ある意味、ちょっとゾッとしてしまう、いや、ギョッとするのほうがあってるかしら….そんなドラマという印象をうけました。
でも、それだけに、引き込まれてしまう。
日本ではない、架空の国ニッポニアを舞台に繰り広げられる物語。
どこかの国の近未来を描いたものではないことを祈りながら……。
そんな興味の尽きないドラマに、さらにくぎ付けにされてしまうのがキャストの方々。
視聴後に感じたことをまとめてみました。
ポリティカルパンの相関図!

※主に第1話視聴時点で筆者が理解した相関による
印象に残ったキャスト
如月弥生(石原さとみさん)
自称「如月ルパン弥生」さん、初代。
その名が連想させるとおり、ちょっと粋(?)で人情味にあふれた泥棒……いや、自称大泥棒。
どういう生い立ちで、こんな風になっちゃったのかしらね。
孤独死したよそのお宅のお婆さんを前にして、「私があなたの子どもならよかった」とつぶやいていた弥生さん。
ご両親とは早くに死に別れたとか、そんな事情があるのかな。
このドラマには、2世、3世の政治家とかが描かれているのよね。
何も考えず、いや、考えることすら許されなかった環境で育った若手議員候補さんもいる。
でも、少なくとも弥生さんは、目いっぱい考えて、いろいろ悩んだり、憤りを感じたり、そんな経験をしてきて、今の大泥棒になった(目指してる?)んじゃないかなって連想させる。
ただ力任せ、体力勝負で切り込んでいくタイプではないわ。
頭を使って犯罪を犯そうとするタイプは、昔の義賊とか言うのと違って今時というのかしら…
きっとね、この後に描かれるのは、勧善懲悪的に胸のすくような姿なのかなとも思うんだけど……。
でも、今の世の中、みんなルールは守って、その決まりごとや規則の中で何とかしようって頑張ってもがいているのよね。
誰かに優しくするためなら規則を破ってもいい、という感性は、あまりないと思うんだ。
この弥生さん、第1話では、タンス預金をくすねるために人様のお宅に忍び込んじゃったけど、この後は政治の世界に切り込もうとしているの。
彼女には、勉強しようとする姿勢があるのよね。政治のことにしたって、今から勉強するって乾さん(渡部篤郎さん)に言っていた。
きっとね、彼女は世の中が決めたルールを破ることなく、何とか目標を達成しようと頑張るんじゃないかな。
あのニッポニアという国では、みんな、そんなことは諦めちゃったのかもしれないけど、彼女には頑張ってほしいなって思う。
それにしても彼女、どうやって小早川雅さんという存在に目をつけたのかしら?
まだ情報屋の乾さんがくれたヒントは「女性国会議員になれ」というところまで。
しかも乾さんは、弥生さん自身が目指せば……的なことを言っていたのに、ルイ君と共謀(?)して、早々に雅ちゃんとコンタクトを開始していたのよね。
彼女は「政治のことは今から勉強」とか言っていたけど、彼女の武器って、もしかしたら驚異的な学習能力と状況判断力だったりするのかな。
確かにそう考えると、盗みに入った先で、お婆さんが亡くなっていたところに遭遇しても、普通なら慌てふためいて、その場を去るくらいのことになりそうなのに、彼女は一晩、その老女のそばにいてあげたりしていたのもうなずける。
思いやり深さ、秀でた学習能力、素早い状況判断力。
そのあたりが、この女ルパンさんの武器なのかもしれないわね。
彼女はこの先、金庫からお金をくすね取るとか、そういうことをするのではないのよね、きっと。(そう願う)
雅という女性を籠の中から盗み取り、既存の政治の枠組みを盗み取って捨て去り、お金の流れを弱い人たちのために正常化していく。
そんな活躍が描かれるんじゃないのかな。
ルイ(きょんさん)
彼も弥生さんと同業。幼なじみ。
「みんなが悩んでいるのはぜーんぶ夏のせい」とか、粋だか迷言だか何だかわからない言葉が、すらすらと口をついて出てくるタイプ。
言葉巧みに……なんていう活躍を見せてくれるのかな。
女装だってできるしね。
ちなみに、なんで「夏のせい」?ってちょっとネットをのぞいてみたら、
郷ひろみさんが「あちーちーあちー」と歌ってらっしゃるような頃から、何か間違いとかおこると夏のせいにするような歌も結構あるらしいの。
対したオチはないんだけど、夏だしね、薄着だしね、熱いしね、ボーとするしね。。。夏だから仕方ないよねって夏のせいにするんだそうな。
乾(渡部篤郎さん)
パウロさんと名乗るときもあるみたいね。
心を許した存在にしか名前は教えない、って感じ?
政治に詳しい情報屋さん。
「政治を盗む」。そんなことを弥生さんから持ち掛けられて、目が輝く彼はいったい何者なのかしらね。
これまで、多くの政治家候補を勝たせてきた人なのよね。
頼まれたからやってきたけど、実は変わらない政治にうんざりしていたとか、そんな事情もあるのかな。
政治に対しては、かなり強い思いや、もしかしたら理想みたいなものも持っているのかもしれないわね。
ルパンとともに、輝くことができる存在なのかも。
でも……ホントに選挙に詳しいの??
