『刑事フォイル ドイツ人の女』1話 (シーズン1第1話)の相関図

主要キャストについて思ったこと
クリストファー・フォイル
ヘイスティングズ署の警視正で、この物語の主人公。
第二次世界大戦のさなか、フォイルは町の正義を守るために警察官として働いていたんだけど、この時期、彼の中には別の思いも湧き上がっていたみたいね。
地域の正義を守るという仕事から、国を守るための仕事へ。そんな意識が強くなっていたのかもしれない。その思いは、4度目となる転属願の提出に表れていたわ。
でも、彼は目の前のことを放り出していくことができないたちみたい。
というか、今という瞬間に、すごく真面目に取り組む姿勢を持っているように感じるの。
目の前に疑問や不明なことが残っていたら、それを明らかにすることで、目の前の人に正義を尽くす。その責任を心得ているのかな。
先のことばかりに目を向けるのではなく、今をしっかり見つめるところに、この人の魅力を感じるわ。
トーマス・クレイマー
ドイツ出身の音楽家。
彼、後にフォイルが言うみたいに、命がけで自国を脱出し、そこに安らぎを求めていたのに、無情にも一晩にしてすべて奪い取られてしまうの。
でも、彼、取り乱すことがないの。これ以上の悲劇があるの?っていう状況に見舞われても、彼の思考はとても哲学的。
この方は、1話にしかでてこないのかな。
ゲスト出演の方がこの安定感というか、存在感たっぷりに演じてくれるこのドラマってすごい!
エルシー・クレイマー
トーマスの奥様。イギリス人。最愛の人と、こんな形で引き裂かれて、自らは命尽きてしまう…って、ちょっと悲しすぎる。
エリック・スティーブンス
17歳の娘さん、トレイシー・スティーブンスのお父さん。あの時、もし、…って、タラレバで娘さんのことを回想せずにはいれないような別れを経験するお父さん。つらいわよね。
ポール・ミルナー
ヘイスティングズ署の巡査部長。かつてフォイルと同僚だったんだけど、戦闘で足を負傷。
その後、警察官として復帰することになる。
マーク・アンドリュース
クレイマー夫妻の甥。
ヘンリー・ボーモント
イングランド南東部の裕福な土地所有者で、治安判事も務めている町の有力者。
グレタ・ボーモント
ヘンリーの妻で、ドイツ出身の後妻。
義理の娘サラの婚約者に対して、とても冷たい態度を取っていたのよね。
結婚前、彼女の家を訪れたマイケルに向かって、「今夜も宿にお泊まりに?」というような言葉を投げかけていた。
まあ、結婚前だから当然といえば当然ともいえるんだけど、とても意地悪く聞こえたのには理由があったのね。
サラ・ボーモント
ヘンリーと先妻クレアの間に生まれた娘。
マイケル・ターナー
ボーモント家の顧問弁護士を務めていた男性で、サラの婚約者。
現在は海軍本部の作戦情報センターで働いている。
当時弁護士だったマイケルは、ボーモント家の後妻グレタから家族信託について相談を受けていた。その調査のためにサラと会ったようなの。
父ヘンリーとの会話も含めて考えると、サラは結婚すると、屋敷や土地を含む財産の大部分を相続することになっていたみたいね。
この弁護士さん、調査のためにサラと会って、ひと目ぼれしたと言っていたけど、それって……。
ひと財産を自分のものにできるわ、それなりに美貌な奥さんをもらえるわってことで、もうなりふり構わずサラに飛びついた、ということなのかしら。
ちょっとこの人、やばいわよね……。
サマンサ・スチュワート
フォイルの新しい専属運転手。通称サム。軍関係の輸送部隊に所属している。
おしゃべり好きだし、社交的にも見えるし、天然で面白そうだし……。
でも、その生い立ちを聞くと、厳格な牧師の家で育ち、それが嫌で家を飛び出したこともあるらしいの。
あ、特に違和感はないわね。サムのキャラクターからしたら、逆に家におとなしくいるほうが不自然かもしれないわ。
人の話を聞くのは苦手みたい。それに、マイペース。
今から怪しい人物のところへ行くぞ、というタイミングでも「お化粧室へ行くわ」って。
ものすごく機転が利くときもあれば、フォイルから「なんでやねん」と言いたげな顔をされているときもあるし、ほんと面白い人。
ボブ・キーガン
兵役逃れを手助けする違法な商売をしている男。
役所に勤めているとか言っていたけど、ほんとかしら。
AIにこの男のことを少し尋ねたら、頓珍漢なことを言うのよ。
フォイルが、自分の息子を戦争に行かせたくないから、この男を頼ってきたような話をしているのね。
実際、フォイルはキーガンにそういう話をするんだけど、もちろん捜査のための口実。自分の息子の徴兵逃れを狙っているわけではないのは確かよね。
息子が招集されたと聞いたとき、フォイルは微妙な顔つきをしていた。でも、そこには当時の大人の顔があったように感じたの。
今の日本で考えられる反応とは、まるで違うんだと思う。
