交渉人 真下正義の相関図

印象に残ったキャスト
室井慎次(柳葉敏郎さん)
警視庁刑事部捜査第一課 強行犯(三-十係)担当管理官 警視正。
交渉課という新しいポジションを創設するにあたって、室井さんが責任を負っているという設定なのよね。
室井さん的に交渉課、ネゴシエーターというのが必要と考えるに至った経緯みたいなものがどこかにあったかなって、ちょっと探してみたんだけど、どうも、ここまでのドラマで描かれた流れを直接受けるものではなさそう。
でも、現場を重視するというところから、それは専門職の重要性というところに繋がっていくみたいね。
何でもかんでもやみくもに、会議室からの指示というやりかたから、現場を信じて現場に任せるという室井流がそこに現れるカタチね。
それにしても、室井さんに対しては、いつも上から「責任責任」ってプレッシャーがかかる。
その上にいるのはあんたらやろ!ちっとは自分で責任負ってみるくらいの器量、一回くらい見せてみたらッて思うんだだけど、それに対して室井さんが何か言う事はないのよね。
何か言う時が来たなら、それは、もうその組織に対する未練も吹き飛ぶくらいにブチ切れた時かもしれないわね。
真下正義(ユースケ・サンタマリアさん)
警視庁刑事部交渉課準備室 課長(ネゴシエーター) 警視。
日本初の交渉人。
彼は室井さんが推していたのね。
このシリーズもずっと先の方に行くと、真下さんは湾岸署の署長になる人物。
ロードショーでの署長姿の真下さんのイメージが頭に残っていると、この映画の中での真下さんとの多少のギャップが妙に面白く感じられる時があるわ。
面白いという言葉はちょっと違うかしら。
この映画の中では、精神的に追い詰められた感を出すシーンとかもあるの。
いわゆるシリアスな感じ。
でも、根底には、責任は室井さんがとってくれると言ってます…みたいな、なんかよりどころとしてるところはあまり変わってないのかなとか。
爆弾が爆発するかもしれないというぎりぎりの状況の中で、犯人と僅か1,2分のやり取りの中で結論を期待され、もちろん、読みが外れることもあるんだけど、それでも、淡々とした表情を崩さないところが並じゃない。
いや、そもそも、もともとショックを受けた時の表情がそんな風なのか。
室井さんはこの真下という人のそんなところに期待をしていたという事かしら。
ちょっと普通じゃないもの。
人を見る目が乏しいママ的目線では、なんてすっとぼけた人なんだろうって、少し腹立たしく思えたりもするんだけど。
雪乃さんの気持ちが傾いたほどの人だから、きっと、ママには到底わからないような魅力があるのは確かなのよね。
熊沢鉄次(金田龍之介さん)
「それが仕事のだいご味ってやつよ」って、勘を頼りに最後の山場に取り組もうとしている真下さんを励ますかのようにつぶやくこの人って、やっぱり、お仕事を何十年も続けてきて退職まで頑張ってきた人で、その言葉はなんかやばそうでも深そう。
今、真下さんは自分の彼女の命を、自分の勘を頼りに何とか救い出そうとしてる。
そのギリギリの状態がわかっているからこそ、この土壇場の状況で超楽観的な一言をかけてあげたくなるんだけど、それができるのも実績と経験、自信があるからなのかな。
今回のドラマ、多くの出演者さんにギャップを感じた。
熊沢さん、設定だって見た目だって、とっても怖そうな役になっていてもよさそうに思うんだけど、今回終始穏やかなのよね。
それだけに、そのギャップに大いに癒されたわ。
片岡文彦(國村隼さん)
「ネゴシエーターってのは友達にはしたくない人種だな」って。
ここまでは、口やかましい、ちょっと怖いおじさんだったんだけど、ちょっと真下さんの力量を認め始めた気配を感じさせた一言。
こういう人の言葉ってインパクトあるわね。
「お母さま」とか電話口で言っていたり。
この方についても、そのギャップに持っていかれてしまうわ。
今回のドラマのテーマの一つは「プロフェッショナル」。