弥生さんは怪しくないって言うけど、こと選挙に詳しいかどうかについては、なんだか言動や反応が怪しかったけど……。
小早川雅(河合優実さん)
弥生さんいわく、雅さんは「こじらせた孤独」にさいなまれた人らしいの。
こじらせた孤独って、どうやって出来上がるんだ?
事情があって、箱入り娘をやっているらしいんだけど、その箱の中で孤独をこじらせてしまったみたい。
でも、きっと最初は、箱の外にいたときに症状が出始めていたのよね。
政治家の一族に生まれ育ったせいで、もしかすると、一時は本当に政治家というものに興味を持ったこともあったのかもしれない。
でも、誰も、その家から女性政治家が誕生することを望んではいなかった……。
なりたい自分と、周囲が求めてくる自分の未来像が一致しなかったのかな。
それで孤独をこじらせ、暴れだしたとか、そんな感じ?
でも、政治家になると決めた今、彼女の胸にあるのは、選挙制度を改革して世襲を止めること。
世襲による政治家家族の犠牲みたいなものを、痛感していたのかもしれないわね。
それにしても秀逸なのは、酔っぱらったときの顔の表情と、あの体の動き、それに声よね。
ほんまもんの酔っぱらいよりも、酔っぱらいみたい。
世羅カオル(宮本エリアナさん)
雅さんの大学時代からの親友。
公式ページの相関図を見てみると、「チーム雅」の一員としてサポートすると書いてあるから、純粋に雅さんを応援するポジションの方みたいね。
雅さんが政治家を目指す中で、どんな支えになっていくのかしら。
角田桃子(猫背椿さん)
閉店になってしまった食堂の店主。
公式情報によると、この方もチームの一員になっていくみたい。
食堂の店主という立場から、雅さんたちとどう関わっていくのか、これからが楽しみね。
小早川士郎(草刈正雄さん)
国自党の副総裁。かつて総理大臣も経験している、大物中の大物ね。
この士郎さんもそうなんだけど、国自党のお三人さん、「うちの地盤」とかどうとか……。
まあ、選挙関連では普通に頻発する言葉なんだろうけど、自分のことが、どこかで「うちの地盤」の単なる票の一つ扱いされて、そんな風に話されていると思うと、なんだかムカつくわね。
自分の一族のことを「レッドダイヤモンド」だって。
ダイヤモンドの中でも、特に希少性が高く、高価だといわれている宝石ね。
草刈さんだからまだ何とか踏みとどまれるけど、見た目にもいけ好かないおやじがこんなことをのたまわっていた日には、もうチャンネルを変えてしまいたくなるくらいにうざい言葉よね。
ところで、地元選挙区に17区とかいうのができて、そこに秘書歴わずか1年の息子、颯君を投入!
っていうんだけど、颯君、泣きを見ることにならなきゃいいけど。
だって、この親父さんは、息子や娘の幸せを願うというよりは、小早川家の選挙地盤の強化と維持ばかりに気が向いているみたいなんだもの。
雅ちゃんが選挙に勝ったら、手のひらを返したように颯君の方を見向きもしなくなったりしないかしらって心配になるわ。
雅ちゃんがこの兄貴に「政治家になって何したいの?」って問い詰めたとき、颯君は何も答えられないんだけど、それを真横で見ていた士郎さんは、しれ~っとしているのよね。
まるで、「こいつは俺の言うなりに動いていればいいんだ」が100%、という面持ち。
颯、しっかりしろよって、普通の父親なら思いそうなところを、この人は微塵も感じさせない。
少しだけ同情的に見ようと努めるなら、早くに病死してしまった奥様への思いだとか、そのときの落胆だとか、家庭の中のすべてがどうでもよくなってしまったとか……。
あるいは、自分自身もそのような家系に生まれ、犠牲者として今のような感性の持ち主になってしまったとか。
そんな事情が読み取れるのかどうかは、まだわからないけど……。
この人についても、興味が尽きないわ。
一方で、ちょっと颯君が気の毒に見えてしまう場面もあったのよね。
颯君が雅ちゃんに「だったらお前は(政治家になって)何がしたいんだよ」って言ったとき、雅ちゃんが答えを言う前から、士郎さんの顔つきは「この娘は、何かたいそうなことを言いよるで」って顔をしていたように感じたの。
つまり、この「できる」暴れん坊、自分の言うことにあらがう存在は、抑え込んでおかなければ……。そんな思いがあったように感じた。
士郎さんは、雅ちゃんの力をどこかで感じ取っていたのかも……。
小早川颯(寛一郎さん)
もともとは、ゲームを作る人になりたい、なんて夢を持っていたのね。
でも、一族からの圧力や、その場の空気に飲み込まれてしまったのね。
そう考えると、外で大暴れしていた雅ちゃんは、何とか一族のよどんだ空気に飲み込まれまいとして、必死に頑張っていたっていうことね。
一方、この颯君は、ちょっと調子のいいところがありそう。
一生懸命、周りの空気に同調しようとしている努力は認めるんだけど…
木内賢明(古舘寛治さん)
小早川士郎さんの秘書。
士郎さんを間近で支える立場だけに、小早川家や国自党の動きにどう関わっていくのかも気になるところね。
岩倉憲之助(酒向芳さん)
国自党の幹事長。
とても一枚岩とはいえない雰囲気なんだけど、長期政権を維持している与党の幹事長さん。
どうやら今は、副総裁の小早川さんが、現在の総理を陰で操るかのように振る舞っているみたい。
もしかすると、この岩倉さんは、現総理のもとで小早川体制に揺さぶりをかけようとしているのかな……なんてことを思わせる言動が見られた第1話だったわ。
風祭大治(岩松了さん)
「彼は女性ファン多いんだ」
「じゃ、二人でユニット組みますか」
「おいおい、調子に乗るんじゃないよ(ニヤリ)」
って、この気持ち悪い会話はいったいなんなの?
