町の中にね、野良犬? なんだかよくわからないけど、犬が放し飼いみたいに好き放題に駆けまわってる。
昭和33年、東京下町が舞台。戦争から13年って頃は、今、日本では見られなくなった風景がそこにあったり、もしかすると、人だって、今とは全然違ってるのかも。
今日はそんな映画に登場する主要人物について感じたことを書いていきますね。
ALWAYS 三丁目の夕日の相関図

印象に残った主要キャスト
茶川竜之介(吉岡秀隆さん)
なんか文学青年……と呼ばれる響きに対して、映し出されるそのお姿は、ちょっと雑で荒っぽくって、そのギャップが目につく存在ね。
文学青年枠ぎりぎりいっぱい、というか、文学青年枠をちょっとはみだした、粗暴さややぼったさを感じさせるの。
酒は結構くらうし、テレビも壊すし。
「俺はお前のこと養ってやってんだからな~」って、今時なら、もうそんなこと言う男性、いてる場所あらへんでっていうようなことを年端もいかない子供に吐き捨ててしまう青年。
でもね、意外と場の空気読んだり、ちゃんと相手の言うことも理解できる人なのよね。
芥川賞狙う人なんだから当然なのかな。
エア指輪を相手に言われるがままにちゃんとはめてあげることができる男性って素敵よね。
存在しない指輪を今はめてちょうだいといわれて、「嫌味かよ!」って怒り出すんじゃないのって冷や冷やしたけど、竜之介さん、完璧だったんじゃないかしら。
石崎ヒロミ(小雪さん)
この映画の中で、ママ一番のお気に入りのシーンは、サンタクロースのシーンかな。
ヒロミさんがね、サンタ役のひと仕事を終えた宅間先生と居酒屋「やまふじ」にいてたんだけど、きっと待機してたのよね。
そこに竜之介さんがやってくるんだけど、みんなが待ち望んでいたのは、淳之介くんがサンタから万年筆を受け取ってどんな風だったかって報告。
それはそれはね、嬉しそうな顔になっていたヒロミさん。
ヒロミさんは竜之介さんのことが好きなのよね。
でも、同じくらいに淳之介くんにも愛情を注いでいたみたい。
最初はね、淳之介くんのことをたらいまわしにした形になってたんだけど、それは、自分一人では面倒見てあげようにも見てあげられないというのがあったからに違いない。
彼女、とってもやさしくていい人。
それだけにね、映画の後半、彼女がいなくなった後のことが、とても気がかり。
また、ここに戻ってきてほしいって、思わず願ってしまうわ。
エア指輪を竜之介さんにはめてもらった時の、あの涙と微笑みがね、忘れられなくって、絶対戻ってきてほしいって思うの。
鈴木則文(堤真一さん)
茶川さんが営んでる駄菓子屋の向かいにある鈴木オートの社長さん。
ネット情報によると、戦争に行っていた経験もあるらしいの。
まだ小さな町工場だけど、まだ戦争が終わって13年ほどなわけでしょ。立派なものよね。
だって、子供の一平君の様子からしても、家にテレビがやってくるのだって、ちょっとそこいらの人たちよりは一歩抜きんでたところを歩いている感じだものね。
鈴木トモエ(薬師丸ひろ子さん)
結構気性の激しい則文さんと一緒にやってこられてるんだから、このトモエさんの肝のすわりようもなかなかのもののようね。
日本の母親像の模範みたいに表現してる情報もあるわね。ほんとその通りだと思う。
芯は強いけど、奥ゆかしさもあって、愛情深くって。
鈴木一平(小清水一揮さん)
あの親にしてこの子ありなのかな。
少し調子のいいところはあるけど、とっても素直ないい子よね。
星野六子(堀北真希さん)
高校出たばかりなのよね。
高校を出て、親元離れるって、経験あるから思い出すけど、相当寂しいものよね。
ママは、田舎から大阪に出て、最初2週間くらいは毎晩のように電話かけてたような記憶があるわ。
まあ、1か月もするとね、すっかり家のことなんか忘れて、新しいところで自分の生活がちゃんと出来上がってるんだけどね。
六ちゃんの場合には、ちょっと事情が違うみたい。
