出来事は、「報われるはずだった人が報われなかった瞬間」として強く印象に残る場面になっている

一方でアンディはどうかというと、最初はこの世界に適応できない側の人間だったのに、短期間で一気に適応して、結果的にはミランダの基準に近いところまで到達してしまう。

つまりこの二人は、ナイジェル=長く積み上げた人、アンディ=短期間で適応した人、という形で結果的に対照的な感じを醸し出す相関になってるような気がする。

そしてここで見えてくるのが、この世界では「どれだけ積み上げたか」よりも「今どこに立っているか」が優先されるというルールで、ナイジェルが報われなかったのは、能力が足りなかったからでも、努力が足りなかったからでもなくて、その瞬間の“立場”の中で選ばれなかっただけとも言える。

アンディはその結果を目の当たりにした上で、その世界から離れるという選択をしているという点で、つまりナイジェルの出来事は、アンディにとって「このまま進んだ先にある現実」を見せる役割も持っていたんじゃないかしら。

だからこの関係は単なる対比じゃなくて、一方の結末がもう一方の選択に影響を与えている関係になっているのよね。

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まとめ|

ミランダは成功を守るために選び続ける人で、ナイジェルはそれを支え続けた人、ネイトは別の価値観の中で生きようとした人、そしてアンディはその全部を見た上で、自分の進む道を選び直した人。

ミランダの生き方もひとつの答えだし、アンディの選択もひとつの答え、どちらかを否定するものではない。

観る人の立場やタイミングによって、共感する相手が変わるのも、この作品の面白いところなんじゃないかなと思うのよね。

今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございます。

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