映画踊る大捜査線 THE MOVIE3ヤツらを解放せよの相関図!キャストまとめと感想も。日向真奈美が旧湾岸署にこだわったのはなぜ?

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※この記事は作品のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。また、本文に記載している登場人物や物語に関する内容は、作品を視聴した上で筆者が感じたことを個人的な考察としてまとめたものです。公式設定や制作側の意図を解説するものではなく、一部内容が公式情報や一般的な解釈とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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目次

相関図

主なキャスト

青島俊作(織田裕二さん)

今回、THE MOVIE 2から7年。青島君も出世して係長。そのせいか、以前にも増して雑務に追われる姿は痛々しいんだけど、それでも、そこで頑張る!と決めたらこの人やるのよね。

ところで、この作品のサブタイトル「ヤツら」って誰?どうやら、青島君が過去に逮捕した人たちらしいのよね。

今回の犯人的には、それらの人物が魅力的だっていうの。

そういわされたのか、その犯人自身、本当にそう感じていたのか定かじゃないけど、確かに、犯人を演じた役者さん的にはそうそうたる顔ぶれ。

THE MOVIE 3に登場された以下の4名について、少し振り返ってみるわね。

その4名は小泉今日子さん、稲垣吾郎さん、伊集院光さん、岡村隆史さん。

稲垣吾郎さん演じる鏡恭一は、『歳末特別警戒スペシャル』で登場。

薬物に手を染め、感情を抑えられず、逮捕後には湾岸署から拳銃を奪って立てこもるなど、欲望や衝動に振り回される人物。

それがTHE MOVIE 3では、服役中にキリスト教を信仰し、自分の罪はまだ償い終わっていないとして解放を拒否。

伊集院光さん演じる野口達夫は、すみれさんへのストーカー行為で逮捕された人物。

自宅への侵入やビデオの送りつけなど、相手の意思を無視して執着し続けていたの。

ところが出所後、『弁護士 灰島秀樹』で再び殺人事件を起こして逮捕。

その後は医療刑務所に収監され、THE MOVIE 3では解放されません。

岡村隆史さん演じる増田喜一は、『THE MOVIE 2』に登場した連続婦女暴行犯。

若い女性の首筋に噛みつくという異様な手口で、ドラキュラを思わせる入れ歯まで使っていた。

人物の背景や心理はほとんど描かれず、犯行の異様さそのものがキャラクターになっている人物ね。

THE MOVIE 3では解放対象として移送されますが、渋滞で時間に間に合わず、そのまま連れ戻されることに。

小泉今日子さん演じる日向真奈美さんは、『THE MOVIE』で登場した猟奇殺人犯。

インターネット上の「仮想殺人事件ファイル」を利用して自殺志願者に近づき、その心理を利用して殺人を行っていまたの。

『THE MOVIE』の最後には自ら湾岸署へ現れ、死刑にしてほしいと要求していたわ。

室井慎次(柳葉敏郎さん)

室井さんって広島から戻ってきたの?何があったの?

少し調べてみると『THE MOVIE 2』の後、室井さんは『容疑者 室井慎次』の事件で責任を問われ、警察庁を辞職するところまで追い込まれていたの。

でも彼のような存在が今の警察には必要という風に思う人もいて、広島県警への異動という形にはなったけど、警察組織の中に残ることになったの。

そこで刑事部管理官、警備部長を経て本部長まで昇進し、今回、警察庁長官になった池神さんに呼び戻され、警察庁長官官房審議官というポストに就いたという流れ。

青島君が現場で正しいことをできるように、自分は上へ行く。

そのために室井さん自身も上り詰めてきたわけですが、THE MOVIE 3では、そこに長年の付き合いから生まれた信頼が加わっているように感じるのよね。

青島君なら現場で何をするのか、何を守ろうとしているのか。

それを室井さんがいちいち確認しなくても分かっているって感じが凄く伝わってくるのよね。

因みに、室井さんが最後に言っていた「へっちゃまげな」

ネットで意味はおおかた理解できたんだけど、柳葉さんの声や表情から、なんか、言葉をさらに超えて親しみや愛情みたいなものを感じるのよねえ。

恩田すみれ(深津絵里さん)

湾岸署刑事課盗犯係・巡査部長という役職は、前回THE MOVIE 2と同じポジション。上がつかえちゃってるのよね。

青島君の方がポジション的には上に行っちゃったんだけど、人物相関の実体を見る限り、この人には役職とかそういうものは関係なさそうね。

このドラマの中で、彼女、青島君にまだ言えてなかった言葉や思いがあるようなこと言っていたけど、それはやっぱり、「好きです」とかいう事なのかな。

彼女が今回の作品の中で青島君に向かってさく裂させる言葉、それは、家族でもなかなか言えない、でも、内心思ってしまうようなことを、思いっきり言っていたわよね。

家族の中で、自分と同じ年代かそれより上、まあつまり、親とかに対して、病気で気力とか無くしているのを目にすると、ほんと複雑な心境になるのは痛いほどわかる。

時に、「もうしっかりしてよ!」って、思ってしまう事とか、あるんだと思う。とっても複雑な心境。

それを、青島君に、まともにぶつけて、でも、青島君はその言葉を受け止めることができたのよね。

でも、青島君のあの時の孤独感を思うと、普通は言えないんじゃないかなとも思う。それを敢えて言えてしまうのが、すみれさんなのよね。

和久平八郎(いかりや長介さん)

THE MOVIE 3ではもうご登場はないんだけど、和久さんが残した言葉は今まで以上にたくさん聞くことができるの。一例を拾い上げてみるとこんな感じ…

事件に大きいも小さいもない!