現場を支える真のプロ。
それだけに、最初はプライドなのかなって感じるような雰囲気もあったんだけど、しょうもないプライドとは違うのよね。
守るべきものは何としてでも守らなければならない。
ここでもやっぱり背負っているものが、顔つきや言動に出てくるのよね。
木島丈一郎(寺島進さん)
警視庁刑事部捜査一課特殊犯捜査一係(SIT)係長 警視 「短気は損気だよ」って(笑)。
相手の頭に血が上ると、ちょっと及び腰になりながらゴマすってくるところが何とも言えずかわいらしいの。
でもこの人、見た目や言動からは想像できないほど、きっと”人好き”。
ほんの少しばかりのコミュニケーションがあっただけでも、その相手のことを後々まで気にかけてあげることができるタイプみたいなのよね。
もしかしたら、このシリーズの中でもトップクラスの良き人なんじゃないかなって感じがする。
実際、彼、このドラマの中でも人気かなり高いみたいね。
言動とのギャップだけじゃないのよね。
この人も、室井さんと同じように、何かを”背負うことができる男”って感じがする。
小池茂(小泉孝太郎さん)
この時の小池君は、まだ真下さんに憤りは感じていないのよね。
真下さんの「上の指示通り」に従った行動で小池君が怒りを覚えたのは、この1年後の話。
今は、CICという交渉課の準備室で資料作成を担当している係長。
でも、この時も、真下さんの力量を認めるような発言はあまりないわね。
恋人同士のやり取りもおぼつかない真下さんを見て、交渉課がちゃんと成立するのか危ぶんでいたものね。
柏木雪乃(水野美紀さん)
レインボーブリッジから2年。
あの頃の雪乃さんは、真下さんのことはどちらかというと適当にあしらうというか、眼中にはないって感じだったわよね。
それが今作の中では、その関係はもう完全に出来上っていて、もう結婚もまじかって雰囲気が漂ってる。
2年って短いようで、でも、こと恋愛とかに関して言えば、とっても長いみたいね。
二人の関係性の上下が完全に逆転してる感じがする。
もう完全に、真下さんのことを受け入れてるのね。
犯人は捕まった?
車が爆発した後の記者会見では、車爆発による人的被害なし、何人の身元および詳細、生死についても不明…っていってたんだけど、つまりは、あの車の爆発現場から人の姿は何も発見されなかったって言う事よね。
20年近くも前の考察情報には面白い見方もあった。
犯人は全てリモートでコントロールしていたみたいな。
なんか、あの真下さんが車を追いつつ、でも、追いつきかけたところでまた車が加速してっていううやりとり、なんかリモートっぽいと言えばそんな雰囲気出てるわよね。
当時、車をリモートで動かせたんだかどうだかとか言う部分まではわからないけど。
ネット情報を色々確認しても、みんなこの決着については悶々としてて、各自がそれなりにつじつま合わせをやって、もやもや解消してるような感じも見えた。
ならば…ということで、ママには推察とかちょっとハードル高かったので、色々読ませてもらって、この辺ならまあ、落ち着けるかなって言うのが、犯人未だ生存。記者会見の直後、室井さんが本部に呼ばれたのは、まだ事件のつづきがあったせい。
犯人がターゲットにした地下鉄は、そもそもそれを企んだのはもうかなり前の話で、基本的な仕掛けは過去のものとなったので、こちらは一応解決。
もしかして解決してないんじゃないのって不安が残るのは、今回ターゲットにされた真下さんの方。
今回の件に懲りてネゴシエーターとか吹聴しなければいいのに、THE MOVIE3とか見る限り、交渉の仕方までオープンにするほど自分の技能にほれ込んでしまってる感があるのよね。
もし今回の犯人がまだ生存してたら、また狙われる可能性あるじゃないって心配になるわ。


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