国の政治のトップに立つ人物が、これほど嫌悪感を抱かせるようだと、そりゃあ「ルパン」と呼ばれるような存在が湧いて出てくるはずだわ。
夏目将門(高橋一生さん)
恐らく、腐敗しきった政治家が多い中で、このお方は、その状態を憂いて嘆いておられるように感じるのよねえ。
このドラマの中で、主人公たち以外の人物の中にあっては、正義を感じさせてくれる貴重な存在。
それにしても、この高橋一生さんをはじめ、このドラマは主役以外の方々の存在感がものすごいわよね。
主役を食っちゃうとかじゃなくて、それぞれの方が演じている場面場面が、それぞれに面白く感じられるし、なんだか、とてもお金のかかった映画でも見ているような感じ。
花園銀二(川西拓実さん)
夏目将門さんの甥。
世の中の動きに何の疑問も持たず、その分、幸せそうな顔をして暮らしているように見えるのよね。
でも、将門さんは、そんなんじゃだめだ!って感じで見ているの。
将門さんのお姉さんの子みたいなんだけど、将門さん、お姉ちゃん子だったりもするのかしらね。
将門さんの勧めで、彼の秘書となることになるんだけど、この先、世の中の見方が変わってくるのかな。
今のままの方が幸せだったりして。
本間栄人(間宮啓行さん)
夏目さんの秘書。
夏目さんを支える立場として、銀二君とも関わっていくことになるのかしらね。
樺島響子(余貴美子さん)
元有名政治家ということなんだけど、あんな風にペラペラしゃべって大丈夫なのかしら。
彼女の家族だったら、ちょっとぞっとするほど心配になるわ。
でも、あえてそうしていかなきゃならない何かがあるのかしら。
あるいは、ルパンのような存在が出てくるには、意図せずとも、それを支えるような人がどこかに現れているということなのかしらね。
それにしても、このドラマに出てくる方々のしゃべり方って、とってもいい感じ。政治家っぽいわあ。
新房ショウ(矢野聖人さん)
フリー記者。まだ、この方の立ち位置はよくわからない。
政治の世界に切り込んでいく弥生さんたちと、どんな関わりを持つことになるのかしらね。
視聴後の感想など
1話
実はめちゃめちゃ頭がキレッキレのグループなんじゃないの?チーム雅って。
雅ちゃん、素行の悪さで全体的な印象は低めのスタートだったけど、走らせたら速いし、結構、肝も据わっていそうだし、それに頭もとってもいいんじゃないの。
一票の格差とか、瞬時にあんなに簡潔に、さらりと説明できたりするのって、ママレベルからしたら、すごーい!としか思えない。
それに、乾さんは今のところ、まだよくわからないけど、昔でいうところの軍師みたいな雰囲気を漂わせてくるし、つまり、頭は飛び切りいいのよね。
ママ的にお気に入りなのは、ママのような理解力でも「なるほど、なるほど」って、難しくなく、理解できたような気になれる作戦や考えを提示してくれるところ。
ドラマを見ていても置いてけぼりを食わなさそうだし、そんな安心感もくれるわよね。
弥生ちゃんは、そんな二人の能力をパパッと読み取るし、瞬間的な状況判断力がすごそう。
ルパンの名をかたる、でも、オリジナルだって言うんだけど、頭の良さは三世を超えてたりして。
ルパンだけに「盗む」という言葉が使われるけど、もしかしたら、盗むというよりは、大変革をもたらす人たちだったりするのかな。
そうだとしたら、かなり胸のすくようなドラマ展開が期待できそう。
それに、明らかに敵っぽい人でも、今は敵だけど、この人はいつか味方についてくれるはず! そうなってほしい!って、なんだか期待しながら追いかけさせてくれる夏目将門さんの存在とか……。
このドラマ、ほんと、いい意味で分厚いわあ。


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