伸びすぎた枝は、思い切り刈り込む。悩むと結果は悪し。

ついた餅より心持ち

目を信じるな 足を使え

支店は本店の足 それを誇りに思え

人の希望になってやれ なんてな

死ぬ気になれ その時だけ生きられる

自分が信じたことを口にしろ それは実現する

疲れるほど働くな なんてな

罪の宵 男が渡る女河

真下正義(ユースケ・サンタマリアさん)

この人、ここまでどこで何してたんだろ?もう交渉課ではないのね。調べてみると、真下さんは『交渉人 真下正義』で警視庁刑事部交渉課準備室の課長を務めた後、交渉人としてかなりの実績を積んでいたみたい。

でも、その後は交渉課を離れ、THE MOVIE 3では警察庁長官官房付という立場になっているの。

しかも今回、単に湾岸署へ戻ってきたわけではなく、神田さんの後を継ぐ新湾岸署の署長になる予定だったんだって。

階級も警視正まで上がっている。

テレビシリーズの頃は、まだまだ頼りない新人キャリアだった真下さんが、交渉人として経験を積み、最終的には湾岸署を預かる立場にまでなったわけね。

鳥飼誠一(小栗旬さん)

警察庁側の管理補佐官という立場で登場。

署長交代?なんていう噂も一部飛び交う中の登場で、次期署長か?という目で診られたりしていたんだけど、…サーバントリーダーという、本庁と所轄の間のもめ事をおさめる調停役みたいなものらしいの。

なんか、調整というのは計算なんです..とか、使えるものは使わないと…とかおっしゃっておられるんだけど、「管理官には所轄は足で使え」とか「所長には本庁と組めば所轄の捜査員に出世のチャンスが」とか言ってる。

まあ、それが「計算」だというのは何となくわかるんだけど、果たしてそれが調整になってるのかなあ…って、何となく思ってしまう。

でも、拳銃が盗まれて、所轄と本庁が会議中にぶつかり合っているところで、やわらかい物腰で「僕に任せてくれませんか」って出てきて、何となくその場の空気を和らげてしまうって、なんか、口だけではない雰囲気を持っているわよね。

できる人なのか、それほどでもない人なのか、物語の中で見極めていきたい対象ではあるわね。

和久伸次郎(伊藤淳史さん)

和久平八郎さんの甥っ子。

まだまだ若い彼だけど、和久さんの言葉を丹念に拾って青島君を支える存在になってる。

篠原夏美(内田有紀さん)

強行犯係に配属された新人刑事さん。女青島と呼ばれるほど、青島君に似た熱さをもつ人物らしいの。

特別青島君に寄り添うという風ではないんだけど、彼女の行動を見ていると、青島君を完璧にサポートしている感じがするのよね。

女青島の異名通り、分身という感じかしら..

日向真奈美(小泉今日子さん)

なんで、旧湾岸署、かつて自分が逮捕された場所にこだわるのかな。そして、なぜ、青島君の言葉に耳を傾けおとなしくしてたんだろ。彼の信念がその時の日向真奈美の行動に投影されたとしか思えないんだけど。

彼女は1作目のTHE MOVIEで猟奇殺人犯として逮捕、無期懲役刑に服していた存在。

もうあれから10年以上も経過しているのよね。

彼女は、ある目的のために、脱獄を狙っていたみたい。

ある目的というのは、実は、旧湾岸署のあの場所に立ち返ること。

でもなぜそこなのっていうところ、この後、もう少し語らせていただくわね。

日向真奈美はなぜ旧湾岸署にこだわった?

過去の失敗は汚点。それは美しくないもの。

そしてその失敗の場所に立ち返り、それを完遂することでその汚点は消え去る。

そしてそれは美となる。

真奈美は真白いものに囲まれ、そこに美しさが象徴されるように描かれていたのかなと思う。

失敗、黒い汚点は、その時に立ち返って成功させたときに美しく輝くと信じていた。

それに対して、青島君は、生きていることこそが美しいんだって感じていた。

今を生きることこそが美しい。

『死ぬ気になれ その時だけ生きられる』という和久さんの言葉に勇気を得たようだったけど、死んだ気というのは、過去や未来のことに気をとられなくなることを表現した言葉なんだと思う。

つまり、死んだ気になるというのは、今一点に集中して生きることを言っているんだと思う。

過去も未来もひとを煩わせるもの。

真奈美は過去に執着し、未来に栄光を見ようとした。

しかしそこに意識が向いていたのでは真に生きることはできない。

青島は真に生きることこそが美しいという信念を持っているに違いない。

だから、生かして逮捕することにこだわりを持っているんだと思うの。

もしかすると、美しさを求めていた真奈美に、青島君が考えている世界の方が自分の思い込みの世界より美しいのではという気付きをあたえたことで、青島君の言葉に耳を傾けさせることができたんじゃないかしら。

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