家を出る瞬間には、信じられないほどの悲しみを背負うことになってしまったはず。
それでも、上京の時の列車、同級生たちと一緒にいた時には、そんなことを感じさせなかった。
芯のとても強い娘なのかもしれないわね。
古行淳之介(須賀健太さん)
「おじちゃんと暮らしたときが一番楽しかった」って……本当に竜之介さんのことが好きだったのね。
なんか、あるのかな。運命的なものとか言うのが。
淳之介くんがね、何度はねつけられても、それでもついて行こうとしていた、竜之介さんとの最初の出会いね。
何回観ても、なんで絶対に離れようとしなかったんだろうって、わかんないのよねえ。
普通ね、後で静夫(石丸謙二郎さん)が言っていたみたいに、子供にとっては、大人が言ったことはもう従うしかない……ってなっちゃうと思うんだけど。
なんでもわかんないことは、前世の因果……的にまとめてしまう悪い癖があるんだけど、この二人の関係も、以前の生でできあがっていたなにかなのかなあって、そんな風に結論付けてる。
川渕康成(小日向文世さん)
何というデリカシーの無さ。
社長ともあろうお方が、初対面の自分の息子を前にして、秘書に向かって「どうだ、こいつものになるとおもうか?」てなことをのたまわれる。
は??? なんちゅうこというねんって話で、こんな親の元で過ごすことになったらもう最悪っておもってしまった。
でもね、ネット情報では、この息子のことを何だかんだと気にはかけていたとか言われているのよね。
この親父が……そうなん? って感じなんだけど。
古行和子(奥貫薫さん)
淳之介のお母さん。
ママ的にはちょっと理解不能なお母さん。
何か事情があってというのも感じさせず、ただ子供を置き去りにした母親。
この後出てくる和菓子屋の静夫さん。
この和子さんが身を寄せている(多分男女の関係よね)先の主人なんだけど、この人がね、「大人がいないと言ったらいないということなんだ」なんてなことをのたまうの。
子供になめられていない時代の大人を感じさせるんだけど、言ってることは結構とんでもない。
でも、頭悪い人が言う言葉でもなさそうよね。
そんな人が受け入れているんだから、和子さんにも何かの事情があるんじゃないかな……とは思うんだけど、それが何なのか、全くわからなかった。
子どもそっちのけで、静夫という男に惹かれていた……なんてことはないと思うんだけどなあ。。。
静夫(石丸謙二郎さん)
「大人がいないって言ったら、それは、いないってことなんだよ。」
なんて言葉がさらっと出てくる和菓子屋の主人。
視聴後の感想
「何年先になったって、夕日はやっぱりきれいだよ……」って、まあそうなんですけど、ママ的にはやっぱり、ヒロミさんに早く戻ってほしいなって思いで、あの夕日は切ない夕日に見えるのよね。
でも、竜之介さんやね、淳之介くんがね、「またすぐ一緒にカレーを食べれるさ」って言っていたしね。
続編の地上波予告ではなかったんだけど、ちらっと、『続・三丁目の夕日』のシーンにヒロミさんの姿が見えたから、どんな形になるかはわからないけど、また登場されるのねってわかった瞬間、あの夕日の色がまた少しだけ変わって見えました。
ところで、相関図をつくりながら気づいたんだけど、何度か登場する劇場支配人さん。
ヒロミさんがお父さんの借金返済のために働く云々という背景があるから、この支配人さんのことを何となく悪い人側に見てしまいそうになっていたんだけど、考えてみたら、和子さんに捨てられた淳之介くんをほっておくことができなかった人だし、ヒロミさんも、別にこの劇場支配人に借金していたわけでもなく、いわば、彼はヒロミさんに関わるところの世話を焼いていた人って感じなのよね。
なんか、竜之介さんからヒロミさんを奪い取っていった人みたいに思いこみそうになってたんだけど、そうじゃないのよね。
申し訳ない感情抱いちゃったわね。


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