相関図

印象に残ったキャスト
ラッセル・ケイス(ランディ・クエイドさん)
ママ的には、一番印象に残ったのが、このパイロットだったわ。
元々ベトナム戦争でパイロットをしていて、戻ってからは宇宙人に誘拐されてしまったという、かなりインパクトの強い経歴を持つおじさん。
いつもお酒を飲んでいるんだけど、忘れたい過去がいっぱいあるのよね、きっと。
戦争を経験していたというだけでも、どれほど心にダメージを負ったのかと思うけど、さらに宇宙人に対しては「何とか仕返ししてやらなければ気が済まない」と10年間も思い続けていたみたいなのよね。
それにしても、彼が最期、ほとんど一瞬のためらいもなく、家族や仲間を守るための行動を決断したことには驚かされたわ。
あれだけ荒れ放題だったのに、子どもたちが父親を見捨てていなかったのは、やっぱりこの人の根底にある深い愛情のせいなのかなって。
飲んだくれのおやじが、見当はずれの農薬散布をして、お客さんから怒鳴り込まれて、それでも子どもたちはこの父親のことを見捨てていない。
そこが最初は、違和感というか、「なんでなんだろう」という疑問になっていたのよね。
でも最後には、なるほど、実はこの人、とてつもなく愛情の深い人だったに違いないと思わせられた。
「どうしようもない父親」に見えていた人が、最後には自分の命よりも子どもたちや仲間を選ぶ。
この映画で一番心揺さぶられたのがラッセルだったわ。
スティーヴン・ヒラー大尉(ウィル・スミスさん)
まあ、とにかく楽観的というか……あの巨大な宇宙船が目の前に浮かんでいるのを目にしても、彼の第一声は「誰が何百億光年も旅して戦いなんかしかけてくるもんか」という調子。
この人には、ビビるというマインドがないのかしらね。
でも、あのずば抜けた身体能力と操縦技術を見ていると、これまでの人生、向かうところ敵なし、怖いものなんてあるものか、という感じでやってきたのかもしれないなって思えてくる。
トーマス・J・ホイットモア大統領(ビル・プルマンさん)
デイヴィッドに対しては、過去に殴られたことを少なからず根に持っているような雰囲気が漂っているわね。
事実無根のことで殴られたのであれば、そりゃあホイットモアもデイヴィッドに対して思うところはあるでしょうね。
ただ、宇宙人との戦いが始まってからは、そんな個人的なわだかまりよりも「大統領として何を決断するか」が前面に出てくる。
そして最後には、自分自身も戦闘機に乗って戦う。
デイヴィッド・レヴィンソン(ジェフ・ゴールドブラムさん)
巨大な宇宙船が頭上に現われて、みんな地下シェルターとかに逃げようと動揺しまくっている中、それを実際に見たいと言って表に出ていくタイプ。
自分の身に迫る危険を恐れるというところがほとんど見られなくて、好奇心とかそういったものが圧倒的に勝ってるって感じ。
もちろんね、迫る危機に鈍感というわけではないの。
でも、事実が何なのか、突き止めずにはいられないって感じが、やっぱり何か探究者を思わせるのよね。
彼は、超有名大学を卒業した天才エンジニアという設定としっかり合致してるわ。
このお話とは関係ないけど、この俳優さん、ジュラシックパークの中で見てても、この人なら大丈夫!って雰囲気が漂っていて、この映画の中でも、やっぱりなんか特有の安心感があるのよね。
でも、ちょっと子供っぽいところも。
元奥さんのコンスタンスには、単なるすれ違いという言葉では済まないくらいの感情を持っていたわね。
僕のこと捨てたって。
でも、彼女、もしかしたらその時、一生の中でここが踏ん張りどころって感じで仕事に打ち込んでいただけかもしれないわよね。
彼女、あのエリア51の中で、「でも、愛してる」って告げたのに、それでもまだ拗ねてるんだから、ほんとしょうがない人ね。
コンスタンス・スパノ(マーガレット・コリンさん)
まあ確かに、あれだけ大統領とべったり、ほとんど一心同体かって程の一体感醸し出してるんだから、旦那も、大統領とコンスタンスの間に何かあったに違いないって誤解が生じても仕方がなかったのかも。
でも、そういう事実はなくって、でも、この雰囲気が出せる理由はって考えるに、彼女は、その職務上の役割を誰と比較されても見劣りしないレベルで、見事に遂行していたってことなんじゃないかしら。
マリリン・ホイットモア(メアリー・マクドネルさん)
大統領夫人。
彼女の人となりは、乗っていたヘリコプターが事故した後の様子から感じ取れるわね。
とにかく、とてもやさしい人。
そしてママが気になったのは、彼女が大統領とコンスタンスの関係に対して、少しも嫉妬や疑いを見せないところ。
大統領だもの。激務で家を離れることも多かったでしょうし、コンスタンスのように常にそばで仕事をしている女性もいる。
それでも彼女は、大統領を疑ってはいなかったと思うの。
デイヴィッドの中に目覚めた野心がもたらしたもの
なんだかよくわからなかったんだけど、デイヴィッドが自ら宇宙にまで出向いてコンピューターウィルスを仕込みに行くって言った時ね。
コンスタンスはあなたの仕事じゃないって止めようとするんだけど、「いつも地球を救うのに貢献してる」って笑顔で返された。
なんかこのやり取りの中に、デイヴィッドの中に眠る野心が目覚めたのを感じたように言っていたんだけど、コンスタンスは野心家が好きだったってことかしら。
まあ確かに、彼女に関するいろんな情報の中に、上昇志向だとか、キャリア志向だとか、そんなような言葉が並んでる。
そんな人にとって、野心の欠片も感じさせない言動に終始して、おとなしくしている男性って、一緒に歩調を合わせて歩んでいくのはちょっと難しいのかもね。
もちろん、嫌いになんかなるわけじゃない。
でも、自分は自分が活躍できるフィールドを走り回っているわけだから、自然と、すれ違いというか、足並みそろえてという感じにはなりにくいのかもしれないわね。
実際には、片やキャリア志向、もう片方は、家でのんびり志向というのでも、全然普通に成り立つとは思うんだけど。
でも、このお話の中では、コンスタンスがデイヴィッドの中に、自分と同じような野心を認めた時、彼女の顔は明らかに輝いたし、その目覚めた男のその後の活躍、ましてや、自分たちの命を救ってくれるという大活躍を見せつけるまで駆け上がっていくんだから、彼女がデイヴィッドを思う気持ちはまた一気に高まったに違いない。
デイヴィッドの中に「野心」が目覚め、コンスタンスの中で表に出てこないところまで押し込められていた彼への愛が、また再び二人の間に輝き始めたみたいね。
彼が帰還したとき、それは一気に爆発してたわね。


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