きっと当時は、あれが望ましいとされた父親の顔だったのかもしれないわね。
アンドリュー・フォイル
主人公フォイルの一人息子。
まだ学生だったけれど、イギリス空軍に召集され、訓練を受けることになる。
オックスフォードとか言っていたわね。あのオックスフォード大学なのかしら。見た目にも、とっても優秀そうだものね。
イアン・ジャッド
パブ「ザ・ベル」の経営者。後に殺害される人物。
彼、とにかく顔は広そうね。でも、その人脈は何となく闇の方向に向かって広がっているようにも感じる。
町の有力者であるボーモント家の後妻グレタに対しても、微妙な立ち位置を取っていたわね。
当時、町ではグレタが敵国ドイツの出身者という目で見られ、彼女にとって厳しい状況になりつつあったみたい。
ところが、悪さに手を染めているこのイアンが、意外にもグレタを擁護しているように見える反応をしていたのよ。
ドラマを最後まで見ていなかった初回視聴のときには、「この人、いい人やん!」って思ってしまった。
でも、この人がグレタを擁護していたのには、わけがあったのね。
イアンは、グレタが町にいることや、彼女が犯していたちょっとした過ちを利用して、結構なお金を手にしていたみたいなの。
マイケルから部屋代を取っていた話もあったわね。1泊7シリングと言っていたから、今の金額にするといくらくらいなのかAIに聞いてみたら、約5,000円という目安だったの。
たいしたことないやないの、と思ったんだけど、そのあとに「2週間分のツケもたまっている」と言って請求していた。
1泊約5,000円として、2週間分なら約7万円……。
細かく、まめに稼いでいく悪党なのかしらね……。
トレイシー・スティーブンス
エリック・スティーブンスの17歳の娘で、レイ・プリチャードの恋人。
フォイルがあのときパブに聞き込みに行かなければ、もしかしたら彼女は爆弾の直撃を免れていたかもしれない。
実は、そんなことをイアンが言っていたの。
「お前が来なければ……」というように。
17歳の少女を店で働かせていることについて、イアンは警察から咎められる場面もあった。
でも、当時の世の中の混乱のなかで、イアンも徐々に道を踏み外していった……なんてことも考えられるのかな。
もともとは、まともにパブを営んでいた。でも、人手もない、お金もない……そんな状況から、歪まざるを得なかった…とかね。
そんな被害者の一人だった可能性も、ないことはないわよね。
もちろん、これは視聴して感じた個人的な考察。
彼の行いが許されるという意味ではないけれど、戦争が人を変えてしまうことについても考えさせられたわ。
レイ・プリチャード
トレイシー・スティーブンスの恋人で、地元の青果店で働く青年。
トレイシーとは、これからお互いの気持ちを確かめ合っていくような、いちばん楽しい時期を迎えていたの。
ジュリアン・グローブス医師
グレタ・ボーモントのかかりつけ医。
『刑事フォイル ドイツ人の女』第1話の感想
オリジナルのタイトルは『Foyle’s War』というものだったのね。
「刑事なんとかかんとか」という響きから、勝手に、ママが生まれる以前の作品みたいなイメージが頭の中に浮かび上がっていたの。
何の下調べもなく視聴を始めたものだから、違和感を感じることもなく……。
とっても鈍かったと言わざるを得ないのですが、昔のドラマとして見ていたのよ。恥ずかしながら。
登場人物の方々も、昔の人なんだろうな、今はもう……なんて勝手に思い込んでいたんだけど、シーズン1の第1話を見終わって、少しネットで情報を調べてみると、第1回の放送は2002年だったのね。
日本の映画なら、時代設定が昔でも、制作されたのがいつごろなのか、そんなに変な思い込みをすることなくイメージできるのに、海外作品となっただけで、とんでもない思い違いをしてしまったわ。
第1話で印象に残ったキャストは、ママ的にはやっぱりサム(ハニーサックル・ウィークスさん)。
どんな作品に出ているのかな、とWikipediaなどを参照してもらう限りでは、あまり多くの作品が挙げられていなかったの。
とっても面白いし、インパクトも強かったんだけどなあ。
このドラマでは、オックスフォード大学を卒業した直後にサマンサ・スチュワート役に起用されることが決まったらしいの。
実生活でのキャリアも含め、想像していなかったことばかり出てくるわ。
第2話では彼女に何か変化が起こるのかしら。
引き続き2話以降が楽しみになった第1話でした。
あ、このドラマ自体については、あまり触れていなかったんですけど、淡々と進んでいるようで、それでいてものすごく惹きつけられるものが大きいのよね。
なんだか不思議なドラマ。とっても面白い。


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